from 師範代Shinya
先日、浦島久先生の英語学校ジョイの主催したイベントで、「松本茂先生のオンライン講演会」に参加しました。
松本先生は、NHKのテレビ&ラジオの英会話番組を長年監修されています。
また、英語学習者のバイブル、「速読速聴英単語シリーズ」の監修者も、松本先生です。
5月には、僕のYouTubeチャンネルにもご出演いただきました。
今回のジョイのイベントでは、松本先生の単独公演で、約1時間で大人の英語学習法のコツについて学ばせていただきました。
テーマは「英検準2級でも社会問題を英語で話せるようになる」です。
新刊本の「英単語Issue 環境編800」の活用法をベースに、どうやったら今持っている英語力で社会問題を話せるようになるか?を詳しく解説してくれました。
テーマは英検準2級となっていますが、英語レベルに関係なく、とても役立つ内容が満載でした。
講演の詳細内容は、講演に参加した人だけが知る特権なので、細かくお伝えはできませんが、松本先生の言葉で僕の印象に残った部分を1つだけシェアします。
それは、「コツコツもいいけど、たまには背伸びしてみよう」という考え方です。
※松本先生の講演会を録画視聴したい場合は、こちらからお申し込みできます。
↓↓↓
http://www.joyworld.com/adult-news/adult-catc/2022/06/post-1625.php
たまには背伸びしてみよう!
僕たち日本人は謙虚さを重んじるので、英語学習では常に「私はまだまだ」と考えがちです。
「本当は英語でこんなことを話してみたい。けど、私にはまだ早い。まずは最低でも英検○○級ぐらいの力を身に付けてからじゃないと。」
「本当はこのテキストの英語に興味があるけど、私にはまだやる資格はない。まずはこの下のレベルのテキストを一冊仕上げてからじゃないと。」
と、自分を低く見積もって、新しい挑戦を先延ばしにしがちです。
でも松本先生は講演会の中で、「たまには背伸びしてみましょう!」と温かく背中を押してくれました。
自分の今の実力を無視して、難しいけど英語でやってみたいことに挑戦する、ということです。
(松本先生の良い所は、「そんなことやってちゃダメだよ!」と現状を否定するのではなく、「それも良いけど、こっちもやってみる価値あるかもしれないよ?」と、新しい選択肢をそっと優しく目の前に置いてくれることです。そして、その選択肢がいつも魅力的です)
英語でやってみたいことは、人によって違うと思います。
・英会話レッスンでネイティブの先生相手に社会問題で語り合ってみる。
・背伸びしたレベルの新しいテキストに手を出してみる。
・英検で難しい級の問題を解いてみる。
・大人の海外留学に挑戦する。
・今まで興味があるけど避けてきたTOEICテストの問題にチャレンジする。
などなど。
人によって興味の違いはあると思います。
松本先生は、「たまに背伸びする体験が、自分の英語力を大きく引き上げるきっかけになる」とおっしゃっていました。
僕の背伸び体験談
振り返ってみると、僕自身も何度か過去に背伸びした体験がありました。
・初めて外国人バーに行った時。
・初めてDUO3.0の英単語帳に手を出した時。
・初めてカナダに留学した時。
・初めて速読速聴英単語Core1900に手を出した時。
・初めて英検1級の本番テストを受けた時。
・初めて「夫婦関係を改善するカウンセリング」を外国人相手に英語でやってみた時。(つい最近)
などなど、色々ありました。
普通の基準で考えたら、「まだ早い」ことを、あえてやる
僕が初めて外国人バーに行った時は、英語学習を始めて3ヶ月たった頃でした。
文法もまったく勉強していなかったし、フリートークをするための英単語力も足りていませんでした。
僕が当時、かろうじてできたことは、「丸暗記した自己紹介の文章を30秒間言える」ことだけです。
そこから先のアドリブトークの力は、ゼロでした。
普通の基準で考えたら、外国人の中に飛び込んでいくには、まだ早い段階です。
でも、興味があるからやってみました。
やってみたら結構楽しくて、その後は週3回×1年間も外国人バーに通うことになりました。
外国人バーでの学びは2つありました。
①ひたすら実戦を繰り返しても、自分の言いたいことは口から出て来るようにならない。文法知識がないと、アドリブでのトークは無理。
②とはいえ、英語を話せなくても、顔芸とジェスチャーでコミュニケーションは取れる。これがけっこう楽しい。
おかげで、音読や瞬間英作文トレーニングを始めてからも、その成果をすぐに試すために外国人バーに行って使ってみることができました。
普通なら、「もっと十分な英語ストックを積み上げてからじゃないと、フリートークはムリだ」と考えて、先延ばしにするでしょう。
でも、僕は最初から順番が逆になっていました。
十分な英語力を身に付ける→実戦の場で英語を使う。
という流れではなく、
実戦の場で英語を使う。→こりゃダメだ!と気付く。→英語を勉強する気になる。
という流れでした。
僕は最初に英語が通じずボロボロになる経験をして、「できない自分」を受け入れていました。
おかげで、英語トレーニングを本格的に始めた後も、「まだ練習中で不完全な自分の英語」を、外国人相手に使うことに抵抗がありませんでした。
覚えたそばから、すぐ使う!というのは、英語学習ではけっこう有効なのです。
次回は、それ以降の背伸び体験談をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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