From Shinya (新村真也)
1回目の「外人バー」を体験した僕とケイタは、その後、すっかりハマってしまいました。
英語でネイティブと話しているときには、いっぱいいっぱいで冷や汗をかいてるのですが、店を出たときの達成感というか、すがすがしさが、たまらない気分でした。
また、僕は「マジック」という秘密兵器があったせいで、ネイティブたちに、すぐに顔を覚えてもらえました。
僕の名前は「 Shinya 」です。
これは、英語のネイティブにとっては、かなり発音しにくいです。
ほとんどの場合、
「シンニャ~」
という、力の抜けた発音になります。
「n」から「ya」につなげると、自然に「ニャ」になってしまうようです。
そんな覚えにくい名前だったので、僕は彼らから、
「Magic boy = マジック・ボーイ」
と呼ばれるようになりました。
その後、外人バーに行くたびに、
「ヘイ! マジックー・ボーイ! またマジックを見せてくれるのかい?」
と声をかけてもらえるようになりました。
そして、そのうち僕は、ひとりでもそのバーに出入りするようになり、多いときは週3回行っていました。
当時は、ジーンズショップの店長をしていたので、仕事が終わるのが遅く、ほとんどの店は閉まっているのですが、バーは夜からなので、帰りに寄っていくことができました。
僕がネイティブの友達を増やすのに使った、3つのステップ
とはいえ、当時の僕の英語力でしゃべれる内容は限られています。
僕はこのとき、この3つのステップで、バーでの時間を過ごしていました。
ステップ①
店に入ったら、まずカウンターへ行く。そこでバーテンにあいさつしたり、日本人客と軽く話す。(なぜかカウンター周りには日本人が多いかったです)
ステップ②
カウンターでマジックの準備をして、後ろのほうのテーブル席に座っているネイティブのグループの中へ繰り出す。そこで、英語のセリフを丸暗記してきたマジックを披露して、
「ドッカン!!」
と盛り上げる。
マジックをしている間は、「フリートーク」がないので、完全にこっちの土俵でコミュニケーションができる。
マジックが終わると、ちょこっと話す。
たいてい、
「いつからやってるの?」
「誰に教わったんだい?」
「プロでやってるの?」
と3つのことを聞かれるので、あらかじめ答えを用意しておく。
同じことを各テーブルで繰り返す。
ステップ③
完全なフリートークになると、
聞き取れない&しゃべれない=会話が続かないので、
マジックが終わったら、すばやくテーブル席エリアから脱出!
カウンターに戻ってきて、日本人と話しながら、休憩する。
・・・という感じです。
この3ステップを毎回繰り返していました。
ネイティブにマジックを見せてからカウンターに返ってくると、そこにいる日本人の人たちには、
「あっちのテーブルで盛り上がってたねぇ!」
「英語でマジックができるなんて、スゴいねぇ!!」
「英語ペラペラなんだねぇ!」
などとチヤホヤされて、とてもいい気分になりました。
たしかに、カウンター席からは、盛り上がってる姿しか見えないし、僕がしゃべってる内容がすべて
「丸暗記したセリフを読み上げてるだけ」
なんてことは、バレません。
なので、パっと見は「ペラペラ」に見えるようです。
しかも、こういうバーに来る日本人は、基本的に自分が英語がしゃべれるようになりたくて来ている人が多いので、とっても話が合いました。
ネイティブの友達がたくさん!
そんなことを続けるうちに、僕はそのバーで有名になり、「ネイティブの友達」がどんどん増えていきました。
一応、携帯番号とメアドを交換するまでの一連の流れを丸暗記していたので、僕はいろんな人と、次々と連絡先を交換していきました。
そのときは有頂天になっていたので、携帯電話のメモリーに増えていく外国人の名前を見て、
「俺もついに、国際人の仲間入りか?」
なんて、ニヤニヤしていました。
そして、その頃はまだ、
「ネイティブに囲まれて、英語のシャワーを浴び続ければ、勝手にしゃべれるようになる!それこそが、英語の上達への近道だ!」
と信じていたので、僕は自分の未来にワクワクしていました・・・
・・・つづく。
From Shinya (新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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P.S.
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