From 師範代Shinya(新村真也)
前回の記事、「10年後になくなる仕事」では、今ある仕事のうち47%が、テクノロジーの発達によってなくなってしまう、という未来予測をお伝えしました。
そこで僕が気になったのが、「グーグル翻訳」というアプリです。
昔の翻訳ソフトは、「訳がめちゃくちゃで使い物にならない」、というイメージがありました。
でも最近、日曜の午前中にダウンタウンの松本人志さんが出ているニューステレビ番組で、このグーグル翻訳のカメラ機能が紹介されていました。
それを見た僕は、衝撃を受けました!!
なんてこった!!こんなに翻訳機能は発達しているのか!!
ものすごいスピードで精度を増している、このアプリが、将来、僕たち日本人から「英語学習」のチャンスを奪う存在になるのか?
10年後、英語を勉強している人が周りから、
「まだ英語なんて勉強してるの?もう、みんなグーグル翻訳で世界中の人たちとやりとりしてるのに。なんでそんな、効率悪いことしてるの?」
なんて言われる日が来るのでしょうか?
それを検証するためには、まずは今のグーグル翻訳アプリが、どれほどの実力になっているのか?
それを確かめずにはいられない!!
ということで、僕のiPhoneに、グーグルアプリを入れてみました。
そのレビュー動画はこちらです。
↓↓↓
もしあなたが今、動画が見れない状況だった場合に備えて、文章でもお伝えしますね。
↓↓↓
主な機能は3つ
グーグル翻訳アプリの主な機能は、
①カメラ
②音声
③文字
の3つです。
究極のカメラ翻訳
このカメラ翻訳機能のスゴいところは、そのスピードです。翻訳にかかる時間は、0コンマ何秒の世界です。
カメラに写った文字が、本当に一瞬で言語変換されます。
たとえば・・・
短い文字
・ティッシュの箱に、「Peace Wave」と書いてあります。
これを読み込ませると・・・
「平和波」!!そのままです!!ちゃんと訳されていますね!
僕がスゴいと思ったのは、ひらがなやカタカナではなく、ちゃんと漢字に変換されたことです。
これによって、すごく読みやすくなっています。
次は時計にあるロゴ、「CASIO」です。
これは、ちゃんとカタカナに変換されました。優秀です!!
まとまりのある文章はどうか?
続いて、僕のお気に入りの本。
リチャード・カールソン氏の名著、
「小さいことにくよくよするな!」です。
これは、英語のタイトルは、
Don’t sweat the small stuff
sweatは、「汗をかく」という動詞で、「ジタバタする」とか、「汗をかくほどに心が動揺する」、という意味にもなります。
ここを正確に訳すのは難しそうです。
Let’s give it a try!
・・・やはり、難しいみたいですね。
部分的には単語の翻訳ができているのですが、フレーズ全体としては意味が通じません。
最後に、本の中身にトライ!
長文が並んでいるので、これは難易度高めです。
そのまま訳しても、意味が通じません。文脈の流れと前後のつながりを元に判断しなければなりません。
やはり、かなりおかしくなってしまいました・・・
まったく意味不明の文章です。
カメラ翻訳機能のまとめ
どうやらこのカメラ翻訳機能は、「長文を訳す」という目的には向いていないようです。
あくまで、「単語レベル」でのスピード翻訳用みたいです。
使い方としては、
・海外旅行で街中を歩きながら、並んでいる看板を翻訳しながら、店探しを楽しむ。
・駅で迷ったときに、サッとスマホを取り出して、表示をチェックする。
・レストランで、読めないメニューを翻訳しながら注文を選ぶ。
などのシチュエーションに役立つと思います。
いちいち文字を入力したり、声に出して読み上げる必要がない「スピード感」が、このカメラ翻訳機能の何よりのウリですね!
今日の検証結果
一応、今回のカメラ翻訳機能だけを見る限りでは、まだ英語学習が不要になることはなさそうです。
次回は、「音声入力」を試してみます。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
P.S.
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