from 師範代Shinya
「普段の生活で英語を使う機会なんて、あるの?」
というコメントです。
もちろん、海外と取引のある会社に勤めている人なら、こんなことを言われることはないでしょう。
でも、趣味で英会話を始めた人なら、高い確率で周りの人達から「英語を使う機会なんて、あるの?」と聞かれた経験があると思います。(周りの人達のキャラにもよりますが)
こんなことを聞かれるのは、習いごとの中でも英語だけです。
趣味でテニスやゴルフを練習している人が、
「日常生活でテニスのスキルを活かす機会はあるの?」
とか、
「そんな高級なゴルフクラブを買って、ゴルフ以外のシーンで使う機会はあるの?」
なんて聞かれることはありません。
なぜか、英語だけが「日常的に使わないとダメ」「仕事で使えるレベルまで高めないとダメ」という固定観念が日本人の中にあって、それをぶつけられることが多いです。
ただ、趣味で英語を学んでいる場合でも、ある日突然、英語力が必要になることがあります。
それは、突然やってきます。
予測できません。
英語学習は、いざという時の防災訓練のようなものです。
ピンチになった時に「練習しとけば良かったー!」と思っても、もう遅いのです。
僕がこれまでに体験した「いきなり英語が必要になったシーン」
僕が28才でやり直し英語学習を始めてから今までの間に、予想外だった「英語を使うシーン」をご紹介します。
①駅前でストリートダンスの練習中に、いきなり外国人に話しかけられた。(その時に対応できたおかげで、彼と友達になり、その後の僕の人生を変えるほどの影響を与えてもらった)
②マジックの世界で超有名な海外マジシャンがレクチャーをしに来た時に、レクチャー後の飲み会で自分がすぐ隣の席に座ることができた。
通訳の方以外は僕だけが英語を話せたので、憧れのマジシャンから、レクチャーの外側の話を聞かせてもらえたり、こちらの話も聞いてもらえて、学びが一気に深まった。
③気に入った日本語翻訳版のビジネス書を読んだ後、さらに学びを深めたくて英語の原書を読んだら、想像を絶するほど濃い内容だった。
日本語訳版では省かれていた部分が読めて、すごく得した気分になった。
④僕が普段使っているVimeoのアプリで不具合が出たときに、問い合わせフォームが英語オンリーだったので、英語で問い合わせした。
おかげですぐに対応してもらえたが、日本語しか使えなかったら、問い合わせフォームに入力することすらできなかった。
などなど、予想外で英語が役立つシーンがけっこうありました。
これらはすべて日本国内で役立ったケースです。
海外旅行中に役立った体験を入れたら、ピンチを切り抜けられたことは何度もあります。
今振り返っても、海外旅行中に「あの時、もし英語ができなかったら・・・どうなっていたんだろう?」と思うとゾッとする体験も何度かありました。
最近、英語が役立ったこと
そして最近、英語が予想外に役立ったケースがまたありました。
それは、このブログ記事でも何度かご紹介したウェブカメラ「OBSBOT Tiny 4K」の会社とのやりとりです。
このカメラは、僕が自腹で買おうと思っていたタイミングで、ちょうどなぜか向こうから僕のYouTubeチャンネルを見付けてもらえて、
「レビュー動画を作ってくれませんか?そのままサンプル製品はプレゼントします。」
というオファーをもらいました。
すごい引き寄せに、鳥肌が立ちました!
このカメラの製造元は中国のテック企業ですが、最初に向こうからメールが来た時には、日本語で翻訳された文章でした。
ところが、問題がありました。
それは、メール本文がすごく読みづらかったのです。
理由は2つ。
①文法が崩れていて、言いたいことがイマイチ伝わってこない。
②日本語に使われている漢字が「中国語仕様」で、読めない漢字がいくつか入っている。
この2点から、先方の言いたいことがつかめずに、いったんはあきらめかけました。
でも、メールの下をスクロールして見ていくと、なんと翻訳前のメール原文は中国語ではなく英語でした。
英語の原文を読んだら、すごく分かりやすくて、すんなり意味が分かりました。
英語でやりとりした方がラク
そこで僕は、日本語ではなく英語でメール返信してみました。
そしたら、むこうの担当者の方も翻訳ソフトを使うのをやめて、ダイレクトに英語で返信してきました。
その後は何度もやり取りを進めながら、無事、カメラが手元に届きました。
その後も何度も連絡を取り合いながら、レビュー動画を作っていきました。
余談ですが、今の中国の電化製品は、年々クオリティーが上がっています。
一昔前は「安かろう悪かろう」のイメージだったのに、その後は「安いのに高品質」な製品を作るようになりました。
そして今では「高いけど、その価格に見合う超高性能」な製品をどんどん世界に出しています。
ちょうど昔のソニーやパナソニックなどの日本企業が世界に進出して、その名を轟かせていた時代と同じ感覚です。
今ではその役割を、中国のテック企業が担っているように見えます。
特にカメラ、マイク、オーディオ、パソコン、ドローンなどの機器の世界では、中国メーカーの技術力の高さが目立ちます。
僕が今、外で子供を撮影するのに最も使っている小型カメラ「DJIポケット2」も、中国のメーカーです。
価格は6万円しましたが、使いやすさと映像&音声のクオリティーに、価格以上の価値を感じます。
DJIはドローンの世界シェアNo.1なので、今後ますます成長が期待されている企業です。(なんと、シェア7割だそうです!)
僕が普段英会話レッスンを受けているアメリカやイギリスなどの英語圏の先生たちに、
「ガジェット製品作りで強い国はどこだと思いますか?」
と聞くと、みんな口を揃えて「China!」と答えます。
日本人が抱く中国製品のイメージと、世界の人達が抱く中国製品へのイメージは、けっっこうかけ離れているように感じます。
英語のやりとりでスムーズに!
今回、僕は中国企業の担当者とお互いに英語だけでやりとりしたおかげで、すごくスムーズにコミュニケーションが取り合えました。
もし、英語のやりとりができなかったら、そもそも最初のメール内容を僕が理解できず、そのまま無視していたかもしれません。
ちなみに、今回の依頼を受けたのはあくまでYouTubeの動画作りで、ブログでのレビュー記事は僕の個人的な好みで書きました。
お気に入りガジェットをゲットして使っている喜びを、ブログ読者の方々とシェアしたい!と思ったからです。
英語が必要な時は、突然やって来る
今回改めて思ったのは、英語が必要な時は、何の前触れもなく突然やって来る!ということです。
そして、必要になった時に焦って勉強し始めても、もう遅いです。
英語学習は、防災訓練のようなものです。
ふだんから技を磨いておき、いざというときには、無意識レベルで身体が動くようになっていれば、思わぬチャンスをつかみ取ることができるでしょう。
そして、その日がいつ来るか?は、自分にも分かりません。
周りの人達にも分かりません。
今は英語を使う自分の姿がイメージできなくても、コツコツとスキルを積み上げていけば、想像もしなかった形で使うシーンがやって来るかもしれません。
これからも一緒にガンバりましょう!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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