from 師範代Shinya
(→前回の続き)
英会話スクールの授業料が、3年間トータルで80万円でしたが、これは十分に元を取れたと感じました。
もちろん、英会話スクールのレッスン効果に過剰な期待をしてはいけませんが、ふだん自分でインプットしている人が、「良質なアウトプットの場」として考えるなら、とても良い投資になると思います。
英会話スクールに加えて、僕がアウトプットの場として使ったのが、外国人バーです。
文字通り、外国人のマスターが経営していて、お客さんも外国人が多いというバーになります。
僕が最初に通っていたのは、カナダ人男性のオーナーが経営するバーでした。
お客さんの層は幅広くて、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、イタリア、イランなど、英語圏以外の国の人達も常連客として通っていました。
外国人バーに通うのに使った金額
外国人バーは、入場料はかかりません。
とりあえず行って、何かメニューをオーダーすれば良いだけです。
僕の場合は、お酒が飲めないので、コーヒーやウーロン茶などを毎回注文していました。
日本の会社の飲み会だと、お酒を飲めいことで肩身が狭い思いを何度もしてきました。
「何飲んでるんですか?」とか、「え?お酒じゃないの?せっかく来たんだから、お酒飲まないと!」みたいに言ってくる人がけっこういたのです。
でも、外国人バーではそういう質問をしてくる人がまったくいなくて、僕にとっては快適な空間でした。
1回の滞在時間は、最低でも2時間と決めて、その間にできるだけお客さんやバーテンダーの外国人たちと話すようにしていました。
2時間の滞在時間で、だいたい2杯のドリンクを注文しました。
ソフトドリンクは1杯500円だったので、2時間で1,000円使いました。
毎回そのパターンで、週3回ペースを1年間続けました。
なので、外国人バーに使ったトータル金額は、
週3,000円×1年 = 16万円
です。
外国人バーへの投資元は取れたのか?
外国人バーに通ったことによる投資は、回収できたのか?と言われたら・・・最初の1年目はけっこう微妙でした。
当時の僕はまったくの英語初心者っだったので、ほとんどしゃべれない状態で突撃したのです。
だからコミュニケーションは単語を並べる、ジェスチャーで何とか伝えるということの連続で、英会話の上達実感は、1年続けてもあまり感じられませんでした。
相変わらず相手の英語は聞き取れないし、自分の口から流ちょうに英語が出てくることなかったのです。
ただ、1つだけ投資元が取れたと言えることがあります。
投資元が取れたと感じたこと
それは、「場慣れして、知らない人に話しかける度胸がついた」ことです。
日本人は、知らない人に話しかける文化で生まれ育っていないので、最初の第一声にとても勇気がいります。
外国人と目が合って、相手からニコッとされたら、反射的に目をそらすのではなく、「Hi, how are you?」と口から出てくるようなクセがつきました。
また、「英語を話せない自分が恥ずかしい」という意識も、最初の1年間でなくなりました。
会話が続かずピンチになるたびに、電子辞書でもスマホでも何でも使って、何とか意思疎通する体験を積み重ねることができたらからです。
①「恥ずかしい自分」「できない自分」を受け入れられたこと。
②英語ができなくても、何とかコミュニケーションはできると知ったこと。
③知らない外国人に話しかける度胸がついたこと。
この3つを得られたことが、僕にとっては16万円を払った価値がありました。
このマインドセットは、後に自分がある程度の英語力を手に入れた時にも役立ちました。
中級者ぐらいになった時にみんなが感じる、「聞ける内容と、話せる内容のレベルのギャップに、ヘコむ」というステージで、必要以上に落ち込まずにトレーニングを続けられたからです。
「まあ、今はこんなもんさ!」
「数年前に比べたら、けっこうマシじゃん。」
と思えるようになったからです。
初心者のうちに「まったく英語が話せない自分」を感じる経験を何度もして慣れておくと、後から耐性が付くことが分かりました。
ただし、人によっては単にヘコんでモチベーションが落ちるだけで終わってしまうので、すべての人に良いと思える方法ではありません。
結果的に自分には良かったですが、スパルタな方法なので万人にオススメしません。
ただ、どこかのタイミングでアウトプットの経験値を積む必要は出てきます。
今だったら、僕はおそらくオンライン英会話レッスンで代用すると思います。
週3,000円外国人バーに使う予算を、月謝1万2,000円のオンライン英会話レッスンに回した方が、毎日のアウトプット量は増えると思います。
ただ、もしあなたが、「リアル対面ならではのライブ感」を味わいたいなら、外国人バーはオススメです。
酔っ払った外国人と話す体験ができるのも、バーならではのユニークさだと思います。けっこう楽しいです。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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