【英会話の上達は「順番」が9割①】

 from 師範代Shinya

「英会話レッスンをずっと受け続けているのに、なかなか話せるようになりません」

これは、よく聞くお悩みです。

僕自身も、このモヤモヤした状態を経験したことがあるので、よく分かります。

原因は人それぞれですが、まず一番よくあるパターンは、

「やることの順番が間違っている」

というケースです。

英会話の上達には、3つのステップがあります。

1.知識を仕入れる(文法、英単語など)

2.知識をスキルに変える(反復練習。音読&瞬間英作文)

3.スキルを対人で試す(英会話)

スポーツや武道と同じように、この3ステップをグルグル回すことで、英会話は上達していきます。

1.まずは本を読んで文法のルールや英単語の意味を知ります。

2.次に、音読や瞬間英作文トレーニングで、1.の知識を口に馴染ませていきます。最初はぎこちない状態から、スムーズに口が回る状態になるまで続けると、とっさに英語が口から出る下地ができます。

3.スキルに変えた英単語や文法を、実戦の対人英会話の中で試します。
この3つの順番が逆になっていたり、ステップが飛ばされていると、何年続けても上達実感を得られません。

あるあるのパターン

たとえば、僕のケースでは、最初は1.の知識と2.のスキルの部分をすっ飛ばして、いきなり3.の試合だけを繰り返していました。

これは、最初のうちだけ「場慣れ」して上達実感を得られるのですが、しばらくすると完全に止まった感じになります。

インプットしていないものは、アウトプットできないからです。

中身がスカスカなのに、一生懸命出そうとして、「あれ?なかなか出てこないなぁ?」と悲しくなっていたのが、僕の最初の頃でした。

たまに「英語は話しながら覚えろ」みたいなメソッドを聞きますが、僕のようになるケースが多いでしょう。

これもよくあるパターン2つ目は、

「英会話レッスンで教材を使いながら、新しい英単語や文法を教わっているから、一度にインプットとアウトプットを両立している」

と思いながら続けている状態です。

残念ながら、このパターンでインプットが成立することは、ほとんどありません。

アウトプットの英会話をしながら、相手から教わったことを一発で記憶して、次回から使えるようになるというのは、奇跡に近いです。

たとえば、外国人の先生から、新しい英単語を教わって、「あ、そうか!ここでは○○って言えばいいのか!」と分かったとします。

その後、何もせずにその英単語を次回のレッスンの会話の中に盛り込んで話せる、なんてことは、なかなか起こりません。

おそらく3日もすれば、「あれ?こないだのレッスンで先生が言ってた単語、なんだっけ?」と記憶が薄れていくはずです。

もし、新しい英単語を記憶に定着さて使いこなせるようになりたいなら、レッスン後の復習が必要になります。

教わった英単語をレッスン後に何度も見返して、声に出す練習をすれば良いのですが、そこまでやっている人は多くはないと思います。

また、インプットとアウトプットを同時に行うのは、「記憶の効率」という点で見ると、あまり良くありません。

アウトプットはあくまで「しっかりインプットした後に行う」ことで、最大限の効果を発揮するからです。

ステップ2を飛ばすパターン

3つ目が、一番よくあるパターンで、2.のスキルに変える部分を飛ばしてしまうケースです。

新しい英単語や文法を本で学んだ後に、反復練習を飛ばしていきなり英会話の中で使おうとすると、たいていは口から何も出てこなくて終わります。

その結果、上達実感を味わえないまま何年も過ぎてしまうのです。

僕たち日本人は、学校で1.の知識のインプットだけをひたすらやっていきます。

そして、社会に出たら、いきなり「習うより慣れろ!」のスパルタ方式で英会話レッスンを受けるのです。

その結果、うまくできずに、「自分には英語の才能がないんだ・・・」とヘコんで、だんだんフェードアウトしていってしまいます。

このように、1.2.3.のステップの順番を入れ替えたり、飛ばしたりすると、何年も上達実感を得られないまま、英会話スクールに通い続けることになるのです。

そしてもう1つ、ステップ2をやっているよ、という人でも、ハマっている落とし穴があります。

 

・・・つづく

 

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