【初めてのバイオリン&ピアノコンサートで学んだこと③】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

ピアノのソロ演奏が終わり、いよいよマイケルがバイオリンで協奏する曲の番がやってきました。

細身のマイケルが濃いブルーのスーツに身を包み、バイオリンを手にしてステージに上がると、場の雰囲気が一気に変わりました。

それまで僕の隣でコソコソとおしゃべりをしたり、足をブラブラさせていた女子小学生たちも、急に大人しくなって静かになりました。

マイケルがアゴの下にバイオリンをくっつけて構えると、何とも言えないカッコいい雰囲気が出てきました。

何十年にも渡り、バイオリンを弾き続けてきた者だけが体得し得る、オーラが漂っていました。

ちょっとした構えも、サマになります。

マイケルがピアノ奏者とアイコンタクトを取りながら、タイミングを合わせてバイオリンを弾き始めました。

すると、会場中にバイオリン独特の音色が響き渡りました。

「おぉ!!これこれ!カナダで衝撃を受けたあの生バイオリンの音だ!懐かしい!」

僕は感動しました。

普段は映画のBGMやYouTube動画の中でしか耳にしないような、高級感あふれるバイオリンの音色を生で聞けるとは、何とぜいたくな空間なんだ!と嬉しくなりました。

マイケルの演奏は安定していて、まったく危なげが無いので、安心して見ていられます。

僕は初めて、マイケルの「アーティストとしての姿」を見ました。

顔の表情も、立ち居振る舞いも、ぜんぜん違います。

子どもの頃から数十年かけてスキルを積み重ねてきた厚みを、ビリビリと感じました。

「カッコええーーーー!!」

僕は思わず、声が漏れてしまいました。

一芸を極めた者がまとうオーラ

僕は昔から、「一芸を極めた者」に対する尊敬と憧れがあります。

子どもの頃は、ジャッキー・チェンのカンフー映画を見て、一芸を極めた者のオーラに酔いしれていました。

そして、空手道場に通いながら黒帯の先生や先輩たちの極めっぷりに感動していました。

ストリートダンスを学び始めてからは、自分の通うスクールの先生を見るだけでは飽き足らず、東京に出かけていって、単発のワークショップを受けたりしていました。

当時、ダ・パンプがやっていたダンスのテレビ番組に出演していた有名ダンサーのレッスンを受けるためにだけに、渋谷まで足を運んだりしていました。

英会話を習い始めてからは、英検1級ホルダーの人がいると聞いたらすぐ紹介してもらって友達になって、勉強風景を見学させてもらいに、家まで行ったりしました。

そして今、バイオリンの道を究めたマイケルの姿を目の当たりにしているのです。

僕は、マイケルの友人であることが誇らしくなりました。

マイケルは、いつもひょうひょうとしていて、「俺はスゴいぜオーラ」を一切出してきません。

でも、バイオリンを構えてスイッチが入った入った瞬間に、別人のような表情と姿勢になって、

「見せびらかさないのに、見ている人たちを強烈に引きつけるオーラ」

を放っていました。

見た目も大事

今回、僕は1つ気付いたことがあります。

それは、こういうパフォーマンスは「見た目も大事」だということです。

マイケルがバイオリンを弾いている姿は、まるで中世の音楽家が絵の中から飛び出してきたような錯覚を受けました。

そのまま写真にして額に入れて飾ったら、来客が見てオシャレなポートレート絵画だと思われるかもしれません。

この見た目が、バイオリンの音色を一層美しく際立てているように感じるのです。

マイケルは細身で手足が長く、いかにも音楽家っぽい体型をしています。

さらに、髪型は長髪を後ろで結ぶスタイルで、とても雰囲気があります。

顔も細身でアゴのラインがシャープなので、バイオリンを構えた時の横顔がバッチリ決まっています。

さらに、瞳の色が美しいサファイヤブルーです。

青いスーツと目の色のコンビエーション、そして髪を後ろで束ねたヘアスタイルが、最強の「中世ヨーロッパ感」を演出しているのです。

本人はまったく意識している感じがなさそうですが、この見た目に圧倒される日本人は多そうです。

特に、音楽の演奏のような場面では、スキルだけではなく、服装や姿勢、顔の表情、体型や顔の形などが、観客が受ける印象に大きな影響を与えることが分かりました。

これは大きな学びでした。

 

・・・つづく

 

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