from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
「読んで意味が思い出せるレベル」の英単語を爆発的に増やすことを目的に作られたテキスト「刷り単」は、その思い切りの良さゆえに、確かに効果があるようです。
聞いて瞬時に意味が分かるレベル、話す時に自分で使えるレベルまで引き上げようとすると、それなりに時間がかかります。
でも、それらを捨てて、あくまで読んで分かるレベルだけの英単語の数を増やしてくことだけに特化すれば、ある意味ウラ技的な覚え方もできてしまうのです。
記憶術の専門家が使うウラ技的な覚え方とは、
①イラストで視覚的に刷り込む
②ショートストーリーで脳に刻み込む
の2つです。
これは特に、初めて見る英単語に有効です。
そして、①と②に共通するコンセプトは、「ダジャレ」です。
そう、ダジャレなのです。
ダジャレで覚えると、脳に焼き付く
たとえば、「archive = アーカイブ」 という英単語があります。
意味は、「保管する」です。
この英単語のイラストには、「赤いブタ」が描かれています。
その赤いブタは、宝箱のような大きな入れ物に入っていて、顔だけのぞかせています。
大切に保管するための箱です。
そして、ショートストーリーの文章には、
「赤いブタを保管する」
と書かれています。
もうお分かりですね。
アーカイブ=あーかいブタ
という語呂合わせ、ダジャレで覚えるわけです。
ポイントは、意味まで唱えることです。
「あーかいブタを、保管する」
というように、ショートストーリーを唱えるわけです。
他にも、似たスペルの英単語では、
「achieve = アチーブ」があります。
この英単語の意味は、「達成する(目標などを)」です。
この英単語のイラストは、
「サッカー少年が炎天下で汗を流しながら練習している姿と、その後にトロフィーを手にしてニコニコしている姿」
になっています。
ショートストーリーは、
「あちぃ中(暑い中)部活をがんばって、目標を達成する」
です。
アチーブ=アチー中、ブ活をがんばって達成する
というように、途中で「中」という単語が入り込みますが、全体的に読み上げると、アチーブが入っている、とうわけです。
実際に記憶の効果がある
こんなダジャレで覚えられるのか?!ふざけてるだけじゃん!
と思われるかもしれません。
でも、実際に記憶術の側面から見ると、効果があるのです。
僕自身は、この本の英単語はすでに全部知っているので、自分の体験ベースで「効果がある」とは言い切れません。
でも、まだこの本の中の英単語を知らない人たちが、実際に覚えていく姿を見ました。
実は、僕はこの本の著者の吉野先生の2日間連続セミナーの後半に参加して、様子を見学させてもらったのです。
そこで、実際に2日間でこのメソッドを実践した受講生の方々の生の声を聞きました。
このダジャレ戦法を使って、英単語を2日で200~400個覚えられた人達の方向を受けたのです。
普通のやり方では、1日100個以上覚えて忘れないなど、不可能です。
でも、この方式だと忘れないそうです。
セミナー終了後に受講生の方々と飲み会にも参加したのですが、
「くだらないけど、不思議と覚えられて、忘れないんですよね~」
「くだからないから、覚えられるのかも」
「この2日間の間で、覚えた英単語が街中にあるのに気づいて、ポスターの英語とか、一瞬で意味が分かったんですよ。やっぱ記憶に残ってるんだなぁ~」
という声を聞きました。
そして、
「どのダジャレが好きか?」
で、みんなのお気に入りのダジャレ英単語を言い合っていて、すごく盛り上がっていました。
みんな笑顔で、ストレスなどみじんも感じない雰囲気だったのです。
これは、脳が「快感」を感じている状態です。
吉野先生いわく、脳には「しつけ方」があって、脳が喜ぶことをしてあげると、記憶力のポテンシャルを引き出せるそうです。
その手法をうまく詰め込んだのが、
「ダジャレをベースにしたイラストとショートストーリー」
だそうです。
そして実際に、その力は試験でも発揮されて、短期間でTOEIC100点~200点アップが普通だというのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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