【意外にムズカしい!!「クリスマス」の発音】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
今日は季節ネタで、「クリスマス」の英単語の発音について、マニアックな英語トークをします。
 
 
今回は、発音ネタなので、動画の方が分かりやすいかもしれません。
 
↓↓↓
 
 
 
クリスマスは日本語のカタカナ語として定着している単語なので、今さら正しい英語発音をチェックする人は少ないです。
 
 
だからこそ、あえてここで「英語のリアル発音」についてお伝えします。
 
 
これは、僕のアメリカ人の友人から聞いたことなのですが、かなりの英語上級者でも、「クリスマス」の英単語をしっかり発音できる人はとても少ないそうです。
 
そのアメリカ人の友人は、現地の大学で文学部を専攻していたくらいなので、ネイティブの中でもかなり「言葉にうるさい男」です。
 
 
その彼から居酒屋で僕が受けた「クリスマス発音の個人レクチャー」の内容をお伝えします。
 
 
 

イントネーション

 
まず、日本語のクリスマスは平坦な発音です。
 
 
ク・リ・ス・マ・ス
 
 
それぞれの文字が、すべて同じくらいの強さで読まれます。
 
 
これが英語の中上級者になると、イントネーションをしっかり出すようになります。
 
 
ク「リ」スマス
 
 
という感じで、「リ」の部分だけ強く発音するのです。
 
 
これは、正しい発音なので、それっぽく聞こえます。
 
 
でも、実はイントネーションだけでは足りません。
 
 
その理由は、この英単語の「語源=ことばの源」にあります。
 
 
 

「クリスマス」という英単語の本当の意味

 
クリスマスを英語で書くと、
 
 
Christmas
 
 
です。
 
 
この英単語は2つのパーツから成り立っています。
 
 
Christ  mas
 
 
です。
 
 
Christは、単体で読むと、
 
 
「クライスト」
 
 
と発音します。
 
 
日本語発音では、「キリスト」です。(英語発音とだいぶ違いますね)
 
 
そして、masの発音は、
 
 
「マス」
 
 
です。
 
 
日本語発音は、「ミサ」です。(英語発音とだいぶ違いますね)
 
 
キリストを表す「Christ」と、祈りの儀式のミサを表す「Mass」
 
 
この2つの言葉がくっついて、
 
 
Christmas
 
 
という言葉になっています。
 
 
 

発音の仕方

 
Christ  の部分は、「クライスト」ではなく、「クリスト」と発音します。
 
 
理由はおそらく、「クライスト・マス」では言いにくいからだと思います。
 
 
なので、正しい英語発音は、
 
 
「クリスト・マス」
 
 
になります。
 
 
でも、これが速いスピードで読まれると、
 
 
「ト」の部分が消えて、「クリスッ・マス」に聞こえます。
 
 
でも、それを日本人が耳コピーして、「クリスマス」と発音するようになりました。
 
 
ところが、日本人が「クリスマス」と発音すると、
 
 
キリストが、「クリスさん」になってしまうのです。
 
 
本来は、「クライストさん」もしくは「クリストさん」なのに・・・
 
 
「でも、ネイティブだって『ト』を言ってないじゃないか!」
 
 
と思うかも知れませんね。
 
 
 

発音しない部分は「残す」

 
talk to
 
talked to
 
 
この2つの違いはどこにあるでしょうか?
 
 
そうです、過去形の~edが、あるかないか?ですよね?
 
 
でも、この~edの部分は、実は発音されません。
 
 
音のつながりで発音されないのです。
 
 
でも、かといってこの2つの文章がまったく同じ音で読まれることはありません。
 
 
それでは、ネイティブだって区別が付きません。
 
 
そこで、「発音はしないけど、そこを省略したよ」という合図を残します。
 
 
どういう合図かというと、
 
 
小さい「ッ」を、発音を消した合図として残すのです。
 
対して、現在形は、
 
 
「トークトゥー」
 
 
という感じで、つなげて読み上げます。
 
 
過去形は、
 
 
「トークッ・トゥー」
 
 
です。
 
 
途中で突っかける感じです。
 
 
タイミングが違いますよね。
 
 
この小さい「ッ」の部分をネイティブの耳は敏感に感じ取って、過去形か現在形かを判断します。
 
 
安心してください。
 
 
正しい発音で自分が言えるようになれば、聞き取れるようになります。
 
 
あなたも必ずこの違いが聞き取れるようになります。そのためには、まずは自分が正しく発音できるようになることです。
 
 
 
 

クリスマスも同じ

 
実は、クリスマスも同じです。
 
 
クリスト・マス
 
 
の「ト」の部分が消えているのですが、その分をわずかに残しながら小さい「ッ」で発音するかどうかを、ネイティブの耳は敏感に聞き分けます。
 
 
だから、「クリスマス」ではなく、「クリスッ・マス」という発音方法が、ネイティブには自然に聞こえるのです。
 
 
発音は、実際に自分の耳で聞いた方が分かりやすいので、動画もご用意しました。
 
↓↓↓
 
 
 
いかがだったでしょうか?
 
 
かなり細かい部分でしたが、こういうところがしっかり発音できるようになると、ネイティブの人たちから一目置かれるようになります。
 
 
ぜひ、「クリスマス」のネイティブ発音にトライしてみてください。
 
 
 

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