From  師範代Shinya(新村真也)
前回の記事では、
 
「TOEIC900点越えても、英検1級を取っても、映画を字幕なしで見れるようにはならない」
 
という、「不都合な真実」をお伝えしました。
 
また、ビジネス英語よりも日常会話の方が難しいことをお伝えしました。
これは、英語学習を始めたばかりの初心者の方が抱くイメージとは逆です。
 
初心者の頃に考える難易度は、
 
日常会話 < ビジネス英語
 
映画字幕なし < TOEIC900点
 
ですが、英語上級者になると、
 
日常会話 > ビジネス英語
 
映画字幕なし > TOEIC900点
 
で、向きが真逆になります。
 
この違いは、実際に自分自身がある程度の英語レベルに到達してみて、初めて分かることです。
 
 
 

TOEIC高得点の世界

TOEICなどの英語試験は、「決められたルールの中で技術の正確さを競い合う」感じです。
 
格闘技で言えば、「ボクシングの試合」「柔道の試合」みたいなものです。
 
ボクシングや柔道の試合では、戦う時間が決まっています。
 
ボクシングでは、お互いに出していいのはパンチだけと決まっています。
 
柔道だったら、お互いに出していいのは投げ技と関節技だけと決まっています。
 
TOEICのテストでは、試験時間は2時間と決まっています。
 
問題に使われる英単語のレベルやジャンルも決まっています。試験中にはルールがあります。
 
・辞書を使ってはいけない
・音声は一度しか流れない
 
などです。ボーッとしてて聞き逃したらアウトです。「もう一度CD再生してくれますか?」なんてお願いはできません。
 
ごまかしがきかないので、しっかりした基礎力がないと高得点が取れません。
 
 

映画のセリフ(日常会話)の世界

日常会話には、ルールがありません。
 
日常会話では、正しい文法で話さなければならないという決まりはありません。
 
うまく伝わらないときは、ジェスチャーを使ったり、辞書を使うのもアリです。
 
分からなかったら何度も聞き返したりできます。どんな手を使ってでも、「伝わればOK」の世界です。
 
格闘技で言えば、「何でもありのストリートファイト」です。
 
パンチが来るかもしれないし、キックが来るかもしれない。投げや関節技も警戒しなければなりません。
 
それどころか、ナイフや銃といった武器も使えます。
 
パンチひとつ取っても、ボクシングの試合ならストレート、フック、アッパーの3種類ですが、そのどれにも属さない変なフォームのパンチでも、ストリートファイトでは当たればそれでOKです。
 
 

日常生活の戦い方

日常会話は、変則的です。平たく言えば、「いい加減」な世界です。
 
きっちり正しい文法でしゃべる必要はありません。文法的なミスが許される世界です。
 
それよりも、その場のノリや、勢い、コミュニケーションを取ろうとする姿勢や実戦での経験値などが影響します。
 
ジョークを言われたときの素早い返しなどは、慣れていないとできません。
 
映画では、早口だったり、しっかり発音しないで文法も崩してしゃべるキャラがよく出てきます。
 
CNNのニュースキャスターでさえも、文法的なミスや発音ミスがけっこうあります。(ネイティブでも間違えるんです!)
 
 
 

TOEICでの戦い方

TOEICでは、「ノリの良さ」や「勢い」はまったく通用しません。
 
問われるのは、「正確無比な英語力」です。この力を得るには、毎日の基礎練習を続ける以外にはありません。
 
いくら日常的に英語を使う環境にある人でも、正確さを磨くトレーニングなしではTOEIC高得点は取れません。
 
 
よく、海外赴任歴5年とか10年くらいの人がTOEICを受けると、700点台で落ち着くのはこれが理由です。
 
それ以降点数を伸ばしていくには、日常会話で英語を使っているだけでは無理です。
 
 
ちなみに、ビジネス英語はこのTOEICと日常会話の中間に位置します。
 
日常会話ほど文法を崩すことはなく、話題もお互いのビジネスの範囲内に固定されているので、同じ英単語や文法を何度も使い回しできます。
 
 
 

映画が字幕なしで見れない理由

以上、日常会話とTOEICの違いがなんとなく見えてきたでしょうか?
 
難易度で言えば、ルールの決められたTOEICよりも日常会話の方が変則的なので難しく感じます。これが、
 
「TOEIC900点を越えても映画を字幕で見れない理由」
 
なのです。「パンチだけが来る」と分かっている状況と、「どんな攻撃が来るかまったく予測できない」状況では、難易度や精神力の消耗度が違います。
 
しかも、映画は日常会話よりシビアです。映画の種類によっては、日常のカジュアルな表現だけでなく、「専門用語」が連発されます。
 
たとえば日本語でも刑事ドラマなら、「パクる」とか「、シャバに出る」とか、「ホシをあげる」とか、刑事ものでしか使われない用語が出てきますよね。
 
病院ものなら医療関係の専門用語、法廷ものなら法律用語・・・と、数え上げたらキリがありません。
 
これらすべてのジャンルの映画のセリフを一字一句聞き取れるようになるには、一生かけても難しいかもしれません。
 
これが、「映画を字幕なしで見れるようになる状態」が、英語学習者のユートピア(理想郷)と呼ばれている理由です。
 
 
 

2つの違いを体感しながらトレーニングできる教材

実は、「正しい発音&文法」と、「日常のいい加減な発音&文法」、2つの世界の違いを気軽に体感できる教材があります。
 
 
それが、これです。
 
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これは、CNNのニュースを素材にしたものです。
 
 
ニュース英語がいい加減??と驚いたかもしれませんね。そうなんです!CNNのキャスターのしゃべり方は、人によってはものすごくいい加減です。ハッキリ発音しません。文法も平気で間違えます。
 
 
信じられないかもしれませんが、本当です。この本を買ってみれば、わかります。実際、キャスターの話す文法ミスをしっかりテキスト内で指摘しています(笑)
 
CNNのニュースキャスターが話す英語は、まさに「変則パンチ」です。
 
でも、この本のいいところは、英語学習者用に「正しい発音と文法で同じ原稿を吹き込み直した音声」が付いているところです。
 
生の音声(変則パンチ)と、吹き込み直した音声(正しいフォームのパンチ)。
 
同じ台本で、この2種類の音声を使ってシャドーイング&音読トレーニングすることで、2つの違う世界を行ったり来たりできます。
 
その違いを肌で感じ、自分の中に取り込んでいくことができるのです。
 
僕はこれを2冊音読トレーニングで仕上げましたが、ネイティブのナマの「いい加減な発音」にもだいぶ慣れることができました。
 
中上級者にはオススメです!
 
 
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From  師範代Shinya(新村真也)

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