From 師範代Shinya(新村真也)
人生は「プレゼン」の連続です。
プレゼンという言葉は、日本では主に「自社製品を売り込む時にする発表会」のイメージがあるような気がします。
でも、本当のプレゼンはもっと幅広くて、僕らの日常に密着しています。
プレゼンを英語にすると、
present
です。
pre = 前
sent = 送る
「相手の前に送る」というところから、名詞として使うと「贈り物」という意味になります。
動詞として使うと、「アイデアや提案を、相手の前に届ける」という意味です。
プレゼンとは、「自分の考えやアイデアを相手に話して、自分が望む方向に動いてもらうこと」ことなのです。
そう考えると、僕らは日常的にプレゼンをしています。
・同僚に仕事を手伝ってもらう時
・部下にやって欲しい仕事の指示を出すとき
・上司に、「有給休暇を取って良いか?」のお伺いを立てる時
・妻や夫に頼み事をする時
・子供に何かを教える時
・家電量販店の店員さんに値引き交渉をする時
などなど、日常にプレゼンする機会はありふれています。
僕の場合だと、
・マジックショーをする時
・英語のセミナーをする時
・YouTube用の動画を撮影する時
・ブログを書くとき
も、プレゼンになります。
僕らは日常的にプレゼンをしていますが、「プレゼンのやり方」を専門的に学ぶ機会はほとんどありません。
でも最近、「魅力的なプレゼンのやり方」を教えてくれる本を読みました。
それが、
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン:人々を惹きつける18の法則」
というタイトルの本です。
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この本は、妻のメンターの方からオススメしてもらったのがきっかけで読みました。(Mentor = メンターというのは、助言者、師匠という意味です)
ちなみに英語の原書のタイトルは、
「The Presentation Secrets of Steve Jobs」
です。
直訳すると、
「スティーブ・ジョブズのプレゼンの秘密」
です。英語のタイトルの方が直球な感じです。
この本はタイトルの通り、アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンを分析した本です。
ジョブズ氏のプレゼンは、いつも観客の心を捉えて放さないことで有名でした。
アップル教の信者
アップルは、世界中に信者がいることで有名です。新製品が出ると、必ず発売日に店頭に並んで買う人たちが世界中に一定数いると聞きました。
それはもう、「アップル教」と言って良いぐらいの影響力です。
そんな信者の数を爆発的に増やしたのが、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンだと言われています。
僕はアップル信者ではありません。アップルのパソコンは1台も持っていません。
スマホを数年前にiPhoneに変えた理由も、当時付き合い始めたばかりだった今の妻がiPhoneを使っていたので、同じ機種にした方が仲が深まると思ったからです。(変えてみたら、使いやすさに驚きましたが)
僕はもともと「人気ブランド品」や「大手メーカー品」を自分もみんなと一緒に使いたい!という欲求がないので、僕はこれまでアップルのことをあまり調べたことがありませんでした。
初めて見たジョブズ氏のプレゼン
でも、この本を読み始めたら、
「まずはスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンをYouTubeで見てから、この先を読み進めてください」
と書いてあったので、初めて見ました。そしたら、一発でジョブズ氏のプレゼンに引き込まれました。
ジョブズ氏の話す英語は速すぎず遅すぎず、発音もハッキリしているので聞き取りやすいです。
僕は海外のビジネス界のグル(教祖)と呼ばれる人たちのセミナーに参加したり、動画を見たりすることが多いのですが、リスニングの理解度はあまり高くありません。
ビジネス界のグル達のしゃべりは、どうしてもスピードが超速かったり、日本人には分かりづらいジョークを織り交ぜてきたり、難しい専門用語を使ってくるからです。
でも、ジョブズ氏のプレゼンは初めてでもかなり聞き取れました。スーッと頭の中に入ってきて、分かりやすいと感じました。
もちろん、発音や話し方が分かりやすいだけではありません。
心が動きました。
アップル製品が欲しくなりました。
ジョブズ氏の「MacBookエアー」のプレゼンを見終わる頃には、僕はMacBookエアーが欲しくてたまらなくなっていました。
恐るべし!ジョブズ!!
・・・つづく。
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