【2年続けた音読テキストが、ついに終わりました③本の要約をシェア2】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※音読トレーニングの素材として2年間使い続けていた本が、ついに最後のページまで仕上がった感想シェアの続きです。

(本の内容の要約のつづき)

英語と日本語には発音、文法にまったく共通点がありません。

深く学べば学ぶほど、むしろ真逆と言って良い程、かけ離れています。

それと同じように、個人の「Primary Love Language = 愛の母国語」にも、大きな差があります。

愛の母国語が違うだけで、驚くほど気持ちが通じないのです。

しかも、「相手の母国語が違うこと」に気付きにくいのが、さらに事態を悪化させます。

日本人が英語で話しかけられたら、最初の数秒で「あっ!この人は外国人だ!」と気付きます。

でも、愛の言語は一緒に何年も暮らしていても、相手が違う言語を話すことに気付きません。

「こんなに尽くしているのに、なぜあなたは私を大事にしてくれないの?」

「こんなに大事にしているのに、何が不満なんだ!これ以上、俺にどうしろって言うんだ!」

というように、お互いに不満をぶつけ合っても、分かり合えないのです。

よくある「通じないパターン」

愛の言語は、全部で5種類。
↓↓↓

①相手のお世話をしてあげる(サービス行為)

②相手との時間を大事にする(クオリティータイム)

③相手の身体に触れる(フィジカルタッチ)

④相手をホメたり感謝の言葉をかける(ポジティブな言葉)

⑤相手にプレゼントをあげる(ギフト)

よくドラマなどで見かける「愛が通じない」すれ違いパターンは、

・奥さんの母国語=②クオリティータイム

・旦那さんの母国語=⑤ギフト

の組み合わせです。

奥さんは、旦那さんと一緒の時間を過ごしたいと思っています。

テレビを消して2人でゆっくりおしゃべりをしたり、何かを一緒にしながら2人だけの時間を過ごすことで、幸せを感じます。2人で過ごす時間あることで、「自分が旦那さんから大切にされている」と感じるのです。

一方、旦那さんは「妻に経済的な自由を与えること」が、男の甲斐性だと思っています。

妻が働かなくてもいいように、欲しいものをいつでも自由に買えるように、自分が一生懸命残業して、出世して、お金を稼ぎ続けることが愛情の証しだと思っています。

誕生日や記念日には、欠かさず高価なプレゼントを妻に渡します。

この夫婦は、お互いに相手のことを大事にしているのです。

ところが・・・その想いは通じません。

愛の母国語が違うことで、ジワジワと相手への不満が積み重なっていくのです。

奥さんは旦那さんが家に帰ってくると、待ちに待った2人だけの時間(クオリティータイム)が過ごせると思っています。

でも、仕事で疲れてクタクタになって遅くに帰ってくる旦那さんは、家に着くとすぐに「自分の時間」を過ごそうとします。

当然、奥さんの話をほとんど聞いてくれません。

さらに、連日残業で帰りが遅いので、そもそも家にいる時間がほとんどありません。

そうなると、奥さんの心の中にある「愛情タンク」の中身がだんだん減っていきます。

でも、旦那さんは「自分は奥さんのために働いている」と思っています。
だから、自分の愛の母国語で愛情表現しているのです。

ちゃんと誕生日や記念日は忘れずに、高価なプレゼントを買ってきます。
でも、その気持ちは奥さんには届きません。

奥さんの方はプレゼントを見た時に、こう感じます。

「ふだん私を放っておいて、年に数回のプレゼントだけでご機嫌を取ろうとしてる。モノで私の心を釣ろうなんて・・・私はその程度の存在なのね!」

と。

「結婚前には、この人はどんなに忙しくても私との時間を作ってくれた。でも、今は一緒に住んでいるのにあの頃よりも2人で過ごす時間が少ない。結婚してから、この人は変わってしまった・・・」

と悲しくなっています。

奥さんが欲しいのは、ブランドバッグでも宝石でもなく、「旦那さんと一緒に過ごす1日10分のクオリティータイム」なのです。

それがあれば、プレゼントがなくても幸せなのです。

旦那さんが1時間残業して稼ぐお金で買うプレゼントよりも、1時間早く帰ってきて2人で過ごす時間がある方が嬉しいのです。

でも、それが旦那さんには通じません。

旦那さんの目からは、

「こんなにガンバっているのに、なぜかいつも妻の機嫌が悪い」

「結婚前は、あんなにプレゼントを喜んでくれたのに・・・」

「結婚してから、妻の性格が変わってしまった・・・」

というように見えています。

なんとかご機嫌を取ろうとして、仕事帰りにケーキを買って帰ることもあります。(追加ギフト)

でも、追加のギフトでは奥さんの機嫌は良くなるどころか、もっと悪くなるかもしれません。

その結果、

「いったい、これ以上俺にどうしろと言うんだ?」

と、八方ふさがりになります。

実は2人の「愛の母国語」が違うだけなのに、それが見えないから、「結婚したら相手が変わってしまった」と感じるのです。

その結果、浮気をすることで、他の異性から愛情タンクを満たしてもらおうとすることもあります。

デメリットの方が大きい行動をしてしまうのが人間

チャップマン博士によると、人間にとって「心の中の愛情タンクが空っぽになること」は、耐えがたい苦痛だそうです。

愛情タンクを満たすためには、どんなに道徳的に間違っていると思えることでも、やってしまうのが人間のサガらしいです。

デメリットの方がはるかに大きい行動を、してしまいます。

たとえば、

・成功して美人の奥さんと可愛い子供達がいる人気俳優が、浮気していることがバレて離婚。TV番組やCMの仕事も降ろされて、収入が激減する。

・お金持ちの家庭で何不自由なく育てられた子供が、ある時突然グレて家出して、犯罪の道に染まってしまう。

などなど、どう考えてもメリットよりデメリットの方が大きい、理不尽な行動を起こしてしまうのは、すべて「愛情タンクが空っぽになった」のが原因だそうです。

夫婦、親子、友人、すべての人間関係に「愛の母国語」は影響を及ぼします。

なのに、ほとんどの人たちは自分の愛の母国語すら知らないまま過ごしているのです。

これでは、すれ違う夫婦や親子が絶えないのも、うなずけます。

 

・・・つづく

 

The 5 Love Languagesの原作はこちら

ちょっと英語はハードルが高いな・・・と思った方へ。この本を翻訳した日本語版は「愛を伝える5つの方法」として出版されています

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