from 師範代Shinya
ここ数年、僕が頭の片すみで密かに恐れていたことが、ついに先日、現実になりました。
朝、目が覚めた瞬間、右足の親指の付け根に鋭い痛みを感じたのです。
その時にはまだ、「歩くと痛いけど、歩かなければ平気」という感じです。
最初は「歩きすぎて痛めたのかな?」くらいに思いました。
でも、痛みは消えることはなく、翌日になるとさらに痛みが増していきました。
昨日までのズキッ!という痛みより、「グサッ!」という表現の方が近いかもしれません。
まるで針を差し込まれるような、今までに経験したことのない痛み。
「あ、これは普通じゃないな」と直感しました。
数時間後には、足が地面につくだけでも激痛が走るようになり、靴下を脱いだら、親指の付け根を中心に、つま先が赤く腫れ上がっていました。
ちょうど子どもを近所の児童センターに連れて行って一緒に遊んでいたのですが、階段の昇り降りで苦労する痛みレベルになっていました。
そして帰り道は、歩くのがしんどくて、ベビーカーを押すスピードが、来た時の3分の1以下に落ちていました。
チャットGPTに相談してみたら、色んな可能性を出してきたのですが、一番高い可能性は「痛風発作」と言われました。
その日は祝日だったので、翌日にドキドキしながら病院へ行くと・・・
先生が僕の足を見た瞬間、
「痛風発作ですね。」
その後、問診を続けましたが、結果は変わらず。
精密検査をすることはなく、「ほぼ確定して良いでしょう」ということで、痛風の対処法を行うことになりました。
対処法と言っても、基本的には痛み止めの薬を飲みながら、自然に炎症が治まるのを待つ形になります。
この待つ期間が7〜14日間ぐらいだそうで、けっこう長く感じます。
実は、いつかこうなると覚悟していた
実は、僕はいつかこうなる日が来るかもしれないと、心の片隅で覚悟していました。
なぜなら、数年前から健康診断で「尿酸値が高い」と言われていたからです。
尿酸値を下げるには、生活習慣の見直しと薬の服用の2つの方法があります。
生活習慣では、痛風の原因になるプリン体の摂取を控えるために、
・お酒をやめる
・肉やレバー類を極力食べない
・魚介類も控える
などを言われました。
ただ僕の場合、お酒は元から飲まないし、肉もそんなに好きではありません。強いて言えば、魚介を食べるぐらいですが、そんなにたくさん食べているわけではありません。
一応、生活の中で気をつけてみたものの、何度やっても尿酸値は変わりませんでした。
そうなるともう、服薬しか選択肢が残っていません。
「できれば、薬には頼りたくないなぁ〜」と思いながら、数年が経過していきました。
お医者さんからは、「このままだと、いつか痛風になるかもしれません。痛風になると、皆さんあきらめてお薬を飲み始めますよ。」と言われていました。
だから、いつかこの日が来ることを、分かってはいたのです。
でも、目立った症状はなかったので、問題を先延ばしにしていました。
そのツケが、今、来たわけです。
身体からの「甘く見るなよ」というメッセージ、しっかり届きました。
実際に痛風になってみると、あまりに耐えがたい激痛で、
「こんなことなら、早めに服薬を始めとけば良かった・・・」
と、心の底から後悔しました。
人は、後でツケが来る選択をしがちな理由
僕は今回のことで、改めて思ったんです。
「なぜ人は、後でツケがくる道を選んでしまうんだろう?」
と。
今すぐに問題が起きていないと、「まだ大丈夫」と思ってしまう。目の前の忙しさや、手間のかからない方に流れてしまう。
有名な本『7つの習慣』の中で、こんな考え方が紹介されています。
「重要だけど、今すぐやらなくても問題が起きないこと=Bの領域」を、人は先延ばしにしがちだと。
Bの領域とは、健康管理や人間関係のメンテナンス、勉強などです。
どれも緊急ではないけど、人生の土台に関わる重要なことですよね。
だけど人は、このBの領域をつい後回しにしてしまう。
代わりに、「目の前にある今すぐやらなけえばならないこと=Aの領域」にばかりに目を向けてしまう。
すると、B領域だったものは、いずれ緊急事態=Aの領域になって、自分に跳ね返ってくる。
その時になってジタバタしても、すぐに事態が改善されることはない。
と。
今回の痛風がまさにそれでした。
Bの領域を後回しにした末路
薬を飲むのは面倒だから後回し → 激痛で数日間、歩けない。
今から尿酸値をコントロールする薬を飲んでも、痛みは消えない。
むしろ、今飲むと痛みが悪化するらしい。
だから今は、鎮痛剤を飲みながらひたすら耐え続けるしかない。
僕が今回の件を先伸ばしにしたツケは、思ったより高くつきました。
でも、これって英語学習にも似ていませんか?
英語学習もBの領域
「そのうち必要になるかもしれないけど、今は別に使わないしなぁ」と思って後回しにしていると、
いざ「海外旅行で現地の人とやりとりが必要!」とか、「会社でTOEIC○○点以上が昇進条件!」なんて状況になった時に、あわてて本屋に駆け込むはめになります。
英語が必要になる場面は、ある日突然やってくる。
外国人に道ばたで話しかけられて、とっさに答えられる人は、普段から英語学習を習慣にしている人だけです。
いざという時に手も足も出ずに「痛風的ショック」を受けないためには、やっぱり普段から少しずつ準備しておくしかないんですよね。
でも、安心してください。
このブログを読んでくれているあなたは、もうすでに英語学習を始めていて、何らかの形で継続している人だと思います。
その姿勢自体が、まさにBの領域を大切にしている証拠です。
未来の自分に「ありがとう」と言ってもらえるような今の行動。
それを、僕もこれからもっと意識していきたいと思います。
今回の一件で、僕は決めました。
今後は、定期的に「自分にとってのBの領域って何だろう?」と自問自答する時間を作ります。
健康、家族との時間、英語学習、自分自身のアップデート・・・
どれも大切な「土台」だからこそ、日々の習慣に少しずつでも取り入れていく。
今回の痛風発作からの学びは、決してムダにはしない!と心に誓いました。
(この文章も、痛みに耐えながら横になって布団の中で書いています)
p.s.夏休みお盆の時期に集中して英語の勉強をする「オンライン英語自習会」を開催します。ご参加お待ちしています!詳細はこちらをクリック↓↓↓
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す