From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、多くの日本の英語学習者が誤解している「ネイティブ至上主義」についてお伝えしました。
ネイティブの先生の多くは、日本語がしゃべれません。
「第二言語を学んで、実用レベルになるまで習得した経験」
のある人は、ほとんどいません。
どうせ習うなら、できれば経験者から学びたい!と思うのは、僕だけではないはずです。
バイリンガルの先生
僕は、このことに気づいてから、「自分の心の中での先生」を変えました。
通っていた英会話スクールの先生を変えてもらうことまではしませんでしたが、「英語学習の情報を取る相手」を変えました。
僕の通っていた英会話スクールでは、日本人の先生とネイティブの先生の両方がいました。
そこで僕は、それまであまり話したことのなかった「日本人の先生」に注目するようになりました。
僕が通っていた英会話スクールの日本人の先生は、全員TOEIC900点以上で、中には英検1級を持っている人もいました。
僕は、レッスン前後にロビーで日本人の先生をつかまえて、文法や英単語の質問をするようになりました。
ネイティブの先生に聞いてもしっくり来なかったことを、日本人の先生は論理的に分かりやすく教えてくれました。
(数年後に同じ日本人の先生と再会し、この頃の思い出話をした時、「あの頃のシンヤさんは『質問の鬼』で、すごいマニアックな質問をしてくるから、正直、ロビーで会うのが怖かったですよ(笑)」と言われました。)
バイリンガルの友達と付き合う
僕は、英会話スクールの外でも、付き合う人を変えました。
外人バーで知り合った「バイリンガルの日本人」に話しかけて、友達になりました。
バイリンガルといっても、帰国子女ではなく、大人になってから日本にいながら英語を学んで実用レベルに達した人たちです。
僕の進みたい道の先を歩いている人たちでした。
日本人で大人になってから英語力を高めた人たちと話していると、
「何だか自分にもできそうだ!」
という気分になります。
自分の中の「セルフイメージ」が高まってくるのを感じるのです。
これは、ネイティブの友達と話しているときには感じられない気持ちでした。
ネイティブの友達と話しているときには、「さすがネイティブ!スゴいなぁ!」と思うことはあっても、「自分も近い将来、このレベルになれそうだ!」と思うことはありませんでした。
ネイティブの先生がダメってわけではない
以上、僕の体験談を交えて「ネイティブ至上主義」に対する反論をしましたが、僕は決してネイティブの先生を否定しているわけではありません。
ネイティブの先生は、間違いなく「英語の達人レベル」です。
TOEIC満点とか、英検1級とか、そういうテストで測れる英語力のはるか先にある実力を持っています。
「達人レベル」というより、「仙人レベル」と言った方がいいかもしれません。
僕の中では、
「達人レベル=TOEIC900点以上」
なので、やっぱり
「ネイティブ=仙人レベル」
です。
仙人レベルの力は魅力的です。
その力を借りて自分の英語学習に最大限に活かすには、あなた自身が上級者になることです。
上級者の英語力を具体的に言うと、TOEIC900点以上です。(僕はこのレベルにいる人を、僕は「英語の達人」または「スーパーサイヤ人」と呼んでいます)
あなたが上級者のスーパーサイヤ人になったとき、その英語力を駆使してネイティブの先生と対等に渡り合いながら、成長してくことができます。
僕の役割は、そこまであなたをお連れすることです。
もし、あなたが今、以前の僕のように「ネイティブ至上主義」に浸かっていて、行き詰まりを感じているなら・・・
ぜひ日本人の先生から習うことを試してみてください。
P.S.
日本人講師の本格的な英語レッスンを体験してみたいなら、こちらがオススメです。
↓
—————————————
コメントを残す