【英語学習者のインテリアとして最適な「英文法地図」改訂バージョン⑦】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

英文法地図の改訂バージョンに収録されている文法13項目のうち、これまでは、

①文型
②倒置
③動名詞(ing)
④不定詞(to do)
⑤時制
⑥比較級、最上級、原級
⑦前置詞
⑧関係詞

までをご紹介しました。

あなたが知っている文法ルールがどのぐらいあるか、チェックしてみてください。

次です。

⑨分詞

分詞は、ing と ed を動詞の後ろにつけることで、形容詞的な使い方ができるものです。

たとえば、

fried chicken
(油で揚げられた鶏肉)

frying pan
(フライパン=油で揚げるための平なべ)

のように、名詞の前に ed や ing を付けて、形容詞的に使います。

また他にも、

I saw Tom talking to Mary.

(トムがメアリーと話しているところを見た)

I heard Mary singing.

(メアリーが歌っているのを聞いた)

というように、後ろから ing をつけて、「~しているところを」というニュアンスを付け加えることができます。

特に see = 見る、hear = 聞く、などの「五感を表す言葉」と一緒になるものは、カテゴリー分けとして「知覚構文」などと呼ばれています。

⑩受け身

受け身は苦手な人が多いカテゴリーです。

「~される」

という表現をする言い回しです。

よく学校の授業では、

Tom loves Mary.

(トムはメアリーを愛している)

という文章を受け身に書き換えて、

Mayr is loved by Tom.

(メアリーはトムに愛されている)

という例文を作る練習をしたりします。

確かにこの練習は、構文自体を覚えるには良いのですが、どうしても機械的な練習になるので、「こんな例文、どこで使うんだ?」という疑問を持ったまま、イヤイヤ練習することになります。

特に受け身の場合は、日本語と英語の文化の違いが大きく出てくるところです。

日本語では受け身にした方が自然なシーンでも、英語では受け身にしないことがよくあります。

たとえば、友達と2人でTVゲームをしていて、友達の操るキャラのパンチが自分のキャラに当たった場合。

日本語だと、「あっ!やられた!」と思わず口に出すと思います。

やられた=受け身です。

主語などを省略せずに全文を言うと、「私は彼にやられた」になりす。

これが、日本語では自然な言い回しです。

英語にしたら、

I was hit by him.

です。(hit は変化しない動詞なので、hitted とは言わず、hit のままです)

英語は受け身を使わない

ところが、英語ではこういう時には、

He hit me!

(彼が僕を殴った)

という言い回しをします。

受け身にしないのです。

確かに、I was hit by him. だと、トータル5文字で、とっさに口から出る言葉としては長いです。

He hit me! は3文字なので、短くて言いやすいです。

ここで受け身にしたら、英語圏の人は「なぜそんな言い回しをしたんだ?」と疑問に思うでしょう。

また、日本語だと丁寧語や遠回し表現の1つとして、受け身を使うことがよくあります。

「~させていただけますでしょうか?」

「~と思われます」

みたいな言い回しです。

でも、英語では受け身で丁寧さを出すという考え方がないので、

Could I ~?
(~させていただけますでしょうか?)

It seems that ~
(~と思われます)

という表現をします。

受け身のシステムや使いどころが全然違うので、僕たち日本人は変なところで受け身を使ってしまい、通じなくなることがよくあるのです。

そういう意味では、色んな例文に触れる中で、受け身の語感を養っていく必要があります。

英文法地図には、受け身の色々なパターンのルールが載っています。

⑪助動詞

助動詞は、自分の気持ちや確信度を表すのに必要不可欠なパーツです。

He will come. (彼は絶対来る)

He may come. (彼は来るかも)

He might come.(彼は来るかもしれないけど、来ない確率の方が高そう)

みたいに、助動詞を変えることで、自分の中の確信度や気持ちを分かりやすく表現することができます。

英会話は気持ちを伝え合うのが目的なので、助動詞をマスターすることは、英会話には必須になります。

英文法地図には、助動詞の全ての種類と、使い方の例が細かく載っています。

今日は以上です。

次回は、あと残り2つを見ていきましょう。

 

・・・つづく

P.S.
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