from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回の記事では、英会話レッスンを受け続けるモチベーションが保てない理由を、大きく3つお伝えしました。
①英会話自体が目的になっている
②話題を先生まかせにしている
③上達実感を感じづらい
これらの悩みを解消するためには、それぞれ逆のことをすれば良いのです。
①英会話自体を目的にしないレッスン
②話題を自分でコントロールする
③上達実感に関係なく、毎回楽しめる
ということです。
③に関しては、本当は「毎回レッスンの度に上達実感を持てる。前回できなかったことが、今回はできるようになっている。」というのが理想です。
とはいえ、僕の経験上、英語学習は毎日一進一退を繰り返しながら、徐々に進んでいく感覚です。
さらに外国人との英会話は「生もの」です。
その時の話題、話の流れ、自分の体調と集中力、相手の先生のリアクションなど、たくさんの要素が絡み合って、「話せている or 話せていない実感」を構成しています。
だったら、毎回の上達実感があるなしに関わらず、モチベーションを保てるようにする「仕組みを整える」方が、現実的です。
3つの条件を満たすのは「共同作業」
①英会話自体を目的にしないレッスン
②話題を自分でコントロールする
③上達実感に関係なく、毎回楽しめる
この3つの条件を満たすのは、「先生との共同作業」です。
つまり、英会話レッスン中に先生と共同で1つの作業をすることで、
①英会話が目的ではなく「手段」になり、
②話題を自分でコントロールでき、
③共同作業の楽しさや達成感で、モチベーションを保てる
ようになるのです。
共同作業をすることで、自分が身に付けようとしている英会話が
「コミュニケーションのためのツールである」
ということを、毎回強烈に意識させられるようになります。
もし作業中にうまく言えないフレーズがあった場合、くやしさが残ります。
そして、「あの時、自分は英語で何て言えば良かったんだろう?」と調べて覚えるようになります。
作業中に思わず自分の口からこぼれた言葉は、たいていまた使うチャンスがすぐ巡ってきます。
そして次回、うまく使えた時に、達成感を感じるのです。
世界中の英会話の先生たちと共同作業する方法
「英会話レッスン中に、先生と共同作業をする」
と言っても、いったい何をやればいいのでしょうか?
特に最近、主流になりつつあるオンライン英会話レッスンの場合は、先生は遠く離れた国からつないでいます。
ということは、物理的に目の前にあるものを使った作業はできません。
そこで最近注目されているのが、
オンラインゲーム×英会話レッスン
の組み合わせです。
英会話レッスンの時間に、オンラインゲームを先生とやりながら、「共同作業をする」という手法です。
オンラインゲームなら、先生と1つの世界を共有しながら、同じ空間の中で共同作業ができます。
「え~!ゲームなんて、子どもがするものでしょ?」
と思われるかもしれません。
でも実は、最近のオンラインゲームは大人向けに作られているものが多いのです。
ゲームの対象者が変化している
僕が子どもの頃は、ファミコンやメガドライブなどのTVゲームが主流で、それらのソフトのほとんどは、子ども向けに作られていました。
僕の世代の人たち(特に男子)は子どもの頃にお母さんから、
「こら!いつまでゲームやってるの!宿題終わったの?」
と怒られた経験のある人も多いでしょう。
・子ども=できるだけたくさんゲームをしていたい
・親=できるだけゲームをやらせたくない
という、対立構造があったのです。
でもその後、ニンテンドーのWiiが登場した頃から、TVゲームは「ファミリーみんなで一緒に遊ぶもの」というイメージが浸透してきました。
親子が休日に1つの画面の前で一緒にゲームをプレイしている姿のテレビCMが流れていたのを、今でも覚えています。
世界中の人と一緒にプレイする時代に
それから時は流れて、今ではすべてがオンラインでつながる時代になりました。
オンラインゲームは、場所の制約を取り払うことで、世界中のプレーヤーをつなぐことができます。
日常生活では接点のない、遠くに住んでいる人たち同士が、ゲーム空間の中でつながるのです。
そこでは国や文化や世代も超えて、一緒に敵を倒したり、ミッションを実行したり、時には対戦したりして、共同作業をするのです。
共同作業から生まれる「心のつながり」を求めて、子どもから大人まで、幅広い人たちがオンラインゲームをする時代になったのです。
そんな時代を描いた「光のお父さん」というタイトルの映画があります。
この映画のストーリーは、オンラインゲームの性質をうまく表現していると感じます。
↓↓↓
職人気質の無口な男性が定年退職後、家の中に居場所がなくて、ひまつぶしにオンラインゲームを始めたら、面白くてハマッてしまいます。
ゲーム上で世代を超えた人たちと交流する中で、心を開いて話すことの大切さを学んできます。
その交流相手の中には、なんと「ここ何年も口をきいていない息子」がいて、お互いにそのことを知らずにゲーム上で仲良くなっていき、最後は・・・
という、感動のヒューマンドラマです。
コミュニケーションツールとしての英語
映画の中では便宜上、日本人プレーヤーだけが集まって、日本語だけでやりとりしていました。
でも現実のオンラインゲームの世界では、世界中のプレーヤーと交流する機会が出てきます。
どうしても外国人とコミュニケーションをする必要が出てくるのです。
もちろん、コミュニケーションのツールは「言葉」です。
言葉の中でも、世界共通語はやはり「英語」です。
英語とオンラインゲームは、切っても切れない関係と言っても過言ではありません。
だったらそのオンラインゲームを利用して、英語を身に付けちゃおうよ!
しかも、リアルタイムで相手とお話をしながら、ゲームを通じて英会話しちゃおうよ!
というのが、新しい英会話習得法の流れなのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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