【最近感じた「洋書が読めるメリット」⑩まとめ】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

前回の記事でお伝えした通り、日本語翻訳版には収録されていなかった「FAQコーナー」が英語版で読めたことで、僕はすごく得した気分になりました。

これまで疑問に思っていたことが、どんどん明らかになっていく感じでした。

ここでは紹介し切れないほど多くのQ&Aがありましたが、最後に僕がこれまで最も疑問に思っていた内容に対して、著者のチャップマン博士の意見が書かれていました。

それは、

Q:浮気をしたパートナーとやり直すことはできるのでしょうか?

というものです。

日本ではマリッジカウンセリングが一般的ではないので、どうしてもこの手の問題に対しては、道徳論や感情論だけで語られがちです。

道徳論や感情論だけで見ると、「浮気は絶対ダメ!浮気したパートナーとは別れるべき!」という結論になります。

一方で、相談した本人は「やり直せるなら、やり直したい」と思っているケースも多いです。

それに対して、これまで何万組ものアメリカ人夫婦のマリッジカウンセリングをしているチャップマン博士が、浮気に対してどういう立場を取っているのか?

どんなアドバイスをするのか?は、僕にとってはとても気になっている項目でした。

回答がとても長いので要約すると、チャップマン博士の回答はこんな感じでした。

↓↓↓

・結論から言うと、浮気したパートナーとやり直す方法はある。浮気問題を解決した後、うまくいっている夫婦もたくさんいる。

・ただし、浮気問題は「対策を練らずに」ただ許すだけだと、高い確率で再発する。

・浮気の再発を防ぐための対策は、原因を徹底的に探って、浮気に至った理由を明らかにすること。そのために2人とも個別に1対1のマリッジカウンセリングを受けること。

・個別のマリッジカウンセリングで行うのは、大きく2つ。

①2人の関係性の中で、パートナーが浮気に至った原因を探る。最初は個別で行い、その後2人同時にカウンセリングを受けながら情報共有する。

②浮気した側のパートナーが生まれ育った環境を、幼少期までさかのぼって見ていくことで、心に抱えるトラウマを発見する。その後、何度もカウンセリングをしながら癒やしていく。

以上をすべて行った夫婦は、浮気問題を乗り越えてその後は良いパートナーシップを築けている。

とのことでした。

日本の夫婦でここまで徹底的にやるケースはほとんどないと思います。

そもそも、そこまでできるカウンセラーを探すのが大変です。

アメリカに比べて、日本にはマリッジカウンセラーの数が圧倒的に少ないからです。

だからこそ、アメリカのマリッジカウンセラーとしての経験が豊富なチャップマン博士の考えを、僕はずっと聞いてみたいと思っていました。

やはり、よくあるパターン「ゴメンなさい!2度と浮気しません!」→「今回だけは許すけど、次やったら離婚だからね!」というやりとりだけで完結させると、高い確率で再発する理由が分かりました。

まとめ:洋書が読めると、かなり得する

ここまで、僕が感じた「洋書が読めるようになるメリット」についてお伝えしてきました。

僕はこれまでの記事を、昔の自分自身に向けてメッセージを書いている気分でした。

僕は最初に自分が英語学習を始めた頃には、「洋書が読めるようになりたい」とは1ミリも思っていませんでした。

日本語の本を読むのは好きだったのですが、「翻訳版があるんだから、原書を読む必要なんてないじゃん!」と思っていたのです。

わざわざムズカしい英語版で読む必要なんてないんじゃないか?と。

でも、実際に今、洋書を読む体験を積んでいるうちに、実は英語版の原書の方が、ダイレクトな表現が多くて読みやすいことに気付きました。

結論を最後に持って来る日本語と、最初に結論から話し始める英語の違いを、本の中でも感じました。

手っ取り早く内容を理解したいなら、むしろ英語版の方が理解がしやすいことがあります。

また、英語の原書の方が翻訳版よりページ数が多いので、内容の理解が深まってさらに読みやすくなります。

それに何よりも、「英語の原書が読めたらカッコいい!」という感情的なメリットもあります。

英語の本を読めちゃっている自分、イケてる!

と思えるのは、学習への大きなモチベーションになります。

これまで洋書が読める色んなメリットを書いてきましたが、最後にこの「気分の良さ」も大きなメリットになることを書いておきます。

僕たち日本人が英語を学ぶ理由は、

「カッコいい自分になりたい!」

「あの人スゲー!!と思われたい!」

という、感情的な部分も大きいと思うからです。

やっぱり、日本人である程度の英語を読める&話せる状態になると、カッコいい!と思われる確率が高いですからね。

何より、自分で自分をカッコいいと思えることが大事だと思います。

そのために英検1級を取ったり、TOEIC900点を取る必要はありません。

今、英語を勉強していること自体がカッコいいのです。

「こうして毎日、英語を勉強している自分、カッコいい!」

そう思いながら、今日も一緒に英語トレーニングをガンバりましょう!

(完)

 

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