from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
カナダに留学中に「英字新聞を読む楽しさと便利さ」に目覚めた僕は、音読教材を英字新聞の素材に切り替えました。
速読速聴英単語Core1900の例文を、ひたすら音読し続けました。
実はCore1900には日本で1度挑戦したことがあったのですが、あまりにも難しすぎ&内容に興味が持てなさ過ぎて、1ページ目で挫折しました。
でも、今はまるで景色が違って見えました。
僕の脳が、次々と英文を吸収しようとしている感覚を味わいました。
「これが、興味がある状態と無い状態の、パワーの違いなんだな・・・」
と気付きました。
日本語訳を読んでさえも理解できずに、やる気がまったく出なかった頃がウソのように、Core1900の内容が面白く感じられるようになったのです!
まったく同じ英文でも、興味が出てやる気がわくと、まったく違った景色に見えるようになることが分かりました。
そして、こんなに難しい英文を読めている自分がカッコいい!と感じるようになりました。
「カッコいい」の基準が変わる
ちょっと前までは、
「アメリカのスラム街の黒人たちが日常で使うような、カジュアルでラフなセリフを覚えて使いこなせるようになるのがカッコいい!」
と思っていたのに、今では、
「スーツをビシッと着こなしたカナダの白人ビジネスマンと同じ新聞記事を読める方がカッコいい!」
と思うようになったのです。
自分でも不思議なほどの変化でした。
環境を変えることで、ここまで自分の価値観や興味が変わることが驚きでした。
帰国後も続いた興味
帰国した後も、英字新聞を読む事への興味がなくなることはありませんでした。
そのままCore1900の音読を続けました。
Core1900は、前半が新聞記事で、後半が短い例文に複数ターゲット英単語のスタイル(DUO3.0に近い感じ)になっています。
僕はすでにDUO3.0をやっていたので、Core1900は前半の記事部分だけを音読で仕上げました。
それでも、相当な読解力と自信が付きました。
確実に、「英字新聞が読める自分」になれたのです!
僕は帰国後、すぐに英検準1級とTOEICに申し込みました。
就職活動をするために、英語力を数値化しておいた方が良いと思ったからです。
この時はまだ、Core1900の記事をすべて仕上げる前でした。
TOEICの景色が変わる!
仕上がりが中途半端な状態で先にTOEICテストを受けたのですが、以前とはまったく景色が違って見えました。
パート7の長文読解問題がすごく読めるようになっていたのです!!
Core1900の英文は、TOEICの長文のビジネス英文よりも、難易度が高いです。
英文のジャンルが違うので、あまりTOEICテストには影響しないだろうと期待していなかったのですが、そんなことはありませんでした。
TOEICの英文がカンタンに見えるようになっていたのです。
この時、僕は初めてパート7の問題を最後まで解き終わりました。
制限時間の合図が出る前に最後の問題を解き終わって鉛筆を置いた時、自分の変化に驚きました。
TOEICの結果は、870点でした。
860点以上のAランクに入ることができたのです。
牙をむく英検準1級
僕は、この調子で行けば英検準1級も楽勝だろう!と思いました。
なぜなら、TOEICと英検のレベル換算表では、準1級はTOEIC730点レベルとなっていたからです。
730点と言えば、僕がカナダ留学する前のスコアです。
今、生まれ変わった自分にとっては、英検準1は楽勝に違いない!と思っていました。
念のため、本番前に過去問を解いてみることにしました。
いざ!ページを開くと・・・
「えー!!!めっちゃ難しいじゃん!!!」
と驚きました。
Core1900のパワーのおかげで、読めるには読めるのですが、思ったよりずっと難しく感じました。
答え合わせをしても、「ギリギリ合格ライン」ぐらいでした。
「本当に準1級=TOEIC730点レベルなの?これ、カナダ留学前の自分が受けて受かるとは思えないんだけど・・・」
と思いました。
おそらく、Core1900の前半記事を最後まで音読で仕上げていたら、また違って見えたでしょう。
当時の僕は、まだ英字新聞に目覚めてから3ヶ月ぐらいしか経っていませんでした。
あと3ヶ月、Core1900の音読を続けてから受けたら、楽勝になるかもしれません。
でも、僕には就職活動があります。
本番試験を今すぐ受けなければなりません。
僕は焦りました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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