from 師範代Shinya
※最近リリースされた、チャットGPTの新機能「Advanced voice mode」のレビューの続きです。11月にこの機能を使いこなすためのzoomセミナーを開催します。詳細はこちらをクリック↓↓↓
前回の記事で、「AI音声の発音なまりを自由に変えられる」という機能をお伝えしました。
この機能が、英検やTOEICなどの資格試験のリスニング問題対策として使えそうです。
英語の発音と一口に言っても、アメリカ発音、イギリス発音、オーストラリア発音など、国によって発音のなまりが違います。
それぞれのなまりに慣れていないと、聞き取りにくいです。
英検やTOEICなどの資格試験のリスニング問題では、違う国のナレーターを使っているので、色んな発音バリエーションに慣れておく必要があります。
リスニング問題の中で、自分が聞き取りづらいと感じる発音は、人によって違います。
「アメリカ発音の、何でもはしょって発音したり、英単語同士の音が滑らかにつながるのを聞き取るのが苦手」
という人もいれば、
「イギリス発音の独特のしゃべりが全然聞き取れない」
という人もいます。
リスニングの苦手を克服するためには、その国の発音なまりに慣れるしかありません。
もしあなたが、「イギリス英語が苦手だから、聞き取れるようになりたい!」と思ったら、チャットGPTの「Advanced voice mode」を使って、英会話の練習相手の発音を毎回イギリス発音に設定すれば良いのです。
毎日聞いていると、だんだん耳が慣れてきます。
すると、それまで苦手だったリスニング問題も、だいぶ聞き取りやすくなるでしょう。
英検の面接練習でも使えそう
「Advanced voice mode」での英会話は、英検の面接練習などにも使えそうです。
チャットGPTにはデータを高速で読み込ませることができるので、おそらく英検の面接員を演じさせることもできるはずです。
チャットGPTは、スマホで撮った写真に映っている文字を判読して読み込めます。
そこで、英検の過去問の面接問題のページをスマホで写メしてから読み込ませた後に、「面接官の役をやってください。私は受験者です。」というように、場面を設定することができそうです。
ロールプレイ練習はAIの得意分野なので、AIに面接官役をやってもらい、自分の答えた英文を評価してもらったり、文法的にミスした箇所を直してもらったりできると思います。
可能性は無限大です!
現時点では、発音チェックはできない
ちなみに、発音そのものをジャッジすることは、現時点ではできないと言われました。
これは、チャットGPT自身に聞いてみた結果です。
「英語の発音やアクセントをジャッジしてフィードバックをもらうことはできますか?」
と聞いてみたら、
「音声認識機能は、発音に対するフィードバック機能は備えていないため、発音矯正に使うことはできません。発音の練習をしたい場合は、他の専用アプリやツールを使うことをオススメします。」
という答えが返ってきました。
あくまで「英会話の相手としてのAI」というのが、チャットGPTの「Advanced voice mode」の立ち位置のようです。
発音矯正に関しては、僕が以前ご紹介した「ELSA スピーク」のアプリを使うのがベストでしょう。
そして将来的には、ELSA スピークや他のAI英会話アプリでも、チャットGPTの「Advanced voice mode」と同じレベルの英会話が楽しめる日が来ると、個人的に予想しています。
AI英会話は、「対人の英会話レッスンを受け始めるのが、まだ怖い」とか「ハードルが高すぎて、挫折した経験がある」といった方にピッタリのツールです。
ふだんの音読や瞬間英作文トレーニングの成果を、短時間で気軽に試す場として、とても使えると思います。
今後ますます、AI英会話から目が離せません!
(完)
p.s. チャットGPT英会話の使い方をもっと詳しく知りたい方はこちら。AI英会話を使いこなす方法をレクチャーします。↓↓↓
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