from 師範代Shinya
※以前、YouTube動画でアップして反響があった、一問一答コーナーの内容を、改めてブログ記事で詳しくご紹介します。
(→前回の続き)
英語学習をしていると、必ず伸び悩み時期に、どうしたら良いのでしょうか?
僕がオススメする方法の1つ目は、
「ガンバるのをやめる」
ことです。ふつうは、伸び悩みに突入すると、「まだ勉強が足りないのか!もっとやらねば!!」と、今まで以上にガンバろうとしてしまいがちです。
ガンバり過ぎている心の中は、「義務感」でいっぱいになっています。
それまでは、「楽しくてやっていた英語の勉強= I want to study!」が、だんだん「やらねばらないなもの=I have to study.」
になってしまうのです。
have to の心理状態でやる英語の勉強は、正直、楽しくありません。
have to になった勉強をやるためには、意思の力が必要です。
意思の力を使うと、ものすごく努力している感じがしてきます。
努力しているのに上達を感じられないと、ますますやる気がそがれていきます。
そがれたやる気を奮い立たせるために、また意思の力を使い・・・
という悪循環にハマっていくのです。
悪化し過ぎると、英語が大嫌いになってしまうことさえあります。
せっかくここまで上達してきたのに、とてももったいないことです。
だからこそ、伸び悩みを感じた時こそ「原点に帰って、英語の勉強自体を楽しむ」ことが必要なのです。
1度楽しめなくなった英語の勉強を、もう一度楽しめるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか?
こだわりを手放す
それは、自分の中に積み上がってきた「こだわり」を手放すことです。
・自分で立てた目標を達成したい!
・英語力を落としたくない!
・周りの人から「ダメなやつ」と思われたくない!
など、人によってこだわりは違うと思いますが、義務感を感じている時には、必ずこだわりがあるはずです。
自分のこだわりが何か?を特定して、そこを意識的に手放してみるのです。
やり直し英語を始めたばかりの頃は、おそらくほとんどの人が「英検1級まで取るぞ!」とか「TOEIC900点超えるぞ!」みたいな目標を掲げることはないと思います。
「なんとなく、英語の勉強が楽しい」
とか、
「外国人の友達ができたら、楽しそう」
とか、
「海外旅行でもっと現地人とお話ししてみたい」
とか、そういうワクワクするような気分で始める人がほとんどです。
でも、しばらく続けているうちに、だんだん他の人たちの事例などの情報が増えてきて、
「英語学習をゼロから始めて2年続けた人が、TOEIC900点取ったらしい」
とか、
「このぐらい勉強したら、英検○○級取らないと恥ずかしい」
みたいな基準が、いつの間にか自分の中に出てきます。
そういう情報は、英語学習方法の本や、ネット記事などで目にすることが多いです。
でも、本やネット記事に書くということは、「普通の人とは違う結果を出している」証拠でもあります。
これは英語に限らず、投資やビジネスの本や記事でも同じことが言えます。
「起業して1年で年商○○億円達成した人」
「投資を始めて3年後には、早期リタイアできちゃった人」
などが、本や記事を書いているのです。
誰だって、自分の失敗談を書きたくありません。
失敗談を書くにしても、「今は成功しているけど」という状態にならないと、書く気にはならないでしょう。
でも本や記事を読む側は、今、まさに現在進行形で伸び悩んでいることが多いのです。
「英語を2年間勉強したら、英検○○級&TOEIC○○点取れる」
みたいな数字が基準になってしまうと、そこに到達できない自分を責めてしまうようになります。
資格試験に興味がなくても、同じこと
「いや、私は資格試験には興味がないから。」
という人でも、おそらく自分の中に何かしら基準があるはずです。
「○○年後には、アメリカのドラマを字幕なしで理解できるようになりたい!」
「○○年英語を勉強したら、オンライン英会話のネイティブの先生と対等に渡り合える会話力が身に付くはず!」
といった、ボンヤリした基準があるのではないでしょうか。
だいたいそれらの基準は、先ほどと同じ「本やネット記事などから得た情報」を元に構築されている可能性が高いです。(無意識にそうなっていることもあります)
また、もし英会話スクールなどでクラスメイトがいる場合は、その人たちと自分を比べて、ヘコんでしまうこともあります。
僕も、同じことを味わったことがあるので、よく分かります。
次回は、僕自身の「周りの情報に影響されて、落ち込んだ体験談」をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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