From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※山梨県の河口湖で紅葉を見ながら、初のオープンカーでドライブをした体験談の続きです。
おそらく10年後ぐらいになるだろうなぁ・・・と思っていた、「妻を横に乗せてオープンカーを運転する」という夢が、レンタカーという選択肢で今叶うことになるとは、思っていませんでした。
僕は、ウキウキしながら運転をし始めました。
1時間あれば、河口湖の周りを2周ぐらいできてしまいます。
いざ!!発車!!
「おぉぉぉーーーー!!!!」
思わず大きな声が出てしまいました。
俺は今、憧れのオープンカーを運転しているんだぁ!!
てっきり、ものすごい風をビュンビュン受けるのかと思いきや、そうでもありません。
バイクを運転している時のような、風の抵抗はほとんど感じませんでした。
おそらく、フロントガラスが前方からの風を全部受け流しているからだと思われます。
英語では、クルマのフロントガラスのことを、
windshield(ウィンドシールド)
と呼びます。
ウィンド=風
シールド=盾
そのままですね!
前方からの風を完全に遮ってくれているのを、よく感じました。
もちろん、横からは風を感じるのですが、それは普通の屋根付きのクルマの窓を全開にした時と変わりません。
あんまり変わらない??
最初の20分ぐらいは、「今、念願のオープンカーを運転しているんだ!!」という興奮が続いていました。
でも、しばらくたつと、だんだん僕らの熱狂は収まってきました。
そして、冷静に今の状況を観察し始めました。
運転している時の感覚は、ふつうのクルマを運転している時と、あまり変わりませんでした。
僕らは、ここ山梨まで東京からレンタカーで来ました。
ずっと運転してきて、河口湖でこのオープンカーに乗り換えたわけですが、想像と違って、オープンカーの乗り味は「あまり変わらない」と感じました。
ミニのオシャレな外観デザインも、運転席と助手席からは見えません。
誰かに外から写真でも撮ってもらわない限り、自分たちがオープンカーに乗っているという感覚は忘れそうになるくらいです。
もちろん、天井がないので真上を見ながら流れる景色を見る楽しみはありますが、それならサンルーフ付きのクルマでもほぼ同じことができます。
かなり満足!
1時間のドライブは、僕らにとって十分な時間でした。
もう、「満喫した」と言ってもいいくらいです。
そして、ふつうのクルマを運転している時と比べて、劇的な違いがあるわけでもないことに、驚きました。
僕と妻は、顔を見合わせながら言いました。
「なんか、思ったほどの違いはないね。」
「こりゃ、何十年も先延ばしにするほどの夢でもないな。それに、将来何百万円も払って自分で所有したいとは思えない気がしてきた。」
「私は、これで満足したよ。オープンカーの助手席に乗ってドライブする夢は、もうお腹いっぱいかな。」
「俺も!」
そして僕らは、「将来オープンカーを買う必要はなさそうだ」という結論に達しました。
#将来の夢は、今すぐ叶える
この時、僕らは以前読んだ本に書いてあったことを思い出しました。
たしか、本田健さんの本だったと思いますが、
「お金で叶う夢は、早めにさっさと叶えちゃいなさい」
みたいな教訓がありました。
多くの人は、
「お金と時間に余裕ができたら、これを買おう!ここに行こう!こんなホテルに泊まろう!」
と夢を見ています。ところが、そのほとんどは、思っているほどのお金と時間がなくてもできるものが多いのです。
たとえば、「1泊10万円するホテルに泊まる」という夢は、お金持ちにならなくても叶えられます。
2人で泊まるにしても、20万円なら、海外旅行より安く済みます。
「ひとり3万円のディナーを食べる」という夢も、すぐに叶えようと思えばできるのです。
今回の僕らの「オープンカーで水辺をドライブ」という夢も、最低400万円ぐらいはかかると思っていたのに、たったの4,000円で叶ってしまいました。
そして、実際にやってみて気付いたのですが、「体験する前に想像していた程、スゴいことではない」ということです。
こういう「いつか時間ができたら」「いつかお金が貯まったら」と思っていることほど、早めに体験して、早めに「卒業」しておくと、自分が人生で本当にやりたいことが見えてくるそうです。
英語学習も同じ
僕は、英語学習も同じだと思います。
よく、「高い英語力を手に入れたら、何をしたいですか?」という質問をすると、
「外国人の友達を作りたいです!」
「TOEICと英検1級を受けてみます!」
「英語を人に教えてみたいです!」
という答えが返ってきます。
でも実は、これらは高い英語力を手に入れる前にできることです。
初心者でも外国人の友達は作れます。カタコトの英語でコミュニケーションを取ることだってできます。
TOEICも、受験料を払えば誰でもすぐに受けられます。
英検1級だって、今の英語力に関係なく、受験自体は誰でもできます。英検1級を受けるのに、下のレベルの級に合格していなければならない、なんてルールはありません。
英語を教えることだって、「自分より初心者の人」を対象にすれば、いつでも始められます。
自分が先週習ったことを、友達にフィードバックするだけで、「教える経験」が積めます。
そうやって、「いつかやってみたいこと」を先取りして経験することで、「今まで見えていなかったこと」が見えてくることがあります。
僕は、初心者のうちから外国人の集まるバーに顔を出しているうちに、1年後には、
「友達を作るだけじゃ物足りない!ビジネスでも通用する英語力を身につけたい!」
と思うようになりました。ひとつひとつの夢を実行してみる度に、新しい夢が出てくるようになりました。
あなたが今、「高い英語力を手に入れたらやってみたいこと」は何でしょうか?
もし、その中のひとつでも今すぐ実行できそうなものがあれば、今週末にでもやってみると、新しい発見があるかもしれません。
実行してみて何か感じたことがあったら、ぜひこの記事にコメントして教えてくださいね。
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