from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、僕がノブ先生のセミナーを受けた感想として、「声のトーンは、英語の雰囲気を出すのにとっても大事」ということに気付いた話をしました。
今回のセミナーで、もう一つ学んだ大事なことがあります。
それは、「息を長く続かせる」ということです。
日本人の息が続かない理由
ふだん英語の音読トレーニングをしている方々からよくいただく声の中にも、「息が続かない」という悩みがあります。
「ネイティブのモデル音声では、長い英文を息継ぎなしで一気にしゃべっている。でも自分で音読すると途中で苦しくなってきて、息を吸いたくなってしまう・・・でも、息継ぎをすると今度はスピードについていけなくなって、シャドーイングのタイミングが遅れてしまう・・・」
というものです。
確かに、日本語と英語では息継ぎの回数が大きく違います。
研究によると、日本人が読み上げる時に10回息継ぎする長さの英文を、英語のネイティブに読ませた場合、たった3回しか息継ぎしないそうです。
ということは、日本語を話す感覚で英語を話していると、必ず息が続かなくなります。
何度も息継ぎをしながら英語を話していると、英語らしさが出ないことがあります。
英語圏の人達は、長い文章を一気に声に出して話し切ります。
息継ぎなしで話すからこそ、スピードとリズムが乗って英語らしい発音に聞こえるのです。
今回のセミナーでは、ノブ先生が「日本人の息が続かない理由と、続かせる方法」について教えてもらえました。
腹式呼吸VS胸式呼吸
日本語を話す時には、胸のあたりに息をためるイメージで話す、胸式呼吸を使うことが多いです。
胸をふくらませて、肺に息をため感覚です。
一方、英語圏の人が話す時には、お腹のあたりに息をためるイメージで話す、腹式呼吸を使うことが多いです。
お腹をふくらませて、横隔膜に息をためる感覚です。
これは、口で言うのはカンタンですが、実際にやってみると、なかなかできません。
ノブ先生はセミナーの中で、この腹式呼吸のやり方を、時間をかけて何度も実演しながら、レクチャーしてくれました。
お腹に手を当てて、息を吸うとどこがふくらむか?
をチェックしながら練習する方法です。
文字ではなかなか説明しづらいので、実際に声と映像で見るのがオススメです。
ノブ先生の今回のセミナー録画視聴の申し込みはこちら(JOYのホームページ)
↓↓↓
http://www.joyworld.com/adult-news/adult-catc/2022/07/post-1627.php
変化を感じる人達が続々!
セミナー内では、英語の台本を使って、腹式呼吸でどのぐらい息が持たせる練習をしました。
すると、実際にセミナー内の時間だけでも息が長く持つようになる人が続出しました。
セミナー中は受講生たちはZoomのチャットボックスに自分の感想を打ち込むスタイルです。
チャットボックスを見れば、みんなの反応が分かります。
Before & After でコメントが変わりました。
「今回はここまで言えました!」
「最後まで言い切れた!」
といった声が、続出していました。
生まれた時から英語をしゃべっている英語圏の人達は、意識しなくても腹式呼吸が自然にできています。
日本人でも、海外で生まれ育った完全バイリンガルの人達も同じように感覚的に腹式呼吸ができるのでしょう。
でも、僕たち大人の「やり直し英語組」は、訓練して後天的に身に付けるしかありません。
声の大切さ
今回のノブ先生のセミナーを受けて、改めて声の大切さを実感しました。
「英語の発音練習」と聞くと、僕たちはどうしても、口周りの細かい筋肉の動かし方などを意識しがちです。
もちろん、それも大事なのですが、自分の話す英語の印象に一番大きな影響を与えるのは、「声」です。
まずはベースになる声を、英語らしい状態に近づけるだけでも、全体の雰囲気が変わります。
そして、英語が上手に聞こえるようになります。
まずは雰囲気重視で声の土台を作っておき、後から細かいスキルを磨いていった方が、自分の発音に対する満足度が上がる気がします。
もしあなたが、今の自分の発音にイマイチ満足できていないなら、先に声を変えてみる練習をするのも、良いアイデアかもしれません。
(完)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※ノブ先生のセミナー録画はこちら(JOYのホームページ)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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