【2年続けた音読テキストが、ついに終わりました⑪これまで感じた喜び】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※ネイティブ向けの2,000万部突破のベストセラー本「The 5 Love Languages」の原書を1冊丸ごと音読した感想の続きです。

2年間で色んな葛藤がありましたが、最終的には喜びが上回りました。

やっぱり、1冊最後まで仕上げた時の達成感と感動は大きいです。

今回はタイミング的に、ゴールデンウィークに開催した「オンライン自習会」の開催中に、最後のページまでたどり着きました。

もちろん、期間中に最後のページまで音読が終わったわけではありませんが、少なくとも最後のページの音声を聞くことができたのです。

最後の音声は、まるで飛行機が着陸する時のような、ゆったりしたBGMが流れてきました。

著者のチャップマン博士が最後のメッセージを言い終わった後すぐ、ナレーターの人が低い声で、

「Thank you for listening ~」

と言い始めました。

この音楽を最後まで聞きながら、僕はしみじみと、これまでの2年間を振り返っていました。

この達成感は、何とも言えないものがあります。

ベストセラーを原書で読み切った感動

これは、本が好きな人なら分かってもらえると思いますが、自分が気に入った本の原書を英語で読み切った時の感動は、とても大きいです。

特に今回の場合は、世界中で2,000万部も売れているベストセラー本です。

それを最後まで読み切れたのは、大きな自信になります。

「本を書く&読む」というのは、大昔から人々が情報の伝達に使ってきた手段です。

そこには、歴史の厚みを感じます。

現代は電子書籍やオーディオブックなどの形式に変わっていても、本を読む価値や効果は変わらないと思います。

音読のパワー:2年前の英文でも覚えている

僕は今回、この本を仕上げるときに、1ページずつじっくり精読しながら、精読で仕上がったページを30回ずつ音読しました。

30回では理解度が低いページは、ちょっと増やして40回~50回程度音読しました。

そうやって進みながら、全ページを30回以上音読したことで、内容を身体に刷り込むことができました。

試しに最初のページに戻って読んでみたところ、まだ記憶が鮮明に残っていて、ほぼ100%理解しながら読めました。

これが音読のパワーです。

時間をかけて身体に刷り込んだ内容は、時間が経っても忘れないのです。
おそらく、この本を1度通しで読んだネイティブの人よりも、僕の方がこの本の理解度は高い気がします。

もし仮に、本の内容の理解度をテストするような試験があったら、けっこう良い点を取れる自信があります。

自分の中に刷り込んだ知識は、今後も僕の人生の中で役立つ局面が何度か訪れるでしょう。

チャップマン博士を身近に感じる

さらに、オーディオブックで2年間、週6日間、著者のチャップマン博士の声を聞き続けてきたおかげで、チャップマン博士がすごく身近に感じられるようになりました。

普通に文字を読んでいるだけだったら、世界2,000万部ベストセラー作家のアメリカ人の博士は、すごく遠い存在に感じていたでしょう。

でも、目の前でクリアにしゃべっている博士の声を毎日聞き続けることで、すごく身近な存在に感じられるようになりました。

博士の声のトーン、優しい語り口、発音のクセなど、すべてが脳内に焼き付いています。

僕は今、何人かのネイティブの人がしゃべっている中でも、おそらく博士の声は聞き分けられると思います。

目を閉じると、目の前でチャップマン博士がしゃべっている姿がリアルに想像できます。

いつかチャップマン博士が来日公演をすることがあれば、ぜひ直接会って、お礼を言えたらいいなと思っています。

(こうして書くと、実現する確率が高まるので、あえて書いています)

僕はこれまでにも、ずっと「雲の上の存在」だと思っていたベストセラー著者の英語の先生達と、直接お話する機会を得たことが何度もありました。

松本茂先生、安河内哲也先生、清水建二先生、浦島久先生、横山カズ先生・・・など、著名な先生たちと話す機会を得ているなんて、数年前には想像もできませんでした。

だからきっと、今はすごく遠い存在に見えるチャップマン博士も、いつか直接お話する機会が得られるのでは?と密かに期待しています。

その時には、チャップマン博士の本を誰よりも深く読み込んだ日本人として(翻訳版を書いたディフォーレスト千恵先生以外では)、堂々と胸を張って自己紹介しようと思っています。

次回の記事では最終回として、僕がこの2年間、同じ本で音読を続けられた3つの秘訣をお伝えします。

 

・・・つづく

 

The 5 Love Languagesの原作はこちら

ちょっと英語はハードルが高いな・・・と思った方へ。この本を翻訳した日本語版は「愛を伝える5つの方法」として出版されています

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From  師範代Shinya(新村真也)

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4件のコメント

考えてもいませんでしたが、今回のブログを読んで、英語の原作を読めるようになってみたい。今回紹介された本を読んでShinya さんの様な達成感味わいたいな。って。とてつもない事感じてしまいました。
いつか、そこまで行かれます様に。

そう感じてもらえて良かったです!
英語力が上がるにつれて、最初は考えてもみなかった興味や楽しみが出てきたりします。
Setsukoさんも僕の記事を読んで英語の原書を読むことに興味がわいてきたということは、英語力が上がっている証拠です。
原書を読む日は、きっと実現しますよ(^^)

Shinya さんからのメッセージは、いつも、自分でも出来るかもと。思わせてくれる力があります。原書を読む日がくると思ってしまいます。私もShinyaさんと、原書で読む良さを話せる日を楽しみに頑張ります。

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