From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
ここまで3回に渡ってレビューしてきた、最新英語教材の「DUOエレメンツ・ミニ」。
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今回は、最終回として、実際にこの3冊の本とCDを、どう組み合わせて、どう使っていけばいいのか?
・説明書に書いてある使い方
・師範代Shinyaのオリジナル手法
の2つをご紹介します。
説明書に書いてある方法
まずは、説明書に書いてあるオススメ方法です。
①青いミニ本
②ピンクのミニ本
の順番で、990個のフレーズを覚えます。
青いミニ本には、29個の前置詞の基本イメージと、派生イメージが載っています。
最初にそれを読みます。
これは、絵がメインなので、CDは使いません。
たったの70ページしかない上に、ほとんどが「絵」なので、どんどん進みます。
青いミニ本を一通り読んだら、次はピンクの本を使って、短いフレーズを声に出して読み上げていきます。
たとえば、from だったら、
from Japan
from now
from 9 to 5
という感じで、とても短いフレーズです。
これを、毎日少しずつ音読トレーニングで進めていき、トータル990本仕上げます。
ピンクの本は、見開きの左側が「基本編」で、右側が「応用編」になっています。
まずは、見開きの左側だけを使って、右側は無視します。
すると、トータル990本のフレーズをマスターできます。
それが終わったら、次のステップとして、ピンク本の右側を使います。
右側の力
去年発売されたノーマル版と、今年発売されたこのミニ版の一番の違いが、この新しく追加された右側の新フレーズです。
これが加わったことにより、トータルのフレーズ数が990から一気に2,000に増えました。
これを使えば、日常生活で使われるほとんどの熟語をカバーできると思います。
この右側ページにはかなりマニアックなものも含まれていて、英語上級者でも楽しめる内容になっています。
もちろん、右側ページのフレーズもCDが読み上げてくれます。
仕上げ
最後の仕上げとして、緑のミニ本を使います。
緑のミニ本には、990本の例文が載っています。
これを音読トレーニングで仕上げることで、前置詞のメインイメージと派生イメージを使った実際の会話での使い方を、すべて身体に入れることができます。
CDを使ってシャドーイングを続けながら回していけば、確実に身体の中に入っていきます。
以上が、付属の説明書に書いてあるトレーニングの手順です。
僕のオリジナル手順
ここからは、僕のオリジナル手順をご紹介します。
向き不向きがあると思うので、マネする場合は自己判断でお願いします。
僕の考えた手順はこの流れです。
①青いミニ本に1回だけサラッと目を通す。
(その後は、青い本は辞書代わりにして他の音読系テキストと併用して使う)
②ピンクのミニ本を、1つ~2つ分くらいの前置詞で区切って1つのセグメントにする。(右側のページのフレーズも含めてしまう)
1セグメントの範囲内を繰り返し音読して、口に馴染ませる。
③緑のミニ本で、同じ範囲内の前置詞の例文を音読する。
④仕上げに、緑のミニ本を使った「瞬間英作文トレーニング」をして、すべての例文を1秒以内に口頭で言えるように仕上げる。
⑤次のセグメントに入って、①~④のサイクルを回す。
という感じです。
この方法を使うことで、前置詞をひとつひとつ確実にマスターしていくことができます。
青いミニ本はずっと使い続ける
緑の本は、音読トレーニングが終わったら使うことはほとんどなくなると思います。
ピンクの本は、熟語の辞書的に使い続けることもできます。
青い本は、他の音読用のテキストに知らない熟語が出てきたときの、ガイドとしてずっと使い続けることができそうです。
前置詞の基本イメージと派生イメージをしっかり身につけると、初めて見る熟語でも意味を推測することができるようになります。
さらに、前後の文脈の中で見るので、なおさら意味が推測しやすくなります。
僕は今、ネイティブ用のビジネス本を使って音読トレーニングをしているのですが、今でもたまに「この熟語は何だ?」と疑問に思う時があります。
知っている熟語でも、文脈が変わると意味が変わることがあるからです。
でも、ほとんどの場合は、前置詞のイメージのとらえ方で解決します。
「あ!ここではonはこのイメージで使われているから、こういう意味になるのか!」
という感じです。
その手がかりを与えてくれるのが、この青い本になりそうです。
僕は今までイメージ英文法で学んできたので、前置詞と熟語に関しては自信がありますが、このミニ本を見ると、まだ知らなかった表現があるので、学びがあります。
また、このミニ本はふだんの英語セミナーでも使えそうです。
僕の英語セミナーでは、文法の解説パートはすべてイメージ英文法を使って解説しているので、このミニ本を使うことで、今まで以上にスムーズに進められそうな予感がしています。
ここまで、4回に渡ってDUOエレメンツ・ミニをレビューしてきました。
この教材は、間違いなく、「買い」です。
「DUOエレメンツ・ミニ」
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