From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※職場の先輩のFさんと一緒に「男2人でお台場ツアー」に出かけた時の話の続きです。
運転初心者の僕にとっては、緊張で冷や汗ものの「首都高」をやっと抜けて、ついにお台場エリアに着きました。
僕らはお台場エリアの巨大な立体駐車場に車をとめて、いよいよ人々が多いエリアに繰り出しました。
僕にとっては車から降りても右も左も分からない状態でしたが、Fさんはさすがに慣れているだけあって、スイスイ歩いて行きました。
平日なのにすごい人の数です!
周りを見ると、やはり若者グループやカップルが多い印象です。
「みんな仕事や学校はどうしているんだろう?休みなんだろうか?」と不思議になるぐらい、たくさんの人がいます。
Fさんが言いました。
Fさん:「よし!おにーちゃん!ここからが本番だ!お台場でキョロキョロしてうろたえてるとカッコ悪いから、今から最強のデートコースを教えるよ。」
僕:「はい!よろしくお願いします!」
僕はメモ帳を片手にFさんのデートコース指南を受け始めました。
Fさん:「まず、さっきの駐車場にとめた場合は、このビーナスフォートが一番近いから、まずはここから回るのがいいと思うよ。ここはたくさんお店が入ってるショッピングエリアだよ。」
僕:「おぉっ!なんかスゴいですね!オシャレっすね~!」
Fさん:「女の子はウィンドーショッピングが大好きだからね。とりあえずここら辺をウロウロ回ってれば、勝手にテンション上がると思うよ。俺たち男にとっても、運転の疲れを癒やすためにボーッとできるしね。」
僕:「なるほど!たしかに、集中力が必要ないからボーッとできますね。」
Fさん:「あと、歩き疲れた時にも、この中はカフェとかレストランがたくさんあるから、ちょっと休憩に役立つよ。」
僕:「なるほど!」
Fさん:「女の子はみんなカフェ好きだからさ、ちょっと歩いたらすぐカフェに入ることを提案すると、おにーちゃんの株が上がるよ。」
僕:「そうなんですか!分かりました!ちょっと歩いたらカフェに入るんですね。」
僕はどんどんメモっていきました。
Fさん:「はいじゃあ、次行こう!今日は短時間ですべてのコースをおにーちゃんに見せるから、1つ1つの場所でゆっくりはできないよ。本番デートの時に彼女と一緒にじっくり楽しんでね。」
僕:「はい!よろしくお願いします!」
プチ遊園地
次にFさんは、僕をプチ遊園地のような場所に連れて行ってくれました。
ジョイポリスという名前の場所で、屋内にゲームセンターのゲーム機や、ジェットコースーターなどの遊園地っぽい乗り物が入っています。
Fさん:「ここは、けっこうアクティブな感じだから、身体を動かしたい場合はオススメだよ。一緒に乗り物に乗れば、彼女と距離が縮まるチャンスがあるかもね。入場券が高いから中には入らないけどね。」
僕:「ここは楽しそうですね!チケットはけっこう高めですね。」
Fさん:「まあね。事前にちゃんと計算して、十分なお金を用意しとかないとダメだよ。彼女の分は全部おにーちゃんが出す計算でね(笑)」
僕:「分かりました!覚悟しておきます!」
Fさん:「まあ、この中に入るかどうか?は、彼女のタイプを見極めてからがいいと思うよ。こういう乗り物は酔っちゃってダメって人もいるからね。」
僕:「そうですね。僕もジェットコースターとかあまり得意な方ではないんで、できれば避けたいかなぁ・・・」
Fさん:「あ!でも外の観覧車だけは絶対乗った方がいいよ!これこれ!」
そう言ってFさんが指さすと、建物の前に巨大な観覧車がありました。
巨大観覧車
今まであまりに目の前にあり過ぎて、近すぎて気付きませんでしたが、郊外の広い遊園地にある観覧車とほぼ同じサイズの観覧車が、狭いゾーンにドーン!とありました。
僕:「これはたしかに、スゴいですね!」
Fさん:「この観覧車に乗ると、お台場の景色を一望できるから、絶対乗った方が良いよ。特に夕方から夜にかけてがオススメ。これで彼女もおにーちゃんにメロメロ!!」
僕:「いいですね~!じゃあ、これは必ず乗ります!」
僕は心強い味方のFさんの「現地アドバイス」を受けながら、次々とデートコースのプランのメモをしていきました。
・・・つづく。
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