【自分の強みを活かす生き方】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
僕は高校を卒業して18歳で働き始めてから、これまでに4種類の仕事を経験してきました。
 
 
①鉄工場作業員
 
↓↓↓
 
②お店の販売員
 
↓↓↓
 
③中間管理職
 
↓↓↓
 
④英語講師
 
 
という順番です。
 
 
これらの仕事の合間に、役者の道を目指して学校に通ったり、マジシャンを副業でやったりしましたが、基本のメイン収入は会社員として働いた給料でした。
 
 
去年の4月に独立するまでは、サラリーマン歴22年でした。
 
 
 

どの職場でも言われたこと

 どの職種に就いても、上司との面談で必ずと言って良いほど言われることがありました。
 
 
それは、
 
 
「おまえの弱点を克服せよ!」
 
 
というメッセージです。
 
 
「おまえはここが全然できてない!もっと頑張れ!」
 
 
とストレートに言われることもあれば、
 
 
「君はここができるようになったけど、ここがまだ苦手なようだね。ここを直すにはどうすればいいと思う?」
 
 
というように、優しくオブラートに包んで言われることもありました。
 
 
アンケート用紙には必ず「苦手分野」を書く欄があって、それを見ながら、
 
 
「君の苦手分野はこの3つだね。じゃあ、今年はこの中のどれを克服したい?」
 
 
と聞かれました。
 
 
言い方や強さは人によって違うにしても、メッセージはみんな同じです。
 
 
「おまえの弱点を克服せよ!」
 
 
です。
 
 
そして、弱点を克服しまくった結果、
 
 
「すべてをそつなくこなす、オールラウンドプレイヤー」
 
 
になった人が賞賛されて、出世していく世界だと感じました。
 
 
 

学校の頃から同じ価値観

思い返してみると、この
 
 
「弱点は克服されなければならない」
 
 
「オールラウンドプレイヤーが偉い」
 
 
という価値観は、学校教育の頃から始まっています。
 
 
僕が英語講師に転職した後、自分が教えていた高校生にこんなこと言われて、ショックを受けました。
 
 
生徒:「シンヤ先生、私もう英会話は辞めます。英語のテストは、そこそこの合格点が取れるようになったんで。」
 
 
僕:「え?どうして?せっかくここまで得意にしたんだから、もったいないよ!クラスで一番になったんでしょ?このまま英語の勉強を続ければ、将来絶対に役立つ武器になるよ!」
 
 
生徒:「それじゃダメなんです。英語だけ得意でも、大学には受かりません。いい大学に行くには、全教科でバランスよく点を取らないとダメなんです。
 
私は○○と○○の教科が苦手です。ここをなんとかしないと、志望校には行けないんです・・・だから、もう英語は辞めます。」
 
 
僕:「でも、こないだ英語が大好きって言ってたじゃん?将来は英語を使った仕事に就きたいんでしょ?」
 
 
生徒:「はい。英語は大好きですよ。でも、自分の弱点を克服しないと、志望校には行けません!今は英語をやってる場合じゃないんです!」
 
 
ハッキリと強い口調で言い切られて、僕は何も言い返せなくなってしまいました・・・
 
 
 

弱点を克服することは偉いのか?

「弱点を克服せよ!」という価値観は、一見美しく正しいことのように聞こえます。
 
 
特に日本文化では、
 
 
・好きなことばっかりやっている人
 
 
・ラクして良い結果を出す人
 
 
・自分のできてない部分を放ったらかしにする人
 
 
がズルいと思われる傾向があります。
 
 
その反対に、
 
 
・必死に努力をしている人
 
 
・苦手なことを克服しようとしている人
 
 
・モーレツに頑張っている人
 
 
が偉い!と思われる傾向があります。
 
 
でもこれは言い換えると、「ひとつの道を極める人間にはになるな!」というメッセージにも聞こえます。
 
 
どんな人にも、必ず苦手なことと得意なことがあります。
 
 
苦手は作業は、やっていて苦しいです。時間もエネルギーも多く必要です。
 
 
苦手な作業は、人の2倍~3倍がんばって、やっと人並みになれます。
 
 
たとえ人並みになれても、楽しさは感じません。
 
 
一方で、まったく同じ作業を楽しみながらやっている人もいます。
 
 
そういう人は、特に訓練しなくても、その作業が最初から上手に早くできたりします。
 
 
それは、その人にとってはその作業が元から得意だからです。
 
 
得意なことは、楽しく感じます。
 
 
楽しいと、どんどんやります。
 
 
どんどんやると、メキメキ上達します。
 
 
普通の人の2倍~3倍で上達していきます。
 
 
これでは、苦手な人がどう頑張っても、とても追いつけません。
 
 
苦手分野を克服しながら生きるオールラウンドプレイヤーは、偉いんでしょうか?
 
 
オールラウンドプレイヤーになるのは、そんなにスゴこといんでしょうか?
 
 
 

スゴい!と言われる人たち

 
・オリンピック選手になって金メダルを取った人。
 
 
・画期的な発明をして大金持ちになった人。
 
 
・誰にも描けないような美しい絵を描く人。
 
 
・世界中から引っ張りだこの音楽家。
 
 
こういう人たちは、世間から「スゴい!」と思われています。
 
 
でも、こういう人たちは間違いなく、「自分の得意なことに専念してきた人たち」です。
 
 
自分の苦手なことをほじくり出して、貴重な時間とエネルギーをそこを克服することに費やしていたら、世界のトップにはなれないでしょう。
 
 
 

誰でも得意分野はある

誰でも自分の得意なことに専念し続ければ、たとえ世界一にはなれなくても、
 
 
「そこら辺のやつには負けないぜ!」
 
 
と言えるくらいの自信はつくレベルになれます。
 
 
でも、
 
 
「そもそも自分が何が得意なのか?」
 
 
「自分に才能なんてないよ。」
 
 
と思っている人がほとんどです。
 
 
「弱点克服型」の教育を受け続けていると、自分の強みに気付きにくくなります。
 
 
僕もそうでした。
 
 
でも、あるメソッドに出会ってから、自分の強みを知ることができました。
 
 
次回は、その「強み発見メソッド」をお伝えします。
 
 
・・・つづく。
 
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