From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
スポーツ界、ビジネス界、学問の世界で圧倒的な結果を出している人は、「自分の勝てるフィールド」を知って、そこに専念して磨き続けた人たちです。
決して、「苦手なことを克服しながらオールラウンドプレイヤーを目指している」人たちではありません。
以前、バスケットの世界で「神」と呼ばれたマイケルジョーダン選手が、その身体能力を活かして、野球選手に転向したことがありました。
その結果・・・
マイケルジョーダン選手は、野球の世界ではまったく力を発揮できず、ボロボロの結果になって早々に引退しました。
僕らは何となく、
「スゴい人=何をやらせてもデキる人」
という図式を頭の中に描きがちです。
でも、現実はそうではないのです。
「なんでもこなせるスーパーマン」
に見える人は、実は、
「なんでもそこそこの平凡マン」
の可能性があるのです。
人間には必ず、得意分野と不得意分野があります。
不得意分野を得意分野にするには、ふつうの人より数倍時間がかかります。
そして、たとえ不得意分野を努力の末克服しても、それを元から得意としている人にはとうてい敵いません。
自分が元から弱い部分を必死で克服しても、人の3倍努力してやっと人並みレベルになれるかどうか?
ぐらいのものです。
そんなことをしながら生きていては、いくら時間があっても足りません。
「成功している人というのは、ひとつの道を選び、その道から外れなかった人だ」(アンドリュー・カーネギー)
アンドリュー・カーネギーは、自分の得意なことに専念するために鋼鉄会社を作りました。
そして大成功して、「鋼鉄王」呼ばれるようになりました。
ゲームに勝ち続けている人は、「自分が必ず勝てるゲームは何か?」を知っている人です。
そして、自分が勝てるゲームだけをプレイして、負けると分かっているゲームには手を出さないのです。
では、あなたが勝てるゲームはどれでしょうか?
生まれつきの性格を活かす
僕らの得意分野と不得意分野は、僕らの生まれ持った性格が大きく関係しています。
生まれ持った性格は、教育で変わることはないと言われています。
つまり、一生変わることはないのです。
「自分の才能を活かす」
というのは、言い換えると、
「自分の生まれ持った性格に合った道を歩み続ける」
ということです。
そして、自分の道を選ぶのはあなた自身です。
親、先生、上司ではありません。
2つの質問
「勝てる人生ゲーム」をプレイし続けるための2つの質問は、これです。
①どの方法が、自分の性格に最も合っているだろうか?
②合う方法を知った後は、どんなステップを踏めばいいだろうか?
この2つの質問を自分に投げかけ続けている限り、道をそれることはない、と言われています。
8つの性格タイプ
僕らが生まれ持った性格には、8つのタイプがあります。
この8つの性格タイプは、国や文化を超えて世界共通です。
以前の記事でご紹介した、「人間関係の4つのマトリックス」と、今回ご紹介する8つの性格は、ちょっと違います。
人間関係の4つのマトリックスは、相手によって自分のポジションが変わります。
人間関係のマトリックスでは、4つの中で自分の居心地の良い「ホームポジション」というものがありますが、相手に合わせて自分のポジションを柔軟に移動させることで、スムーズな人間関係を築くことができる、というメソッドです。
今回紹介する8つの性格は、相手によって変わるものではありません。
教育や成長によって変わるものでもありません。
あなたの遺伝子に組み込まれた、根源的なものです。
ずっとそこに居続けることで、ゲームに勝ち続けることができます。
この8つの性格タイプをテストで診断して、それを活かして成功するための道を教えてくれる学問があります。
それが、「ウェルス・ダイナミクス」です。
英語学習のやり方も変わる
僕が「ウェルス・ダイナミクス」を知ったのは、今からちょうど4年前のことです。
その頃は、僕が大手英会話スクールの講師になってから、ちょうど4年が経っていました。
ウェルスダイナミクスを知って以来、僕は自分の生徒さんたちの性格タイプを観察しながら、
「英語学習の成功確率とウェルス・ダイナミクスの関係」
を、個人的に研究してきました。
すると、面白いことに気付きました。
やはり、英語学習で成功するやり方も、8つの性格タイプによって違うことが分かったのです!
英語の先生も性格タイプが違う
そしてもうひとつ、英語の先生たちも、性格タイプの違いによって、英語を身につけた経緯がまったく違うことに気付きました。
僕の周りの先生だけではありません。書店に並んでいる、「有名な英語の先生」が書いた本を読んでも、その先生がどの性格タイプなのか?が見えてきました。
本を出している英語の先生は、「自分の英語学習が成功した人」です。
でも、みんなそれぞれに言っていることが違います。
「英語は勉強するな!」
という先生もいれば、
「毎日コツコツ書き取り練習をしなさい。」
という人もいます。
言っていることが真逆です。
でも、2人ともその方法で成功しているから、本を出しているのです。
真逆でも2人ともうまくいったのは、それぞれが自分の性格に合った方法で英語学習を続けたからです。
このことを知らずに、片っ端から色んなタイプの先生の書いた英語学習本を試すのは、かなり効率が悪いです。
まずは自分を知ろう
色んな本を買う前に、まずはあなた自身の性格タイプを知ることが先決です。
自分の性格タイプを知った後で、自分と同じ性格タイプを持つ先生のアドバイスに従えば、無理をしないで続けやすくなります。
続けることができれば、英語力は必ず伸びます。
ウェルス・ダイナミクスはビジネスで成功するために作り出された「実用学問」です。
でも、これは英語学習にもバッチリ応用できると思います。
次回は、この8つの性格タイプを詳しくお伝えします。
・・・つづく。
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