from 師範代Shinya
(→前回の続き)
もう1つ、僕にとって一番大きなリターンがあった投資は、「英語テキスト」です。
英語テキストがないと、勉強は始まりません。
僕が初心者レベルから始めて英検1級を取るまでに間に使ったテキストは、
・市販テキスト
・英会話スクールのオリジナルテキスト
の2種類でした。
英会話スクールのオリジナルテキストの金額は、以前の記事で授業料の計算の中に含めたので、今回は除外します。
英語力アップという観点で見ても、やはり市販のテキストを活用できたことが、最も僕にとっては大きかったです。
特に、僕の英語力に大きな影響を与えたのは、
・大西泰斗先生とポールマクベイ先生の「ネイティブスピーカーシリーズ」
です。
これらは、本当に投資元の何十倍、何百倍のリターンがあったと感じています。
僕が買った市販の英語教材のトータル金額(「積ん読」になったものも含む)
正直に言って、僕は今まで買った英語テキストで積ん読になって活用できなかったものも、けっこうあります。
買った瞬間にはテンションが上がったけれど、いざやり始めたらモチベーションが急激に落ちてしまったり。
持っているだけで満足して、表紙を眺めるだけで終わったり。
そうなってしまったテキストを振り返ってみると、当時の僕のレベルに合っていなかったり、目的に合っていないものがほとんどでした。
でも、そういったムダがあっても良いと僕は思います。
自分に合わないテキストを何冊か買う経験をしないと、自分に合うテキストもまた、分からないからです。
特に僕の場合は、やり直し英語を始めて最初の1年目は、自分に合わないテキストばかり買っていました。
まだ英語で自己紹介もできないレベルなのに、「ネイティブが使う、こなれた英語フレーズ集」を買ってみたり。
黒人ラッパーが使うような、きわどいスラング表現集を買ってみたり。
そういった「身の丈に合わない英語テキスト」は、結局自分の中で定着せずに、最初の数日間パラパラとめくるだけで終わりました。
ただ、興味のおもむくままに、ランダムに買っていたのです。
でも、森沢先生の「英語上達完全マップ」に出会ってからは、そこに書いてある「推奨テキスト」だけをピンポイントで絞って買うようになりました。
そして、1冊のテキストを年単位で何度も音読したり瞬間英作文することで、1冊のテキストから搾り取れる栄養素が格段に上がったのです。
僕が市販の英語テキストに使ったトータル金額
僕が英検1級を取るまでに市販教材に投資したお金は、
50冊×2,000円 = 10万
です。
1冊あたりの単価は、平均値でならしてありますので、多少の誤差はあります。
ただ、そんなに大きなズレはないと思います。
(ちなみに、英検の過去問などはここに含まれていません。問題集は、「資格試験への投資額」の計算の中に含めています)
この内訳のうち、僕は最初の1年で買ったテキストが、30冊ぐらいを占めています。
初心者の頃の方が、色んなテキストや教材に手を出していました。
でも2年目以降は、すごく慎重に選んだ一冊を、年単位かけて丁寧に仕上げるスタイルに切り替わりました。
するめのように、噛み尽くす
僕は自分のやり直し英語歴2年目から、
「1冊の英語テキストを、するめのように噛み尽くすスタイル」
が、本当の意味での英語力を上げてくれることが分かりました。
何度も同じ英文を音読していると、最初の頃には気づけなかった疑問点が出てきたりします。
「この前置詞は、なぜ to なんだろう?直後に来るのが同じ名詞なのに、to になったり on になったりするのは、なぜ?」
「初登場の名詞の前には a が付いて、2回目以降の登場では the が付くって聞いたけど、この名詞は初登場でいきなり the が付いているな。なぜだろう?」
といった、細かい部分が気になり始めるのです。
こういった部分は、最初の10回ぐらいの読み込みでは気づけません。
とりあえず英文全体を把握することだけで、精一杯だからです。
でも、何度も繰り返し音読をしていくと、だんだん余裕が出てきて、そういった細かい部分に目が向くようになります。
そして、その細かい疑問点を1つずつ丁寧につぶしていくことで、自分の英語力が深まっていくのを感じました。
1つの英文の理解度が深まれば深まるほど、「初見の英文の理解度」もまた上がっていきました。
(※よく作り込まれた英語テキストの場合は、新しいユニットに入るたびに、他のページと重複しない英単語や文法が使われているので、初見の英文が毎回読めないという現象が起こります。
ただ、「教材ではない英文」を読んだり聞いたりする時には、初見の英文の理解度が増していきました)
細かく英文を分析できるようになると、自分が英語を話すときにもすごく役立ちます。
より文法的に精度の高い英文を、自分の口から出すことができるようになるのを感じたのを、僕は今でも覚えています。
深い読み込みを体験できる動画セミナー
ちなみに、僕が作っている英語学習の動画セミナーでは、この「1つの英文の深い読み込み」を、僕が先回りして行っています。
つまり、普通だったら30回、50回、100回と音読する中でやっと発見できる細かい部分(けど上達のために必須な部分)を、いきなり最初から知ることができるのです。
さらに、ネイティブはなぜこの言い回しをするのか?その感覚的な部分を日本語で言語化してお伝えしています。
僕の動画セミナーを受けていただければ、1つの英文をどのレベルまで深めて理解すればいいのか?その基準を体験していただくことができます。
もし興味があったら、まずはこの動画セミナーを受けてみてください。
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初心者はもちろん、中級者の方でも新しい気づきが得られるように作り込んでいます。
興味があったらぜひ試してみてください。
(テキストをご自身で用意する必要はありません。出版社から許可をいただき、サンプルのページのコピーを使わせていただいています)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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