【英語学習者のインテリアとして最適な「英文法地図」改訂バージョン⑥】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

英文法地図の改訂バージョンに収録されている文法13項目のうち、これまでは、

①文型
②倒置
③動名詞(ing)
④不定詞(to do)
⑤時制
⑥比較級、最上級、原級
⑦前置詞

までをご紹介しました。

あなたが知っている文法ルールがどのぐらいあるか、チェックしてみてください。

次です。

⑧関係詞

関係詞は、which, who, where などの WH語が、文章の真ん中に入って、長い文章を作るものです。

普通だったら2つの英文に分けて伝える内容を、1つの英文にまとめてスッキリさせる効果があります。

日本語とまったくルールが違うので、覚えづらい、理解しづらいと感じる人も多いです。

ちなみによくある質問で、

「関係詞は絶対覚えないとダメですか?使えないと英会話ができませんか?」

と聞かれることがあります。

答えは、「Yes & No」です。

つまり、半分 Yes で半分は No です。

英会話では、「自分が話す時」には関係詞を使わなくても特に問題ありません。

でも、「相手が話すのを聞く時」には、関係詞の知識は絶対に必要になってきます。

なぜなら、ネイティブはカジュアルな雰囲気の英会話でも、関係詞をバンバン使ってくるからです。

英会話は自分が話すだけではなく、相手の話を聞く必要があります。

リスニングできないと、返しようがありません。

もちろん、関係詞が出るたびに「Sorry? Can you say that again?」聞き返していけば、何度か繰り返すうちに、相手も「短い英文で話さないと理解されないな」と気づいて、関係詞を封印してくれるかもしれません。

でも、気づいてもらえる人ともらえない人の差が激しいです。

だから、リスニングのためにも、関係詞はできるに越したことはないと思います。

学校で出ばなをくじかれる

僕たち日本人が学校の英語の授業で習う関係詞の例文は、フォーマルな内容が多いです。

たとえば、

↓↓↓

1.The decision which was reached after extensive deliberation will significantly impact the future of the organization.

(長い検討の末に達した決定は、組織の将来に大きな影響を与えるだろう。)

2. The proposal which was meticulously crafted by the board of directors reflects a deep understanding of the company’s long-term objectives.

(取締役会によって丹念に作成された提案は、会社の長期的な目標に対する深い理解を反映している。)

などです。

こういった英文は、今まさに仕事で毎日英語を使ってミーティングをしている人、ビジネス文書を読まないと仕事にならない人にとっては、現実味を持って覚えられるでしょう。

でも、学生の時点で見せられたら、どうでしょうか?

こういう例文を10代なかばの年齢で見せられている僕たちは、

「関係詞=めんどくさい&自分は使う機会なさそう」

というイメージが受け付けられます。

その結果、関係詞と聞いただけで、アレルギー反応が出てしまうのです。

本当は、友達同士でもめちゃくちゃ使う関係詞

でも、実際には関係詞は友達同士のカジュアルな会話の中でも頻繁に使われます。

たとえば、

↓↓↓

1.I bought a book which you might like.

(君が好きかもしれない本を買ったよ。)

2. She has a dog which is very friendly.

(彼女はとても人懐っこい犬を飼っているよ。)

3. He told me a joke which made everyone laugh.

(彼がみんなを笑わせるジョークを言ったよ。)

4. I have a new phone which has a great camera.
(スゴいカメラがついた新しい携帯を持っているよ。)

5.We went to a cafe which serves amazing coffee.
(素晴らしいコーヒーを出すカフェに行ったよ。)

というように。

関係詞は、2つの文章を1つにまとめて、スッキリさせる効果があります。

もし関係詞を使えなければ、

・カフェに行ったよ。そこでは素晴らしいコーヒーを出してたよ。

・携帯を持ってるよ。その携帯には、スゴいカメラがついてるよ。

・彼がジョークを言ったよ。それは皆を笑わせたよ。

みたいに、毎回ぶつ切りで英文を言わなければなりません。

言いたいことは伝わるとは思いますが、小さい子供が親に報告するような雰囲気に聞こえてしまうかもしれません。

ということで、関係詞は覚えた方が良いと個人的には思います。

今日は以上です。つい熱くなってしまい、記事が長くなったので、ここまでにしておきます。

また次回!

・・・つづく

 

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