
from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
英語学習を続けていると、必ず出てくる悩みがあります。
それは、
「教材が多すぎて、何を使えばいいのか分からない」
という悩みです。
本屋に行けば、英語教材がたくさんあります。
単語帳。
文法書。
リスニング教材。
英会話フレーズ集。
英検対策本。
TOEIC対策本。
さらに今は、YouTube、アプリ、映画、洋書、ニュース、英字新聞など、使える素材も山ほどあります。
選択肢が多いのは、本来ありがたいことです。
でも、多すぎると逆に迷います。
「これをやれば伸びるのかな」
「こっちの教材の方がいいのかな」
「映画で英語を勉強するって聞いたけど、自分にもできるのかな」
「洋書を読みたいけど、どこから始めればいいのかな」
こういうこと、ありますよね。
その答えが、Yuki先生の本、
『英語は何歳からでもやり直せます』
の第四章に書かれています。
素材を使えば楽しく学べる
この本の第四章では、
「様々な素材を活用して楽しく学習しましょう」
というテーマで、いろいろな英語素材の使い方が紹介されています。
英語学習というと、どうしても教材中心になりがちです。
単語帳を覚える。
文法問題を解く。
英検の過去問を解く。
もちろん、こういう学習は大事です。
でも、それだけだと、どうしても勉強感が強くなります。
特に大人の場合、英語を長く続けるには、
「楽しい」
という感覚もかなり大事です。
その点で、新聞、週刊誌、洋書、映画などを使う学習は、英語をただの勉強ではなく、興味や楽しみとつなげるきっかけになります。
本の中では、それぞれの素材の特徴や、どう活用していくかが紹介されています。
新聞や週刊誌は、上のレベルを目指す人に役立つ
本の中では、英字新聞や英字週刊誌の特徴と読み方についても触れられています。
英字新聞や週刊誌と聞くと、
「難しそう」
と感じる人も多いと思います。
僕も、最初から英字新聞や週刊誌をスラスラ読めたわけではありません。
ただ、英検準1級や1級あたりを目指す人にとっては、こういう素材に少しずつ慣れていくことは大事だと思います。
僕自身は、英字週刊誌の切り抜きが使われている教材(速読速聴英単語Core1900)から少しずつ入っていきました。
いきなり本物の週刊誌を全部読むのではなく、教材化されたものから触れていく。
そこから少しずつ、実際の英語素材に近づいていく。
この順番は、かなり現実的だと思います。
ちなみに、僕が使った速読速聴英単語Core1900は、素材自体は加工されていないネイティブ向けの生の英字新聞の切り抜きで、代わりに英単語の意味や構文解説、背景知識の補足などが入っています。
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英語学習では、背伸びも大事です。
でも、背伸びしすぎると続きません。
今の自分より少し上の素材に触れる。
でも、完全に歯が立たないものばかり選ばない。
このバランスが大事なのだと思います。
洋書や映画は、憧れだけで終わらせない
大人の英語学習者の中には、
「いつか洋書を読めるようになりたい」
「映画を字幕なしで見られるようになりたい」
と思っている人も多いと思います。
これは、すごく自然な憧れです。
僕も昔、アメリカのドラマ『フレンズ』を使って英語を勉強していた時期があります。
最初は、日本語字幕なしでは意味が分かりませんでした。
なので、まず日本語字幕で内容を理解する。
その後に、英語字幕で見る。
そうすると、最初から英語字幕だけで見るよりも、かなり理解しやすくなりました。
本の中でも、映画の字幕についてはレベルによって使い方が違うという話が出てきます。
初心者なら、まず日本語字幕で内容を把握してから英語字幕で見る。
中級者なら、英語字幕で見ながら気になるところを止めて確認する。
上級者なら、字幕なしで楽しむことを目指す。
こういう段階があるわけです。
ここは、とても大事だと思います。
「映画で英語を勉強する」と聞くと、いきなり字幕なしで見なければいけないと思う人がいます。
でも、それだと挫折しやすいです。
今の自分のレベルに合わせて、字幕を使えばいい。
日本語字幕も、英語字幕も、使い方次第では立派な学習の助けになります。
おすすめ教材とレベルチェックがあるのも親切
この本の巻末には、おすすめの学習書も紹介されています。
単語。
文法。
リスニング。
リーディング。
ライティング。
英検対策。
辞書。
こういった分野ごとに、学習書が紹介されています。
「どの本を買えばいいのか分からない」
という人にとっては、ここもかなり参考になると思います。
さらに、レベルチェックのためのサンプル問題もついています。
英検5級から、この本のゴールである2級までの問題が載っていて、自分の現在地を確認できるようになっています。
これは、大人のやり直し英語にはありがたい構成です。
なぜなら、多くの人は、
「自分が今どのレベルなのか」
が分からないからです。
自分の現在地が分からないと、教材も選びにくいです。
難しすぎる教材を選べば、挫折します。
簡単すぎる教材ばかりだと、成長を感じにくくなります。
だからこそ、まず自分のレベルを知る。
その上で、必要な教材や素材を選ぶ。
この順番が大事なのだと思います。
英語は、人生の楽しみとつながる
ここまで4回に分けて、Yuki先生の本、
『英語は何歳からでもやり直せます』
を紹介してきました。
1回目は、英語は本当に何歳からでもやり直せるのか。
2回目は、何から始めればいいのか。
3回目は、4技能をどう伸ばしていくのか。
そして今回は、英語素材や教材をどう選び、どう使えばいいのか。
この本を読んで僕が感じたのは、ただの勉強法の本ではないということです。
もちろん、具体的な学習法も載っています。
でも、それ以上に、
大人が英語をどう生活に組み込むか。
どう続けるか。
どう楽しみに変えていくか。
そこが大きなテーマになっていると思います。
英語は、試験のためだけにあるものではありません。
映画を楽しむ。
洋書を読む。
海外の人と話す。
ニュースを読む。
自分の世界を少し広げる。
そういう人生の楽しみともつながっています。
そして、Yuki先生自身が、46歳から英語をやり直し、75歳の今も現役で教え続けていることが、その一番の証拠だと思います。
「もう遅いかもしれない」
そう思っている人にこそ、この本は大きな励みになるはずです。
英語をやり直したい。
でも、年齢が気になる。
何から始めればいいか分からない。
教材選びで迷っている。
そんな方は、ぜひ一度この本を手に取ってみてください。
そして、実は今回ご縁があり、僕はYuki先生と対談させていただく予定です。
本には書ききれなかったお話や、46歳から英語をやり直した時のリアルな気持ち、75歳の今も英語と関わり続けるエネルギーについて、直接お聞きしていきたいと思います。
そちらも、ぜひ楽しみにしていてください。
(完)
今回紹介した『英語は何歳からでもやり直せます』はこちら↓↓↓
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