from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※1年前にCASECを3回分まとめて申し込んだことをすっかり忘れてしまい、有効期限に迫られて3回連続で受けた体験談の続きです。
3回目のテーマとして、「セクション4でスペルチェックを使う」という実験をしてみました。
ところが、本番テスト中ではなんと、コピペ機能が発動しませんでした!
チュートリアル画面では普通にコピペできたので、これは予想外でした。
本番中はパソコンの機能が使えなくなっているようです。
さすがに良く出来ていますね!
CASECは家で1人で受けることが多いテストなので、ズルができないように工夫がこらされています。
その1つが、コピペ機能の無効化ということなんですね。
ということで、とりあえず本番中はバックアップとして用意したiPad内の辞書アプリを使ってスペルチェックしました。
手打ちする必要があるので、ちょっと面倒ですが、なんとか時間内に調べることはできます。
ただ皮肉なことに、用意バッチリな時に限って、スペルチェックが必要な英単語がほとんど出てきませんでした。
せっかくなので、念のため辞書アプリで打ち込んでチェックしてみましたが、特に間違いを訂正する場面もなくて、辞書アプリ無しで受けたのと変わらない感じでした。
3回目の結果
そして3回目の結果は、こんな配点でした。
↓↓↓
(※各セクション250点満点)
セクション1(語彙の知識)=今回218点:2回目250点:1回目240点
セクション2(表現の知識)=250点:2回目198点:1回目231点
セクション3(リスニングでの大意把握)=197点:1回目207点:1回目217点
セクション4(具体情報の聞き取り能力)=206点:2回目179点:1回目188点
トータル点数=871点:2回目834点:1回目876点
TOEIC換算点数=945点:2回目915点:1回目950点
英検換算級=準1級:2回目準1級:1回目準1級
セクション4の考察
セクション4は今回、最高点が出たものの、正直スペルチェックをした成果とはあまり関係ない結果になりました。
他のセクションと同じように、受ける度に点数が変動するので、たまたま今回、聞き取りやすい問題が出たというだけのような気がします。
ただ、1つ不思議なのが、セクション4の書き取りで「何を言っているのか分からない」というケースが、3回ともほとんどなかったことです。
全問、「確かにそう言っている」と確信を持って答えている回でも、満点が出ませんでした。
この結果から考えられることは、2つあります。
1つ目=確信を持って打ち込んだ内容が間違っていた
僕が間違いなく聞き取れたと思った英単語が、間違っていた可能性は十分にあります。
だとしたら、あれは正解は何て言っていたのか?
気になります。
セクション4は純粋にゼロから全文をリスニングする形ではなく、文脈の中での穴埋め問題です。
つまり、文法力や英単語力も影響するのです。
セクション4は単に耳だけに頼るのではなく、「この文脈の中では、この英単語がこの順番で使われるに違いない」ということを推測できる力が、点数に影響します。
その点でも、僕は確信を持って答えられていました。
だからこそ、なぜ毎回点数が低いのか、不思議でなりません。
2つ目=実はセクション3にも、細かい問題を問うものが混じっている
これが今回、僕が感じたことです。
セクション3はリスニングの大意把握問題という認識でいましたが、本番中に質問文を聞いて、「いや、これはどう考えても細かい情報でしょ?」と感じることが2~3回ありました。
「そんな細かい情報、忘れちゃったよ~!」
と。
そして思ったのです。
もしかして、スコア表のセクション4の点数を上げるには、セクション3の細かい情報を問う問題を正解する必要があるのでは?
と。
だとすると、これまでの3回の結果のつじつまが合います。
僕は今回、3回連続で受けてみて気付いたのですが、セクション3が一番難易度が高いです。
ちょっと気がそぞろになったら、何を言っていたのかすぐ忘れてしまいます。
また、1つの話しを全部聞き終わるまで、問題文が表示されません。
何を聞かれるか分からないまま、どこに集中して聞き続けるか?迷うことが多いのです。
それに、セクション3は一度しか音声が流れません。
一度でも聞き流したら、もうアウトです。失敗できないのです。
セクション4は同じ英文が3回連続で聞けます。
そう考えると、やはり難易度はセクション3の方が高いと感じます。
もし、セクション3の中に細かい情報が入っていて、点数がセクション4にも影響するとしたら・・・
スコア表のセクション4の点数を上げるのは、かなり難しいでしょう。
リスニングの方が難易度が高い
僕は今回、3回連続で受けたスコアを並べてみると、セクション1とセクション2は、250点満点が出た回がそれぞれありました。
でも、セクション3&4のリスニングに関しては、一度も満点が出ていません。
最高スコアは、1回目のセクション3の217点です。
それ以外は、200点を切ることもありました。
トータル的には、リスニングの方が難易度が高いと思います。
その点が、TOEICテストとの違いです。
(TOEICは、9割以上の人がリスニングが先に伸びて、リーディング問題の点数が上がらずに苦労します)
次回の記事(最終回)では、今回のCASEC3番勝負の総まとめとして、3回分全体を見ながら、分析してみます。
・・・つづく。
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