From 師範代Shinya(新村真也)
9月上旬に、「続 英単語の語源図鑑」という本がリリースされました。
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僕は事前にアマゾンで予約して、発売日の翌日に届きました。
この本は、以前にもレビューした「英単語の語源図鑑」の第二弾です。
前作の「英単語の語源図鑑」は、なんと60万部も売れたそうです!これは、語学書としては異例の数字です。
読者層は、10代前半~80代後半まで、幅広いそうです。まさに、「孫とおじいちゃんおばあちゃんが一緒に英語の勉強をする教科書」のような存在です。
なぜ、こんなに売れたのか?
僕は前作の「英単語の語源図鑑」を初めて見たとき、「これは画期的だ!」と感じました。
と言っても、語源学習法自体は目新しいものではなく、著者の清水健二先生はそれまでにも長年、同じコンセプトで語源学習法の本を何冊も出していました。
今までの清水先生の著作と、前作「英単語の語源図鑑」が一番違ったのは、「一流イラストレーターとのコラボレーション」です。
それまでの本でもイラストはありましたが、あくまで補助的な役割でした。
僕が英検1級を取った時に使った、「連想式にみるみる身につく語源で英単語」(清水先生の著書)という本は、見開きのページ右上の半分(全体の4分の1)にイラストがあり、後の4分の3のスペースはすべて文字だけでした。見開きの印象は、「小さな文字がびっしり詰まっている感じ」です。
当時の僕はそれを見て、「情報がたくさん詰まっているお得な本だ!」と思いました。
何より、語源学習法のコンセプトが自分の中で画期的で、学ぶのがとても楽しかったので、この本を何度も読み返しました。
ただ、それは僕が当時英検1級の合格を目指していて、「英単語を1万5,000語レベルまで増やしたい!」と思っていたからかもしれません。
僕も何度かこの本を他の英語学習者の方々に勧めていましたが、特に初心者の方々には、まだまだハードルが高いと感じるような作りだったようで、反応は大きくありませんでした。
読む人のハードルを下げる工夫
そして前作、「英単語の語源図鑑」は、これまでとはまったく違った雰囲気の本に仕上がっていました。
イラストの量が増えて、本全体の作りが、「マンガ」のようになりました。
ページ全体にイラストがあり、文字はあくまで補足情報のようにちりばめられています。
このイラスト多めの作りが、初心者の方々の心理的なハードルをグッと下げたのだと思います。
さらに中上級の方々にとっても、「語源をイメージで覚える」という語源学習法とマッチして、記憶に定着する効果がより高まりました。
また、イラストの多さに加えて、文字のサイズが大きくなり、文字間隔も広がって、フォントも見やすくなりました。これにより、
・若い人たちにとっては、慣れ親しんだマンガ感覚で読める。
・年配の人たちにとっては、文字が大きくて見やすいので、読みやすい。
という作りに生まれ変わったのです。
一流イラストレーター2人とのコラボ
それが実現できたのは、一流イラストレーターのすずきひろし先生と、本間昭文先生とのコラボです。
すずきひろし先生は、英語教師&イラストレーターという2つのキャリアを持つユニークな方です。
すずき先生自身もこれまでに何冊も著書を出していて、前置詞や語源のイメージをイラストにして解説しています。
「英語をイラストで教える」ということに関しては、すずき先生の右に出る人はいないでしょう。
前作の「英単語の語源図鑑」の作画も、すずき先生が原案を書き、本間先生が仕上げをしてから、最後にすずき先生がチェックする、という体制で作られたそうです。
本間先生は、僕と同い年の1977年生まれで、主に女性ファッション誌やアパレル、広告のキャラクターデザインなどの制作をしています。(本間先生のHP情報より)
最新作の「続~」の方は、ほとんどのイラストをすずき先生の原案のまま出しているとのことです。
(この情報は僕の推測ではなく、すずき先生ご自身から教えていただきました)
①これまで何冊も語源学習法の本を書いてきた、「語源エキスパート」の清水先生。
②英語教育とイラストの両方のスペシャリストのすずきひろし先生。
③女性誌やファッション関係のイラストデザインに強い本間先生。
この3人の先生たちの才能とキャリアを集結して作られた本が、前作の「英単語の語源図鑑」でした。
(加えて、文字を大きくしたりスペースを増やすなどして全体のレイアウトを整えた、かんき出版の編集者の米田寛司さんも、相当な敏腕だと思います)
前作「英単語の語源図鑑」が60万部も売れたのには、こんな理由があったのです。
そして今回、その第二弾「続 英単語の語源図鑑」が出ました。
「続 英単語の語源図鑑」の詳しいレビューは次回の記事でお伝えします。
・・・つづく。
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