From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が今回東京で初めて受けたTOEICテストの感想の続き(最終回)です。
時間が足りない!
今回のリーディングは、途中で時間が足りなくなり、結局7問は「塗り絵」になりました。
理由はやはり、「タイムマネジメント」です。1問にかける時間を長く取り過ぎました。
「どんなに悩んでも、1問1分以上の時間をかけない」などのルールを自分の中で決めて、それを守り通す必要があります。
でも、何よりも大事なのが「読むスピード」そのものだと思います。
TOEICに必要な「読みのスピード」
では、具体的にどのくらいのスピードで読んでいけば、最後の200問目まで解き終わるのか?というと、改訂前の段階では、よく「250WPM」と言われていました。
WPMというのは、Word Per Minute の略で、「1分間あたりに読み進める文字数」です。250WPMだと、1分間に250語読み進めることになります。
もちろん、WPMは記事の内容や英語レベルによって、だいぶ変わります。全体を平均すると、250WPMぐらいで進めるといいよ、という意味です。
ただ、僕自身の経験上、平均180WPMぐらいになった時点で、最後まで解けるようになりました。
ただ、改訂後のTOEICは文字数が増えているので、やっぱり250WPM、少なくとも200以上は欲しいところでしょうか。
僕の今のWPM
僕の今のリーディングスピードは、おそらく160WPM前後です。
一時期は、多読トレーニングをして200WPM前後まで上げましたが、今はおそらく160WPM前後に落ち着いていると思います。
なぜかというと、僕は今、ふだん読みのスピードを上げるトレーニングをしてないからです。僕が毎日やっている英語トレーニングは、「音読トレーニング」のみです。
僕は今、「試験のための勉強」はしていません。好きな本を、好きなように読んでいます。
自分が好きな洋書(特にビジネス書)を選んで、音読トレーニングで仕上げています。
こうすることで、海外の最先端のビジネス知識と、英語のボキャブラリーが同時にアップできます。
さらに、本を仕上げることで、世界のビジネス界の「グル」と呼ばれる有名人のビジネス系のセミナー内容が聞き取れるようになってきます。
もちろん、英語力そのものは上がっていまると感じます。特に、マーケティングやセールスコピーライティングに関する専門用語は毎日増えています。
でも、それらのほとんどはマニアック過ぎてTOEICには出ません。なので、テストの点数にはあまり影響はないはずです。
となると、リーディングのスピードが勝負になります。
でも、先ほどお伝えした通り、僕は今は速読トレーニングはやっていません。
音読トレーニングのみです。
声を出しながら読み上げるスピードは、ネイティブの平均が160WPMと言われています。ニュースキャスターが早口で読み上げる時のスピードです。
僕はちょうどそのくらいのスピードでふだんトレーニングしているので、TOEICテストを解いている最中のMAXスピードもおそらく160WPM前後だと思われます。
無策で本番
今回、僕はあえて何の対策もしないで本番テストを受けてみました。
対策というのは、たとえば
①問題集を解いて、本番のリズムを取り戻す
②点数アップに必要なスキルを伸ばす(今回の場合は、リーディングスピードアップ)
などです。でも、僕はこれらをあえてしませんでした。理由は、「今の素の実力だけでどのくらい行けるか?」を試すためです。
2年間のブランクが空いたのは、900点を超えるようになってからは初めてのことです。
テストのリズム感覚を忘れている今だからこそ、純粋に英語力だけでどこまでいけるか?を測れる気がしたのです。
全体の感想
今回、久しぶりにTOEICを受けてみて感じたのは、「問題の先読み」「必要な情報だけをすくい読み」といったテクニックが使いづらくなっている、ということです。
僕が前回受けた時は、TOEIC出題スタイル改訂直後でした。あれからだいぶ時間がたって、より熟成されてきて、小手先の対策が通用しづらくなっている印象です。
解きながら、「出題者は本当によく考えて質問を作っているなぁ・・・」としみじみ感じました。
スコアが返ってきたら、また報告しながら細かい分析とフィードバックを記事に書いてシェアしますね。
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