【僕が自分用に使い始めた新しい英語テキスト⑥】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

※僕が最近新しく自分用に使い始めた英語テキストのお話の続きです。

「僕たち日本人が、日本語で会話している時によく使われるフレーズ」を英語化したフレーズが詰まっている本。

ふだん英会話している最中に頭の中に浮かぶ日本語を、片っ端から英語化できるようにしていけば、「言いたいことが口から出てこない」を解消できる。

そのコンセプトが、僕の心に刺さりました。

この本を読んでいると、よく「ププッ」と笑ってしまうようなフレーズに遭遇します。

たとえば、

・わざとじゃないんです

・言葉のあや

・そんな殺生な、勘弁してください

といった、やらかした時の言い訳フレーズや、

・チヤホヤされる

・なめられる

・目立たないようにする

など、すごく日本語的で英語にできそうもないけど、確かに日常的によく使われるフレーズなど。

また、これらを使った例文も面白くて、記憶に残りやすいのです。

これらのフレーズはすべて、今回の新作リローデッドに収録されています。(答えが気になる場合は、ぜひ本屋さんでチェックしてみてください。最後のページにある、日本語索引から、正解の英語フレーズを見つけられます)

そして、これらのフレーズの多くは、僕が今までネイティブとの英会話の最中に頭の中に浮かびながらも、言い方が思いつかずに諦めて別の言い回しで対応していたものばかりです。

前作でもそのジレンマはだいぶ解消されましたが、「まだ足りない」と感じていた部分を、見事に埋めてくれる1冊が、今回のリローデッドです。

超マニアックな仕込みも

さらにもう1つ、僕が今回このテキストの例文全体を最初にサラッと目を通していた時に見つけてしまった、超マニアックな仕込みをご紹介します。

これはたぶん、気づく人が100人中1人いるかいないかレベルだと思われます。

そのフレーズとは、

「これも技術のうち」

です。

例文は、

・精神的なこと、これも技術のうち。いい?自分で高めること。自分でやる気になること、これも技術のうち。

です。

いかにも日本的というか、精神論的なスパルタ表現ですよね。

それでいながら、「技術」という科学的な響きがするフレーズを使っています。

もしこのフレーズを聞いて、あなたが「あっ!これは!あのセリフじゃん!」とピンと来たら、あなたの趣味や年代は僕と一致しています。

・現在の年齢は40代後半~50代

・プロレスと格闘技が好き

・初代タイガーマスクの大ファン

という3条件が揃っていないと、このフレーズを見てピンと来ないはずです。

このフレーズは、初代タイガーマスクの佐山聡さんが、タイガーマスクを引退した後に立ち上げた格闘技の流派「シューティング」の、合宿訓練のビデオの中で、受講生に向けて言っている言葉の一部です。

当時は、超貴重なレアビデオとして、知る人ぞ知る存在でしたが、数年前にYouTubeにアップされたことで、プロレスファンの間でバズりました。

そして、プロレスファンの間で「パロディー動画」が作られ、「~も技術のうち」というフレーズのバリエーションが一気に増えたのです。

伝説のフレーズを英語化

元のフレーズをもう一度確認すると、

「精神的なこと、これも技術のうち。いい?自分で高めること。自分でやる気になること、これも技術のうち。」

です。普通だったら技術とは思われていないようなシチュエーションで「技術」という言葉を使うことが、面白い!ということで、色んなバリエーションが生まれました。

「遅刻をごまかすのも、技術のうち」

「やってるフリも、技術のうち」

「笑わせようとしてスベるのも、技術のうち」

と、真面目な表情と声のトーンで言うのが流行ったのです。(あくまで、プロレスファンの間で)

実は僕は、このマニアックなフレーズを、ネイティブの先生相手にシェアしたことがあります。

ただ、この時には直訳する以外になくて、

~ is one of your skills.

(~もスキルのうちの1つだ)

みたいに言うことしかできませんでした。

そんな経験があったので、リローデッドの本を読みながらこのフレーズを見つけた時には、僕は思わず、

「おぉ!!!マジかーーー!!!カズ先生!!!さすが!!!」

と大きな声で叫んでしまいました。

これは完全に、カズ先生が個人的な趣味で入れたとしか思えません。

ちなみにカズ先生は僕と同い年で、格闘技経験者です。

若い頃には、外国人バーでバウンサー(用心棒)の仕事をしていたこともあるそうです。

僕はカズ先生とは直接お会いしたことはないのですが、電話で話したことがあります。

僕も10代後半~20代の頃には極真空手の道場の通っていたので、格闘技の話で盛り上がりました。

その時に、僕がカズ先生の用心棒時代の体験をあれこれ聞いて、たくさん教えてもらいました。

酔っ払って暴れる体格の良い外国人相手を、用心棒としていかに制するか?

そこでは、空手の試合のようなルールは通用しません。

他のお客さんの安全を最優先しながら、暴れる大男を店の外につまみ出さなければならないのです。

プロの用心棒の業務の現場では、キレイごと抜きの、リアルに通用する技術やマインドセットが必要になります。

とても貴重なお話を聞かせていただきました。(電話の本題は英語テキストの話だったのですが、用心棒トークの方が印象に強く残っています)

そして、キレッキレ英語の新作「リローデッド」のテキストにも、プロの用心棒的な要素が詰め込まれていると感じました。

「キレイごと抜きの、リアルに通用する技術やマインドセット」を、このテキストを通じてさらに磨いていきたいと思います。

(完)

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