【「自分の発音が通じない、何度も聞き返されてしまう」を解消する方法⑤】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※大人が英語のリズムを身に付けるのに最適な本「英語はリズムで伝わる」のレビューの続きです。

英語のリズムの3つ目の要素は、「イントネーション」です。

前回の「アクセント」は1つの英単語の中での強弱のことでした。

一方、今回のイントネーションは、文章の中での強弱や、音の高低のことです。たとえば、

Nice to meet you.

という挨拶フレーズを見てみましょう。

この文章をネイティブが読み上げると、すべての英単語が同じ強さで発音されるわけではありません。

Nice と meet が強く読まれます。

to と you は、弱く読まれます。

この、文章の中での強弱を意識して、メリハリをつけて声に出すことが、英語らしい発音するコツです。

高低は疑問文で

さらに音の高低で言うと、疑問文が分かりやすいです。

Would you like to drink something?
(何かお飲みになりますか?)

と聞くときには、語尾の音が上がります。

She is a teacher, isn’t she?
(彼女は先生ですよね?)

という表現は、「付加疑問文」と呼ばれていて、イントネーションを変えることで2つの意味を持たせることができます。

語尾を上げると、

「(自信がないけど)彼女は先生でしたっけ?」

という、おそるおそる確認するニュアンスが出ます。

語尾を下げると、

「(自信がある状態で)彼女は先生ですよね!」

と同意を求めている感じが出ます。

このイントネーションは、けっこう大事です。

文章全体のニュアンスが変わるからです。

疑問文がラクになる

たとえば、文章を疑問文にしなくても、イントネーションだけで疑問文にすることさえできます。

You like sushi?

(寿司が好きですか?)

You don’t eat meat?

(肉を食べないんですか?)

というように、語尾を上げるだけで疑問文にすることができます。

日本人にとっては、こっちの方がラクです。

疑問文だと、Do か Is か?三単現だから Does か?

など、色んなことをグルグル考えてしまうことがあります。

考え抜いた結果、言ってみたら間違っていた・・・

なんてこともよくあります。

だから、イントネーションだけで表現する疑問文は便利です。

僕も英会話の最中には、この省エネ方式で疑問文を使うことがよくあります。

特に文章が長くなればなるほど、この省エネ方式は便利です。

もちろん、このやり方はイントネーションに頼るため、会話の中でしか成立しません。

でも、イントネーションだけで色んな表現ができることは便利ですよね。

3つのリズム要素を楽しく学べる本

ここまでご紹介してきた3つのリズムの要素、

①シラブル(音節)

②アクセント

③イントネーション

を頭で理解しただけでは、使いこなせるようにはなりません。

使えるようになるためには、反復練習が必要です。

実際に声を出す練習をすることで、知識がスキルになるのです。

そこでこの本では、ステップバイステップで、1つずつのスキルをムリなく楽しく身に付ける工夫がされています。

その手法が、「チャンツ」と呼ばれるトレーニング法です。

具体的には、同じリズムで繰り返される音楽に合わせて、リズムを意識しながら単語や文章を発音していきます。

僕が実際にやってみて感じたチャンツの良いところは、3つあります。

チャンツの良いところ3点

①歌のように音程を気にする必要がないので、ラク。その分リズムに集中できる。

②音楽に乗って声を出すのは、けっこう気持ちいい。カラオケと同じようなストレス発散効果がある気がする。

③何度か練習して口が馴染めば、後は「ながら作業」で練習できる。リズム練習のためだけに机に座る必要がない。

ということです。

今の勉強メニューに取り入れるのがラクなのです。

この本は、チャンツに特化して作られています。

次回は、この本の具体的な作りを見ながら、詳しくレビューしていきます。

 

・・・つづく

 

今回紹介した「英語はリズムで伝わる」はこちら

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