from 師範代Shinya
僕は毎年、7月下旬〜8月上旬にかけて、「セミの羽化を観察する」のが恒例行事になっています。
幼虫をつかまえて持ち帰り、家の中で羽化する様子を目の前で観察しながら、写真や動画を撮影するのです。
NHKの「生き物の神秘」を紹介する番組でよく見るような、幻想的な世界を見れて、すごく楽しいです。
今は子どもと一緒に行っていますが、子どもが生まれる前は、妻のサヤと一緒に毎晩、行っていました。
夜の7時〜8時の時間帯に、家の近くの緑道の植え込みを、懐中電灯で照らしながらゆっくり見ていきます。
すると、ちょうどタイミング良く土の中から出てきたセミの幼虫が、木を登り始めるところを見つけられるのです。
その幼虫をそっと手に乗せて、虫かごの中に入れて、家に持ち帰ります。
1回に捕れる数はランダムですが、だいたい2〜4匹ぐらいが多いです。
帰宅したら、カメラ用の三脚にバスタオルを巻いた専用の「羽化観察棒」に、幼虫をつかまらせます。
後は静かに見守るだけです。
やがて、幼虫の背中がパックリと割れて、少しずつ透き通った羽がのぞいてきます。
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めちゃくちゃ美しい羽化の様子
ライトに照らされて光る薄緑色の羽、ゆっくりと体を起こして殻から抜け出す瞬間。まるで神話の中の生き物を見ているような気持ちになります。
あの「うるさい」「ちょっと苦手」と思われがちなセミが、こんなにも神々しく、美しい存在だったとは。
僕はセミの羽化を子どもの頃から観察していますが、今は撮影した動画をFBなどでシェアするようになりました。
するとみんな、感動して「セミがこんなにキレイだとは知らなかった!」とコメントしてくれるのです。
よほど昆虫好きでない限り、セミの羽化を目の前で見る経験をしている人は、まずいません。
また、セミの成虫が苦手という大人も多いです。
うるさいし、バタバタするし、怖いと。
そんな人たちも、セミの羽化を見ることで、羽化に対するイメージがまったく変わったとコメントしてくれます。
そして僕は、ふと気づいたのです。
英語も、これと同じだなと。
学生時代の「苦手」は、大人になった今こそ変えられる
学生時代に英語に対する苦手意識を持ったまま、大人になっている人が多いと思います。
特に英文法は、僕自身も、最初は「難しい公式を暗記するだけの作業」だと思っていて、正直あまり好きじゃありませんでした。
でも、大人になってからもう一度学び直す時にも、「文法だけはやりたくない!なんとしても、文法なしで話せるようになってみせる!」と思っていました。
でも、実際に英会話だけを1年間続けてまったく伸びない経験をしたことで、自分の中で諦めがつきました。
もう、文法をやらないと自分の言葉では話せるようにならない・・・と。
しぶしぶ重い腰を上げて英文法を勉強し直してみると、まったく違った印象を受けました。
中でも一番大きかったのは、「ネイティブが持っている感覚」を知ることができたことです。
僕が学生時代とはまったく違った視点から英文法を学ぶスタイルが、すでに世に出ていたのです。
たとえば、「現在完了形」って、学校では「継続・経験・完了・結果」なんて4つの使い方を無理やり暗記させられましたよね。
でも、ネイティブの感覚では、have のイメージはたった1つ。
「have = 自分の生活の中にある」
この一本のイメージで成り立っているんです。
I have a car. (私の生活の中に、車がある)
I have a meeting today. (今日の私の生活の中に、ミーティングがある)
I have lost my phone. (今の私の生活の中に、「スマホをなくした」という状態がある=今、スマホが手元にない)
この3つは、すべて have が使われています。
文法ルール本を見ると、上2つが一般動詞の have で、一番下が現在完了のhave に分類されます。
でも、ネイティブのイメージはたった1つ。
「have = 自分の生活の中にある」
それだけです。
後ろに何を持ってくるかで、メッセージ内容が変わるなのです。
ネイティブは、一般動詞のhaveと、現在完了のhave を、意識して使い分けているわけではない。
それを知った時に、僕は「英語って実はシンプルなんだ!」と気付きました。
僕の中で英文法の見え方がガラッと変わったのです。
それまで「ただのルール」だったものが、「なるほど、ネイティブはそういう気持ちで使っていたのか」と、「人間の気持ち」に近づいた気がしたんです。
セミの羽化を見て「うるさい虫」から「神々しい存在」にイメージが変わる瞬間と、どこか似ていました。
先入観の奥にある、ほんとうの姿
僕がFacebookでセミの羽化動画を投稿すると、毎年たくさんのコメントをもらいます。
「初めて見たけど、こんなにきれいなんだね」
「セミの印象が変わった!」
「苦手だったけど、ちょっと好きになったかも」
同じように、僕の英語講座を受けた方たちからも、こんな感想が届きます。
「文法って、やり直してみると意外と面白いですね」
「学生のときよりも、ずっとスッと入ってきます」
「苦手だったはずなのに、今は英語をやる時間が楽しいです」
どちらにも共通しているのは、「ちゃんと向き合ってみたら、印象がガラッと変わった」ということ。
つまり、人は「見方」さえ変われば、どんなものでも「楽しい」「きれい」「面白い」に変わる可能性を持っているんですよね。
それを体験できるのは、少しだけ勇気を出してトライした人だけです。
英語学習に、決まったやり方はない
大人になってからの英語学習には、正解なんてありません。
文法が苦手なら、学生時代とは違う学び方をすればいいのです。
特に「ネイティブの感覚をベースにしたやり直し学習」がおすすめです。
文法は本来、大人が英語を効率的に学ぶために作られています。
そして、その道は1つではないのです。
最初は苦手でも、見方が変わると、世界が変わる。
もし、あなたがこれまで「英語はどうせ無理」「文法はイヤ」と思っていたなら、安心してください。
それは、まだ「羽化した後のセミ」だけを見ていただけかもしれません。
本当の美しい姿を知れば、きっとあなたの中の印象も変わります。
あなたの英語学習に、そんな「羽化の瞬間」が訪れることを願っています。
文法に対するイメージが変わる経験したいなら、この動画セミナーがオススメです。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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