From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
ヒゲ先生の「恐怖の発表タイム」が始まってから、最初の犠牲者が出ました。
 
 
1人目のAさんがいきなり何度もやり直しさせられて、涙ボロボロ状態になってしまったのです。
 
 
見ている僕ら全員も、人ごとではありません!次には自分が指名されるかもしれないのです!
 
 
宿題の発表の順番は、ヒゲ先生がランダムに決めていきます。
 
 
端から順に回ってくるなら心の準備ができますが、このランダムな指名の方法はよりいっそう緊張感を高めます。
 
 
ヒゲ先生:「次、Bさん」
 
 
Bさん:「は、はい!」
 
 
僕の隣にいるBさんが立ち上がりました。僕と同じ20代ぐらいの男性です。
 
 
もうガチガチに緊張していて、動きがぎくしゃくしています。
 
 
ヒゲ先生:「速やかに出てきて、始めてください。」
 
 
Bさん:「は、はい・・・」
 
 
Bさんは小走りで発表ゾーンに行き、ひきつった顔でこちらを振り向きました。
 
 
ヒゲ先生:「始め!」
 
 
Bさん:「は、はい!○○○(←文章)」
 
 

内容が飛んだBさん

始まって1分ぐらい経った頃、Bさんの音読が止まりました。
 
 
Bさん:「え・・・・っと・・・あ・・・・」
 
 
緊張のあまり頭の中が真っ白になったようで、なかなか次の言葉が出てきません。
 
 
気まずい沈黙が続きます。
 
 
ヒゲ先生は下を向いているので、どんな表情をしているのか分かりません。
 
 
絶対怒っているに違いありません!
 
 
僕らはドキドキしながら見守っていました。
 
 
静まり返った教室内に、さっきまで泣いていたAさんがまだ鼻をすすっている音が響きます。
 
 
がんばれ!Bさん!!
 
 
僕は汗ばむ手を握りしめながら、心の中でBさんを応援していました。
 
 
ついにヒゲ先生が口を開きました。
 
 
ヒゲ先生:「続けて。」
 
 
Bさん:「え・・・と・・・」
 
 
ヒゲ先生:「黙っていても先へは進まないよ。君のせいで、みんなの発表時間がどんどん奪われていくのが分かるかな?」
 
 
Bさん:「は、はい。・・・○○○(←文章)」
 
 
やけくそになったBさんは、とりあえず覚えてる範囲で話し始めました。
 
 
忘れた場所は飛ばしているので、さっきと話がつながっていません。でも、この状況では強引に進めるしかありません。僕もBさんと同じ状況になったら、こうするしかないと思います。
 
 
そんなBさんを遮るように、ヒゲ先生は大きな声で言いました。
 
 
ヒゲ先生:「もう一度!!」
 
 
Bさん:「え?あ・・・はい。○○○(←文章)」
 
 
ヒゲ先生:「もう一度!!」
 
 
Bさん:「は・・・はい。○○○(←文章)」
 
 
ヒゲ先生:「セリフが違う!もう一度!!」
 
 
Bさん:「・・・はい。○○○(←文章)」
 
 
ヒゲ先生:「違う!もう一度!」
 
 
Bさん:「・・・・」
 
 
ついにBさんの動きが止まりました。
 
 
どうやら、強引に進める方法はヒゲ先生には通用しないようです。
 
 
1カ所でも間違ったら何度でもやり直させるぞ!というヒゲ先生の姿勢がビリビリ伝わってきました。
 
 

ヒゲ先生の教え

Bさんの動きが完全に止まりました。
 
 
八方ふさがりになったBさんは、うつむいて動かなくなってしまいました。
 
 
おそらく、Bさんは自分が退場させられることを覚悟したのでしょう。
 
 
うつむいたBさんの目のあたりから、涙のようなものがポロッと床に落ちました。
 
 
あ・・・Bさんも泣いている・・・
 
 
でも、ヒゲ先生は容赦なくたたみかけます。
 
 
ヒゲ先生:「君は家で練習をしてこなかったのか?」
 
 
Bさん:「・・・いえ、してきました。」
 
 
ヒゲ先生:「どのぐらい?」
 
 
Bさん:「・・・毎日1時間音読してきました。」
 
 
ヒゲ先生:「でも覚えられなかったんだな。」
 
 
Bさん:「・・・はい、すみません。」
 
 
ヒゲ先生:「すみません、で済まされる世界じゃないんだよ!役者という仕事は!」
 
 
ヒゲ先生の声が大きく鋭くなってきます。
 
 
Bさん:「は、はい・・・すみません」
 
 
ヒゲ先生:「いいか、役者が本番の舞台でセリフが飛んだら、どうなると思う?
 
 
同じ舞台に立っている役者仲間に迷惑がかかるし、見ているお客さんもガッカリだ。
 
 
テレビや映画だったら、また撮り直しだ。撮影クルーと共演者、みんなの時間を奪うことになる。」
 
 
Bさん:「・・・」
 
 
ヒゲ先生:「セリフが飛んだ時に、『家でしっかり練習してきたんです』なんて言い訳が通用すると思うか?どれだけ家で練習してきたかなんて、他の人たちには関係ないんだよ。」
 
 
Bさん:「・・・」
 
 
ヒゲ先生:「家での練習時間は関係ない。練習なんてしなくても本番で完璧にセリフが言えるなら、それでいい。結果が全ての世界なんだよ!芸能界は。
 
 
もし毎日1時間練習しても覚えられない人は、毎日2時間、3時間練習してこなければならない。結果を出すために練習するんだ。練習した努力自体が評価されるわけじゃない。それが芸能界なんだ。
 
 
君たちは、そんな世界で生きていく覚悟があるのか?この程度でへこたれているようじゃ、とても無理だぞ?」
 
 
Bさん:「・・・」
 
 
ヒゲ先生はやり方は手荒ですが、たしかに言っていることは真実だと感じました。
 
 
このメッセージを伝えるために、Bさんを「吊るし上げの刑」に処しているのかもしれません。
 
 
・・・つづく。
 
 
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