【最強英単語帳対決:DUO3.0 VS DUOセレクト】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

前回の記事では、DUO3.0とDUOセレクトの違いとして、

 

①例文が短くてカンタンで覚えやすい。

②複雑な文法が出てこないのでラク。

③それでいながら重要な英単語はしっかり覚えられる。

 

の3点をざっくりお伝えしました。

 

今日はこの3点をさらに細かく見ていきます。

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①例文が短くてカンタンで覚えやすい

DUO3.0の唯一の欠点は、「例文がどうしても長くむずかしくなりがち」なことでした。

 

これは、「ひとつの例文にたくさんのターゲット単語をちりばめる」というコンセプトの副作用として、仕方のない部分ではあります。

 

でも、このDUOセレクトの例文は、その欠点を見事に解消ました!

 

僕が初めて「DUOセレクト」という名前を聞いたとき、なんとなく、

 

「DUO3.0の中から例文を抜粋して薄くしただけ」

 

というイメージがありましたが、実はそうではありません。

 

例文は、すべてが新しく書き換えられています。しかも、より短く、よりカンタンに覚えやすくなっているのです。

 

たとえば、

 

「to make matters worse」

 

というフレーズがあります。

 

意味は、「さらに悪いことに・・・」です。

 

何か悪い出来事があって、さらにそれに加えて悪い情報を伝える前置きとして使います。

 

DUO3.0の例文

このフレーズをDUO3.0の中の例文で覚えようとした場合、

 

To make matters worse, he isn’t even conscious of annoying us.

 

意味:(さらに悪いことに、彼は私たちに迷惑をかけていることさえわかっていない。)

 

という例文を音読することになります。

 

これはこれで、とてもよくできた例文です。日常生活でも使えそうですね。

 

ただ、この例文には「conscious」や「even」といった、初級~中級レベルの学習者にはあまりなじみのない英単語まで覚えなければなりません。

 

その分、この例文を覚えるときの全体の「負荷」が上がります。

 

DUOセレクトの例文

このフレーズを、こんどはDUOセレクトで覚えようとした場合、例文はこれです。

 

I got lost. To make matters worse, my car broke down.

 

意味:(道に迷ってしまった。さらに悪いことに、車が故障した。)

 

いかがでしょうか?さっきの例文に比べると、だいぶシンプルな例文で、状況がハッキリ頭の中に浮かんできませんか?

 

もうひとつ見てみましょう。

 

「So am I.」

 

という表現があります。

 

これは、相手が言ったことに対して、「私もそうなんです!」と強く同調したい時に使います。

 

たとえば、初対面の人と話しているときに、

 

I’m from Shizuoka.
(私、静岡出身なんですよ。)

So am I!
(私もです!!)

 

という感じで、驚きや喜びなどが入り交じった「強い感情」を伝えたいときに使います。

 

DUO3.0の例文

これが使われている例文を、DUO3.0の方で見てみると・・・

 

I’m apt to buy things on impulse whenever something is on sale.

So am I.

 

意味:「安売りをしているといつも衝動買いしてしまうたちです。」

「私も。」

 

いろいろ応用が聞きそうな文章ですね。

 

ただ、「So am I.」を言う前に出てくる例文がかなり難易度が高いので、最初のうちはしっくり来ないかもしれません。

 

DUOセレクトの例文

対して、DUOセレクトの方の例文は・・・

 

I’m excited about getting together.

So am I.

 

意味:(「みんなに会えるから、ワクワクするよ。」 「私も!」)

 

例文がグッとカンタンになりましたね!

 

これなら、初心者でもこの会話が繰り広げられている場面のイメージがしやすいです。

 

②複雑な文法が出てこないのでラク。

例文が短いということは、その分、使われている文法もシンプルでわかりやすいものが多くなります。

 

たとえば、DUO3.0には、こんな構文が登場します。

↓↓↓

No sooner had I sat back and relaxed than my wife asked me to do the chores.

 

意味:(イスに座ってゆったりくつろいだ途端、妻に雑用を頼まれた)

 

日本語の意味を見るとカンタンに見えますが、英文の構成を見ると「ん?」と首をかしげたくなりますよね。

 

一瞬、どうやって意味を取ればいいのか分からなくなります。

 

この例文は、「no sooner A than B」(Aした途端にBが起こる)という「倒置法」を使った構文と、hadを使った「過去完了形」がドッキングしています。

 

文法レベルは大学受験のレベルです。

 

こういう構文は、小説や物語などではよく見かけますが、ビジネスや日常のシーンではあまり聞く機会はありません。

 

もし、これと同じ内容を会話で言おうと思ったら、

 

Just when I sat back and relaxed, my wife asked me to do the chores.

 

みたいな感じで、シンプルに表現することの方が多いような気がします。

 

「No sooner A than B」のような大学受験レベルの複雑な構文は、DUOセレクトには出てきません。

 

DUOセレクトの中で使われている文法レベルは、「中学で習う範囲内」がメインです。

 

 

③それでいながら重要な英単語はしっかり覚えられる。

例文が短くカンタンになって、文法もシンプルになっているとはいえ、王者DUO3.0の血はしっかり受け継いでいます。

 

収録されている英単語はどれも、

 

「日常やビジネスですごく使えるもの」

 

ばかりです。

 

ただでさえ重要単語しか入ってないDUO3.0の中から、さらに「超重要英単語」だけを抜き出しているので、中身はものすごく濃くなります。

 

レベルの違い

収録されている英単語&構文のレベルが違うので、狙う英語レベルも違いが出てきます。

 

DUO3.0で狙える英語力は、

 

TOEIC780点&英検準1級です。

 

DUOセレクトで狙える英語力は、

 

TOEIC620点&英検2級です。

 

もし、今のあなたの英語レベルがTOEIC500点台&英検準2級くらいなら、まずはDUOセレクトから始めると、挫折を防いで楽しく続けられるかもしれません。

 

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次回は、このDUOセレクトの「別売りCD」を細かく見ていきます。

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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