from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※僕がこれから自分の英語学習用テキストとして導入すると決めた「キレッキレ英語」の本のレビューの続きです。
僕のやり方では、1周目はサラッと1回ずつ瞬間英作文しながら、すべての英文をチェックしました。
とにかくスピード重視で進めたので、例文全体ではなく、フレーズ部分だけを瞬間英作文しました。
考えている時間は5秒以内。
それで出て来なければ、すぐ答えを見る。
という形式で、1日30分時間を取って進めたら、数日で1周終わりました。
この時には、「何としても正解してやる!」と意気込むのではなく、軽いクイズを楽しむ感覚でやってみました。
この本は、上級者でもすぐに口から出てこない言い回しが満載です。
そのため、もしここで「一発で正解できないとダメだ」と思い込むと、苦しくなってヘコんでしまいます。
前回お伝えした通り、僕の正解率は1割以下でした。
それでいながら、自分がこれまでの英語学習の中で一度も出会ったことがない英単語は、ほとんどありませんでした。
だからこそ、この本を自分が次にやり込むテキストとして使いたい!と思ったのです。
僕は、今以上に難解な英単語を覚えてボキャの数を増やすことには、あまり興味がわきません。
英検1級のための勉強をして合格した後に、そう感じました。
これ以上マニアックな英単語を増やすことは、僕の性格や英語環境には不要だと思ったからです。
でも、「自分がすでに持っている力を総動員して、今まで言えなかった表現ができるようになること」には、モーレツに興味があります。
自分がふだん口にしている日本語の口癖なら、なおさらです。
ということで、僕は1周目が終わってすぐに、2周目に入りました。
僕が今やっている方法をお伝えします。
①フレーズの選定
まず、自分がふだん使っている日本語の口ぐせから逆算して、練習するフレーズを決めていきます。
最初は、巻末の日本語さくいんから選んで、順不同にセクションをまたいで練習しようと思っていましたが、実際にやってみると、ページ移動に時間がかかってしまうことに気付きました。
そこでやり方を見直して、今は最初のページから順に進めながら、「自分が日本語でよく使うフレーズのみ」に絞ってフレーズを選定しています。
選定したフレーズには、ボールペンで赤丸を付けていきます。
自分があまり使わない日本語フレーズに関しては、たとえ「知っておいて損はなさそう」と感じても、思い切って切り捨てます。
とはいえ、この先もずっとやらないつもりというわけではありません。
あくまで、優先順位を付けているだけです。
まずは、収録500フレーズのうち、自分が本当に使う口ぐせを最優先して練習します。
それが定着したら、残りのフレーズにも手を出していくつもりです。
これは、僕が今までやってきた他のテキストで音読トレーニングをした時にも採用していた方法です。
②音読で口になじませる
フレーズを選定したら、各フレーズと、そのフレーズを使った例文全体を音読で口になじませていきます。
この本にはネイティブの音声データが付いているので、僕はスマホアプリを使って発音確認をしています。
知らない英単語はほとんどなくても、どこで1区切りするか?とか、文章全体のイントネーションをどうするか?など、確認したいことが出てくるからです。
僕の経験上、最初に間違って覚えてしまうと、後から修正するのが大変になります。
多少面倒でも、最初の時点でネイティブの例文発音を確認する作業は入れた方が良いと思います。
この時点では、覚えようとするのではなく、英文を見ながら正確に読み上げることを意識しています。
今の僕のレベルでは、1例文につき6回読み上げると、だいたい口に馴染んできます。(知らない英単語が入っていない前提での回数です)
③徐々に目を離して暗唱する
次に、英文を読み上げるときに徐々に目を離しながら声を出すようにしていきます。
最初は例文を見ながら1~2回音読して、次にテキストから目を離して1~2回音読します。
そのまま最後の例文まで行ったら、また先頭に戻って同じ事を繰り返します。
1日の反復回数は、トータル6回程度になるようにしています。
※範囲の決め方
これは僕のケースですが、1日のトレーニング時間は30分に設定しています。
そのため、テキストの音読範囲を決める基準は、「各例文を3回ずつ音読して、15分かかる本数」で区切っています。
1度最後まで行ったら、また先頭に戻って同じ事を繰り返すと、1日トータル6回になります。
④瞬間英作文トレーニングで仕上げる
次のステップでは、各例文を瞬間英作文トレーニングで仕上げていきます。
日本語文を見て、英語に瞬間的に変えて読み上げます。
1回読み上げたら、すぐに英文を見て正解を確認して、後は本を見ないで暗唱×2回です。
これを1日2セットやります。
トータル30分です。
あとは、瞬間英作文がスムーズにできるようになるまで繰り返します。
僕の場合は、今のところ各例文を30回声出しした時点で、瞬間英作文がスムーズにできるようになっています。
これは、人によって個人差があるので、回数はあくまで参考程度にとどめてください。
僕は瞬間英作文トレーニング歴が長く、さらに英単語も知ってるので、この回数で仕上がっています。
そうでない場合は、おそらく60回~100回の間で調整してもらうのが良いかと思います。
以上が、僕が今やっているこの本のトレーニング法です。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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