From 師範代Shinya(新村真也)
僕は子供時代によく見ていたテレビは、「○○レンジャー」などの戦隊モノシリーズなどでした。
小学生ぐらいになると、ジャッキー・チェンの映画が大好きになりました。
ジャッキー映画と戦隊モノシリーズに共通するのは、「パンチ&キック」などの基本の戦闘技に加えて、ここぞ!という時に「バック転」することです。
バック転とはその名の通り、後ろに向かってひっくり返りながら、逆立ちするような形で宙返りする技です。
英語では、back flip と言います。
back = 後ろ
flip = ひっくり返る
という意味です。
戦闘中のバック転の使いどころ
ヒーローが敵と戦闘している時にバック転の使いどころとしては、「敵の攻撃をかわすシーン」が多いです。
敵のパンチやキックを、バック転でかわすのです。
これがまたカッコいいのです!!
少年時代の僕は録画したビデオを何度も巻き戻して、バック転シーンを見返していました。
ふつうに考えれば、バック転は防御技として効率が悪すぎます。
だからこそ、非日常的でカッコよく映るのかも知れません。
僕は小学生の頃、「自分がバック転をできるようになる夢」を何度か見ました。
シーンはいつも「トランポリンの上」や、よく遊園地などにある「キッズが何人も中に入れってポンポン跳ね回れる、巨大な怪獣の形をした、空気でふくらむやつ(正式名称が分かりません)」でした。
そういう跳ね回れる状況で、「あ、今日はバック転できそうだ!」と感じて、思いきって後ろに向かって飛んでみます。
すると、身体がクルッと回って見事にカッコいいバック転ができちゃいました!!
わーい!!
ついに!!バック転ができるようになったぞーーー!!
と大喜びします。
その瞬間!目が覚めます。
そして夢だったということに気付くのです。
夢の中でバック転ができた時の感覚があまりにもリアルなので、目が覚めた今でもできそうな気がします。
フトンの上でやってみようとします。
とりあえずフトンの上でボヨンボヨンと跳ねてみます。
夢の中よりも全然身体が弾みません。
重力を感じます。
でも、感覚を覚えているうちにやってみたい!
思いきって、手を上に伸ばしながら後ろに飛ぶだけだ!!
やってみればいいじゃないか!!
でもそのうち、足がすくんできます。
見えない真後ろに向かって飛ぶのは、めちゃくちゃ恐いです。
「ケガをしたくない」「自分の命を守りたい」という人間の生存本能なのでしょう。
結局、恐怖に負けてその日のバック転練習はあきらめます。
しばらくすると、また同じ夢を見ます。
今度こそは!!
でも恐い・・・
あぁ・・・やっぱり自分にはムリだ・・・
そんなことが何度かありました。
10代後半にジャニーズがバック転ブームに!
その後はしばらくバック転のことは忘れていましたが、僕が10代後半ぐらいになった頃に、再び違う形でバック転熱が再燃しました。
きっかけは、ジャニーズでした。V6がデビューして話題になったのです。
デビュー当初のV6は、ダンスにアクロバットを取り入れた動きで有名になりました。
ダンスをしながら、メンバーが次々とバック転をしていくのです。
そして、バック転をするたびに、ファンの女子がキャーキャー叫びます。
身軽に飛び回って女子にモテているV6のメンバーの姿がカッコ良くて、僕は憧れました。
V6が皮切りになり、その後しばらくはジャニーズ系のアイドルたちは次々とバック転を取り入れるようになりました。
特にジャニーズジュニアのバックダンサー達が大勢でバック転を決める姿はカッコよく映りました。
しかも今回のジャニーズの姿は、ジャッキーや戦隊モノと違って、「ファンの女子の歓声つき」です。
僕は再び、「バック転できるようになりてーーーー!!」という気分になりました。
どこで習える??
でも、どうやったらできるようになるのか?
まったく分かりませんでした。
当時はスマホもなかったので、電話帳で「バック転を教えるスクール」がないか調べてみました。
でも当然、出てきません。
たぶん、今でも「バック転スクール」はないと思います。(そこまで需要があるとは思えません)
そこで僕は考えました。
「バック転ができる人って、ジャニーズやジャッキー以外にどんな人達だろう?
・・・そうだ!体操選手だ!体操選手はみんなバック転ができるイメージがあるぞ!それなら、体操教室で調べれば見つかるかもしれない!」
そして、電話帳で「体操教室」を調べてみました。
思ったより数が少なくて、僕がクルマで行ける範囲にある体操教室は、1件だけでした。
僕はさっそく、そこに行ってみることにしました。
・・・つづく。
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