From 師範代Shinya(新村真也)
(最近行ってきたカリブ海クールズ10日間の旅での体験談のシェアの続きです。)
(→前回のつづき)
トラブルがありながらも、何とか乗り継ぎ便に乗れた僕らは、マイアミ空港で降りました。
今回のプランは、ネットの旅行代理店で申し込んだのですが、「日本人ガイドのサポート付き」というのをうたい文句にしていました。
日本語ガイド付きという条件が僕らにとっての一番の決定理由ではありませんでしたが、それでも大きな魅力を感じました。
「いやいや、Shinyaさんは英語が流ちょうにしゃべれるんだから、日本語ガイドなんて付けなくて良いんじゃない?」
と思われるかも知れません。
でも、僕はたしかに英語は得意ですが、「旅慣れ」はしていません。
そもそも、31歳まで一度も海外へ行ったことがありませんでした。
その後も、数年に1回くらいは海外旅行へ行く機会はありましたが、それでも人生の中での海外旅行自体の経験値は少ない方です。
僕の生徒さんの20代OLの方々の方がよっぽど海外経旅行の験値が豊富です。
旅慣れしている人 VS 英語力の高い人
旅慣れしている人は、飛行機の乗り換えとか、海外の公共の交通機関の使い方とか、ホテルの利用法とか、色んな点でスムーズに動けます。
たとえ英語がほとんどしゃべれなかったとしても、駅や空港でうまく立ち回れます。
行った先々で、いちいち人に聞かなくても、何をすれば良いか?どこへ行けば良いか?が瞬時に分かります。
トラブルが起こった時の対処法も心得ています。
一方、僕は英語はしゃべれても、飛行機の利用やホテルなどでのやりとりは不慣れです。
そもそも日本の空港でさえも迷うし、東京に引っ越してきてからは、電車の乗り換えに四苦八苦しています。
駅員さんをつかまえようとしてウロウロしていたら、次の電車が出発してしまった・・・なんてことはよくあります。
ビジネスホテル以外の、大きな高級ホテルに泊まったことはほとんどないので、日本のホテルでもオドオドしてしまいます。
もちろん、海外旅行においては、英語が話せることは大きな安心感があります。
いざとなったら周囲の人たちに適切な助けを求めることもできます。
それでも、旅をスムーズに進めるためには、旅慣れしている人の力を借りた方がいいと思っています。
その点で、日本語ガイドが付いてくれるツアーは安心感があります。
日本語ガイドと添乗員の違い
今回、僕は初めて知ったのですが、日本語ガイドと添乗員は違うそうです。
(旅慣れしている人が聞いたら、そんなの当たり前じゃん!と思われるかもしれませんが・・・)
添乗員さんは、旅行のスタートから終わりまで一緒に行動してくれる人。
日本語ガイドさんは、現地でのホテルのチェックインや飛行機の搭乗手続きなどを一時的にサポートしてくる人。
それぞれ役割が違います。
僕らが申し込んだのは、日本語ガイドさんが付いているプランでした。
マイアミの空港に着くと、「ホリデー(旅行会社の名前)」のボードを持った日本人女性が出入り口で待っていました。
ガイドさん:「こんにちは!ニイムラさんですか?」
僕:「あ、はい!そうです!」
久しぶりに聞く日本語に違和感を感じながら、僕らは空港の外に出ました。
クルマがいっぱい!!
外は大雨が降ったばかりで、道路が水がたまっていました。こんな道は、四駆のクルマじゃないと通れません。
マイアミは雨が多いらしく、空港に出入りするクルマはみんな車高の高いRVや大型車です。
日本語ガイドさんが、ホテルへのシャトルバスを案内してくれました。
シャトルバスには、ホテル名は書いてありません。
そもそも、大型車ばかりが入れ替わり立ち替わり来るので、これがバスなのかも分かりません。
「こりゃ、分からん!」
もしガイドさんがいなければ、目の前に来るクルマのドライバーひとりひとりに、
「これは○○ホテルへのバスですか?」
と聞きまくるしかありません。
成田を出て18時間以上経っている僕らには、そんな気力は残されていませんでした。
家を出た時間から起算すれば、もう22時間くらい経っています。
ダラスからの飛行機の中で多少寝たとはいえ、これはかなりキツいスケジュールです。
僕はすでに、頭がボーッとしてきて、「心ここにあらず」みたいな感覚になり始めていました。
でも、ここからホテル到着までは、何も考える必要はありません。緊張を強いられることもありません。
すべてガイドさんにお任せできるのです。
「あー、日本語ガイドさん、ありがたや~!」
としみじみ感じます。
超ラクチン!
日本語ガイドさんは、ホテルへのシャトルバスを見つけると、素早くチャチャッと動いて、ドライバーさんに僕らのスーツケースを運ぶように頼んでくれました。
さらに、チップまで僕らの代わりに支払ってくれました。
ホテルに着いた後も、僕らの代わりにチェックイン待ちの長い列に並んでくれたので、僕らはその間、ロビーのふかふかのソファーに座って、のんびりすることができました。
日本語ガイドさんは、今回の旅では4人出会いました。
今回のひとり目の日本語ガイドさんは、空港~ホテルのチェックインまでをお手伝いしてくれた後、去って行きました。
僕らはその後、新しい日本語ガイドさんに会う度に「ありがたや~!」と感じる度合いが増していきました。
もちろん、日本語ガイドさんは一部の移動を助けてくれるだけなので、基本は自分で何とかしなければならないシーンの方が多くあります。
それでも、やっぱり僕は日本語ガイドさんを付けるのと付けないのとでは、自分の「意思の力」の消費量に大きな違いがあると感じました。
・・・つづく。
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