【僕が自分用に使い始めた新しい英語テキスト⑤】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

※僕が最近新しく自分用に使い始めた英語テキストのお話の続きです。

「新しく手持ちの英単語量を増やしていくよりも、今すでに知っている英単語の使い道のバリエーションを増やしていくことの大切さ」

を教えてくれる本、それがこの「日本語のように話せるキレッキレ英語」です。

僕の使い方は、最初に英文を見ずに日本語訳を見てから、「これって、自分だったら英語で何て言うだろうか?」とまずは想像してみます。

そして、思いついたことをとりあえず声に出してみます。

たいていは、ものすごく冗長な言い回しになったり、本来伝えたい内容とは程遠い内容になったりします。

その後に答えの英文を見ると、ビックリするぐらいシンプルだったりします。

たとえば、こんな日本語例文があります。

↓↓↓

・頭が固い

・よそよそしい、そっけない

・余裕ぶって、余裕をぶちかまして

・話に中身がない、薄っぺらい

これらは日本語ではふだん会話の中でよく使われるフレーズです。

でも、これらをパッと英語化できるか?と言われたら、おそらく上級者でもムズカしいでしょう。少なくとも、僕は瞬時に英語化できません。

・頭が固い = have a hard head(固い頭を持っている)

なんて直訳が通じないことだけは確かです。

そっけない = ???

そもそも、どの英単語を持ってきて良いのかすら分かりません。

話が薄っぺらい = thin talk (薄い話)

と言っても、通じなさそうです。

1周目でこの作業をすると、毎回苦戦させられます。

辞書を引いても身につかない表現

これらの表現は、ふつうの英語学習の順番である、

英単語やフレーズを見る → 日本語訳をチェックする

という順番では、身につかないからです。

辞書の日本語訳は、たいていはフォーマルな表現だったり、1つの英単語にいくつも日本語訳が載っていて、記憶に残りません。

この手の表現は、「よくある日常会話の日本語訳」を逆再生で英語化することでしか身につかないジャンルだと思います。

答えを見ると、納得する

これらの日本語表現は、そのまま直訳して英語化しても、通じないことが多いです。

そのため、キレッキレ英語の本では、「日本語で本来言いたい内容」を極限まで突き詰めて、ニュアンスまで含めて英語化していきます。

しかも、できるだけシンプルに、自然に聞こえる英語で。

たとえば、上記の日本語訳の解答を見ると、

・話に中身がない、薄っぺらい = talk about nothing

なるほど!シンプルですね。

でも言われてみれば、確かにこれが本来日本語で伝えたいことです。

・頭が固い = conservative (コンサバ、保守的)、inflexible (柔らかくない)、have fixed opinions (固定された意見を持っている)

このどれか1つを使えば良いです。

確かにこれも、言われてみたらその通りです。頭が固いというのは、あくまで日本語的な比喩表現なので、それをストレートに表す英単語やフレーズを使えば良いわけです。

・よそよそしい、そっけない = act distant and cold (距離感があって、冷たい行動をする)

確かに、言われてみれば!子どもに「よそよそしいってどういう意味?」と聞かれたら、まさにこれが定義になるでしょう。

・余裕ぶって、余裕をぶちかまして = act like it’s no big deal (それはたいした問題ではないような行動をする)

act like は、「~のような」という意味で、実際はそうではないのに、そう見せかける時に使われます。

また、big deal(問題ない、たいしたことない) も、英語学習を続けていると、中級レベル以上になった頃に必ず遭遇する英語フレーズです。
これらが組み合わさって、日本語で本来伝えたいニュアンスである、「余裕をぶちかまして」になるのです。

このニュアンスはまさに、「本来なら大きな問題なのに、まるでたいしたことないかのように振る舞う」という感じです。

この言い方ができるようになるためには、まずは日本語の解像度を上げる必要があるでしょう。

だからこそ、日本語と英語の両方に精通している同時通訳者のカズ先生にしか、この本は書けないのだと思います。

 

・・・つづく

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