from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※ネイティブ向けの2,000万部突破のベストセラー本「The 5 Love Languages」の原書を1冊丸ごと音読した感想の続きです。
最終回の今日は、僕が2年間同じテキストをやり続けられた3つの秘訣をお伝えします。
秘訣①自分の興味があるジャンルを選んだ
まずは、これが一番大きな要素です。
この本の内容は、僕が興味があって長年研究を続けてきたジャンルです。
なぜ、「この人が世界で1人だけのパートナーだ!」と感じるほどラブラブな相手と結婚したはずなのに、数年後には離婚してしまうことがあるのか?
離婚するほどではなくても、自分のパートナーに不満を抱えながら生きている夫婦の数がこれほど多いのはなぜか?
それが、僕が最も知りたいことでした。
そのために、日本語で出版されている男女の心理学を読みあさり、セミナーにも参加してきました。
「リアルに離婚寸前の夫婦」を、カウンセラーがどうやってサポートするのか?
その現場を実際に目撃してきました。
さらに僕自身も、サヤと結婚した直後から、月1ペースで2人で一緒にカウンセリングを受けて、「新婚の危機」を乗り越えてきました。
新婚の時には、お互いの生まれ育った家庭から刷り込まれた「当たり前」が違うことで、
「なんでそんなことするの?!」
「もっと○○してよ!」
というように、衝突することはよくあるのです。
男女の心理学は、僕にとって最も興味が強いジャンルでした。
実は英語学習歴よりも長く、初めて本を読み始めたのは22年前です。
だからこそ、下地知識が今回の本の理解度を助けてくれました。
英文レベルが多少自分の実力を上回っていても、下地知識がある方が理解度が上がるのです。
趣味や仕事など、自分が下地知識や経験のあるジャンルの英文を音読することが、続ける秘訣です。
②途中でやめてもいい、と常に自分に言い聞かせた
僕は自分が英語テキストをやる時に、「いつでもやめる心の準備」をしています。
これは矛盾するようですが、「この1冊を必ず最後のページまで終わらせるぞ!」と自分にプレッシャーをかける方が、挫折しやすくなります。
それよりも、もっと軽やかな気持ちで、「まずはこのページまで続けてみて、面白かったら次のセクションもやってみよう」というように、ゴールを小分けにしています。
自分に厳しいルールを設けると、理解できない英文が出てきた時に焦って苦しくなります。
苦しくなると、乗り越えられる確率が減ります。
いつでも辞める覚悟があるからこそ、粘り強くなれるのです。
③英会話のネタにした
僕は週6日間、オンライン英会話レッスンを受けています。
お気に入りの先生を数人決めていて、その先生たちが空いている時には素早く予約します。
音読をしていてムズカしい英文が出てきたら、僕はお気に入りの先生たちとの英会話レッスンのネタにしていました。
「今週こんなムズカシイ英文が出てきたんだけど、これって文法的にどういう仕組みでこうなってるんですか?」
といった質問は、熟練の先生でもけっこう苦労します。
僕もそれを分かっていて、あえて完璧な解説は求めません。
ただ、この文をネイティブが見てどう思うのか?
その感覚が知れればOKだと思っています。
聖書の引用などは、おそらく僕ら日本人にとっては和歌や俳句に近い感覚なのかもしれませんね。
毎回の英会話のネタにしていると、理解できない英文が出てくるとワクワクするようになりました。
今週のネタが見つかったぞ!
という気分になるのです。
逆にすんなり精読できてしまうと、ちょっと寂しい気分になったりしました。
そうやって、「分からない部分をネタにして楽しむ」ことができたのが、最後まで続けられた秘訣だと思います。
以上、全12回に渡って、僕の音読体験談をお伝えしました。
今回のシェア内容の1つでも、あなたの英語学習に役立ったら嬉しいです。
また次の音読用素材が決まったらシェアしますね。
(完)(→この記事を最初から読む)
The 5 Love Languagesの原作はこちら
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