【英語を話せる力を直接証明できるタイプのTOEICテスト⑨】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

前回までの記事で、TOEIC900点を持っていても、英語を流ちょうに話せるかどうかは100%証明できない理由をお伝えしてきました。

TOEIC900点を取ってさえも、「英語を話す力」を証明できないとしたら、スピーキング練習を頑張っている人にはツラいことです。

その対応策として、最近はAIを使って会話力を判定するテストが増えてきました。

スマホでカンタンに英会話力を測れるテストです。

ただ、現時点ではまだTOEICに比べると「大手企業がこぞって従業員の英語力の評価基準に採用する、公的な英会話力を証明するテスト」

としては、普及率は高くない印象があります。(今後どうなるか分かりませんが)

もし、TOEICのブランド力と信頼性で、自分の英語を話す力を直接証明できたら・・・しかもTOEICブランドのテストで。

さらに、できればテスト対策自体がダイレクトに英会話力のアップにつながると嬉しいな・・・

そんな要望に応えるテストが、実はすでに存在します。

それが、TOEIC SWテスト(スピーキング&ライティングテスト)です。

文字通り、話す力と書く力の両方を、ダイレクトに測るテストになっています。

SWテストでは、その場で与えられたお題に対して、アドリブで内容を考えて話したり書いたりします。その中で、

・発音スキル

・流ちょうさ

・文法の正確さ

・英単語力

・文章の構成力

などを総合的にジャッジされます。

試験は一発勝負で録音し、反応時間も正確に決められているので、リアルな英会話コミュニケーションに近い環境で英語を話すことになります。

そのため、「SWテストの点数が高いけど、英語が話せない」という人は、存在できない仕組みになっています。

自分の英会話力を客観的に見て、それを社会に証明したい人にとっては、SWテストはうってつけのテストでしょう。

SWテストがあまり有名ではない理由

SWテストは、従来型のLRテスト(リスニング&リーディングテスト)に比べて、まだ認知度が低いと思います。

その理由は、受験のハードルが高いからです。

SWテストのハードルを上げている原因は、大きく3つあると思われます。

①受ける場所の問題

②準備時間の問題

③情報不足の問題

この3つがハードルを上げていると感じます。

①受ける場所の問題

LRテストの場合は紙のテストなので、1つの会場にたくさんの受験者を入れて、CDプレーヤー1つを部屋の前に置けば、受験環境が整います。

でも、SWテストは紙を使わずパソコンの画面を見ながら受験するスタイルです。そのため、パソコンが備え付けられた会場に行く必要があるのです。

受験者は試験会場に直接行って、そこに用意されているパソコンの前に座り、マイク付きヘッドホンを装着して受験します。

そのため、どうしても会場の選択肢は限られてしまいます。

近場の会場で受けやすいLRテストに比べて、SWテストは遠くの会場まで行かないと受けられないことが多いのです。

実際に僕も以前SWテストを受けようとしたことがあったのですが、最寄り会場でもかなり遠く、移動手段や出発時刻の早さなどを考えているうちに気持ちが萎えて、断念しました。

 

・・・つづく

 

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