【2年続けた音読テキストが、ついに終わりました⑧超ムズカしい英文の正体2】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※この2年間の音読の中で一番ムズカしかった英文が、ついに読み解けた時の喜びの体験談のシェアです。

Could it be that deep inside hurting couples exists an invisible “emotional love tank” with its gauge on empty?

この英文のメインの主語は、てっきり「couples」だと思っていたのに、そもそもそれが間違いだと知って、僕は驚きました。

ネイティブの先生から教わった文法ルール、

「There is 構文の代わりに、There exists と言い換えることができる。さらに、There を省略して exists だけにすることもできる。」

ということを初めて知りました。

確かに、Thare is 構文の there の役割は、「初めての話題を出す時の前置き」なので、省略しても意味上は大きな問題にならない、というのは分かります。

その視点で、もう一度この英文を分析してみました。

・Could it be that ~= that 以下のことはあり得るのか?

・deep inside hurting couples =カップルたちの心の奥底に

・(There) exists an invisible “emotional love tank”=見えない感情的なラブタンクが存在している

・with its gauge on empty?=ゲージが空っぽの状態で。

という構文が透けて見えてきました。

なるほど!!

そういうことだったのか!

つまりこれは、もっとシンプルにすると、

There exists a love tank deep inside hurting couples.

(カップルたちの心の奥底に、ラブタンクが存在する)

という流れになります。

deep inside ~以下は、場所を表す副詞句になるのです。

もっとシンプルな別の例で書くと、

There is a table in the room.

(その部屋の中にテーブルがあります)

の構文と同じです。

「in the room」 の部分が、「deep inside hurting couples」にあたるのです。

そして、さらに分かりづらくさせている要素として、この部分が本文の中では「倒置法(とうちほう)」で前に出ています。

つまり、

In the room there is a table.

(部屋の中にあるのは、1つのテーブルだ)

みたいなニュアンスで、先に場所が来るのです。

本文の中での倒置法をなくして元に戻すと、

Could it be that (there) exists an invisible “emotional love tank” with its gauge on empty deep inside hurting couples?

になるということです。

これが見えた時に、僕の中で初めて、この構文がしっくり来ました。

日本語翻訳版の文章がしっくり来る

実は僕は、行き詰まった時にはすぐに日本語翻訳版の文章を見るようにしています。

でも、翻訳版は基本的には「意訳」なので、文法通りに訳されているとは限りません。

あくまで日本語として読みやすいように訳されています。

だから僕は、今回の例文に関してはあまり翻訳版の文章を詳しく分析していませんでした。

でも、構文が分かった後に改めて見返してみると、こう書いてありました。

↓↓↓

【日本語翻訳版の文章の引用】

痛み・苦しみを抱えている夫婦の心の奥には、目に見えない空っぽの「感情的ラブタンク」があるのではないでしょうか?

この訳は、僕が構文を分析できた後に取れるようになった意味を、見事に表しています!

しかも、自然な日本語で!

やっぱり、プロの翻訳家はスゴいですね!

僕がこの英文をそのままの語順で直訳するとしたら、こんな感じです。

↓↓↓

直訳:こんな可能性があるのではないでしょうか、心の深い部分が傷ついたカップルの内部には、存在していると、見えない「感情的な愛のタンク」が空っぽの状態で。

難しい構文を分析する流れ

以上、なんだかとても複雑な解説になってしまいましたが、僕が行き詰まった時に頭の中で文法を解析する過程が少しでも伝わったでしょうか?

構文が見えずに行き詰まった時には、

①いったん手放して、まずは何度か音読してみる

②音読するうちに、「あっ!そういうことか!」と気付くことがある。

③音読しても構文が見えてこない時には、ネイティブの先生に聞いてみる。

④ネイティブの先生も万能ではないので、数人の先生に聞いてみて、一番しっくり来る解説を採用する。

⑤同じ構文で書かれたシンプルな文章を何度か音読する。

例:There exists a table in the room.

⑥シンプルな文章で構文のイメージがしっかり取れたら、もう一度オリジナルの英文の単語を声に出す。

例:There exists an invisible “emotional love tank”.

という流れです。

こうすると、どんな難解な構文でも、最終的にはしっくり来る状態に持って行けます。

そして僕の作っている音読や瞬間英作文の動画セミナーも、同じような流れで作っています。

↓↓↓

①みんながつまずきそうな構文を先回りして、セミナーの中で取りあげる。

②同じ構文を使った「もっとシンプルな英文」に置き換えて解説する。

③シンプルな英文で構文がしっかりイメージできるようになったら、元の英文を一緒に見ながら、共通点を解説する。

④必要であれば、事前にネイティブの先生に質問して、ニュアンスの違いなどの確認を取る。

という流れです。

僕自身がムズカしい構文を攻略する手順を、セミナー内でも再現しています。

この手順を体験してみたい場合は、僕の動画セミナーを受けてみてください。
↓↓↓

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次回の記事では、

③2年間この本で音読を続ける中で感じた葛藤&喜び

をお伝えします。

 

・・・つづく

 

The 5 Love Languagesの原作はこちら

ちょっと英語はハードルが高いな・・・と思った方へ。この本を翻訳した日本語版は「愛を伝える5つの方法」として出版されています

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4件のコメント

 インテリな人は難しい構文をよく使うんですね。勉強になりました。
 昔の5000円札の新渡戸稲造氏の著書「武士道」(原作は英語です)にも似たような構文があったはずです。倒置法で思い出しました。

見つけました。この文です。流石は偉人ですね。1900年出版なので当然かもしれませんが。

In manifold ways has Bushido filtered down from the social class where it originated, and acted as leaven among the masses, furnishing a moral standard for the whole people.

シェアありがとうございます!
崇高な雰囲気の英文ですね!さすが偉人!

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