from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
日本では、余暇の時間を作り出すためにベビーシッターや家事代行サービスを利用する習慣が、欧米ほど普及していません。
一方で、家事を自動化するマシンを使うことには抵抗がなく、人気です。
それはおそらく、日本が長年「モノ作りの国」として世界で活躍してきたからだと思います。
いまだに、海外の人の前で「ソニー」や「シャープ」という企業名を出すと、反応が良いです。
「スゴいブランド」「カッコいいメーカ-」というイメージが浸透していることが伝わってきます。
日本の「モノ作りの国」イメージは、海外ではまだまだ健在です。
そして僕たち日本人の中にも、「モノ作りへのプライド」みたいなものがあると思います。
戦後の日本の復興を支えたのは、ソニー、シャープ、パナソニック、などの大手家電メーカーや、ホンダ、トヨタなどの車メーカーだからです。
だからこそ、「マシンを使って家事を自動化する」という発想には、日本人は抵抗感が少ないのだと思います。
さらに、マシンには感情がないので、散らかった部屋に自分の部屋にマシンを置いても気になりません。
人を自分の家に入れる家事代行サービスに比べて、部屋が散らかっている状態への心理的な抵抗感は、少なくなります。
だから、日本人は家事マシンに対して抵抗がないのだと思われます。
(僕の個人的な推測です)
ちなみに、僕がこれまで色んな国の人たちと話した中で感じたことは、
・西洋人は体験にお金を使う傾向がある
・日本人はモノにお金を使う傾向がある
ということです。
もちろん、個人差はありますが、全体的な傾向として、そう感じました。
たとえば、同じ金額のボーナスが出たら、日本人は「ずっと欲しかった、憧れのブランドバッグを買っちゃった!」というパターンがよくあります。
人によっては、ブランドバックが服になったり、カメラになったり、高価な家電になったり、趣味のアイテムになったりします。
何を買うにしても、「お金をモノに変える」ことで、「目に見えて手で触れられる、変わらない価値を手元に残す安心感」を得るような感覚です。
フランス人男性の驚き体験
以前、僕は日本に来たばかりのフランスの人の20代男性とバーで話したことがあります。
彼はあまりフランス語訛りの少ない、聞き取りやすい英語を話す人だったので、僕も話しやすくて、色んな話題で盛り上がりました。
その時に彼が言っていたのは、
「日本に来て一番驚いたのは、若い人たちのお金の使い方だよ。
日本人で自分と同じ世代の人たちが、ヴィトンやエルメスのバッグを持っていて、ビックリした!
しかも、彼らはお金持ちってわけじゃなくて、普通の会社員だと分かって、さらにビックリ!
フランスでこんなブランドバックを持つ人は、超お金持ちだけだよ。
自分の月給より高いバッグを買って持ち歩く発想は、どこから来るの?」
僕はこの時、彼の質問に答えられませんでした。自分自身が、月給より高いバッグを買った経験がなかったからです。
ただ、何となく「よく見かける光景」というイメージがありました。
でもフランス人の彼にとっては、日本の街中で若者がフランス産の高価なブランドのバッグを持って歩く姿は、とても不思議に見えたそうです。
体験を買う西洋文化
一方で西洋文化では、ボーナスが出たらバケーションを取って旅行に出かける人が多いです。
海外移住も、その体験の中の1つです。
海外旅行や海外移住の経験は、モノとして手元には残らないけど、「思い出や体験」として自分の中に蓄積されていきます。
その体験は、いつでも引き出せる話題として、自分の中にストックされます。
もちろんお金持ちであれば、西洋人もハイブランドバッグなどのモノをたくさん買うそうです。
ただ、一般人が年に2回しか手に入らないボーナスの使い道として、何を選ぶか?と言えば、やはり「体験」みたいです。
日本式と西洋式、どちらのお金の使い方が良いかということではなく、「価値観が違う」ということです。
だからこそ、日本では家事代行サービスよりも、高価な家事マシンを買う方が、文化的に受け入れられやすいんだと思います。
ということで、時間を作り出すためには、家事マシンがオススメです。
家事マシンで、英語学習の時間を作り出す
僕たち英語学習者にとってやるべきことは、新しい英語教材を買う前に、「学習時間を確保する」ことです。
特に、家の中で勉強したい場合は、今やっていることをできるだけ減らして、空いた時間を英語学習に使う必要があります。
空いた時間を作り出すためにも、
「英語学習の時間を作り出すために家事マシンへ投資する」
ことが、英語学習時間を確保して挫折を防ぐ効果があると思います。
では、どんな家事マシンが時間効率が良くなるのでしょうか?
日本では昔から、生活をラクにしてくれる家電製品を「三種の神器」と呼んで重宝する文化があります。
次回の記事では、三種の神器のこれまでの歴史と、今の「新・三種の神器」違いについて深掘りしながら見ていきましょう。
・・・つづく。
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