From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「もしなる」のストーリーの中に登場する個性豊かな5人のメインキャラクターを、1人ずつ紹介します。
①迷う者:主人公マホ(28才)
・中学英語教師
・日本生まれの日本育ち
・英語は読み書き専門で、話すのはさっぱり
主人公のマホは、典型的な日本の英語教育(読み書き中心)を受けてきたタイプ。
テストの上では良い点を取れるが、英語を話すことにはさっぱり自信がない。
英語を教えることを仕事にしている自分が英会話に自信がないことに、大きなコンプレックスを感じている。
今までにも何度か自分の英語力を上げようとして英会話スクールに通ってきたが、思うように上達しなかった。
マホのキャラをひと言で表すと、「迷う者」。
・自分はこのままでいいんだろうか?
・どうしたら英語に自信が持てるようになるのか?
・英語を話せない自分が生徒を教えていて良いんだろうか?
と、いつも迷って悩んでいる。
②助ける者:チカコ(28才)
・中学英語教師
・帰国子女
・英語ペラペラ
マホと同じ学校で英語を教えている、明るくて元気な女性。
マホと仲良し。
アメリカ生まれのアメリカ育ちの帰国子女なので、英語を後から学んで身につけた経験はない。
チカコのキャラをひと言で表すと、「助ける者」。
マホの英語力アップを手助けしようとして、あれこれアドバイスしてくる。
ただ、自分自身は英語を体系的に学んだ経験がないので、「習うより慣れろ」の実戦1本やりの一方的なアドバイスになりがち。
テスト至上主義の日本の学校英語教育に対して、冷めた目で見ている。
でも仕事と割り切って授業をしている。
③守る者:あそ先生(48才)
・中学英語教師(柔道部顧問)
・学年主任(高圧的)
・英語は読み書き専門
英語教師だが、柔道部の顧問も務める男性教師。
身体が大きくて自信に満ちあふれている。
学校内に自分の権力を行き渡らせることを第一優先にしている。
高圧的な態度でマホやチカコを押さえつけて、自分の思い通りに動かそうとする。
あそ先生のキャラをひと言で表すと、「守る者」。
変化を嫌い、従来の学校英語教育の方法を貫くことに必死になる。
「英語なんて話せなくていい。読み書きができてテストで良い点を取れる生徒を育てるのが、教師の仕事。余計なことをするやつは許さない!」
が信条。
④導く者:ユウキ君(26才)
・英会話教室の講師
・達人タイプ(ソフト)
・素性が謎に包まれた青年
「本当に話せるようになる英語教育メソッド」の実践者。
日本生まれの日本育ちながら、トレーニングによってキレイな発音と正確な文法で話す力を手に入れた、「達人タイプ」。
物腰やわらかだが、芯の通った強さを兼ね備える。
ユウキ君のキャラをひと言で表すと、「導く者」。
分かりにくいコンセプトを、分かりやすくかみ砕いて丁寧に伝えるのがうまい。
⑤革命者:学院長(30才)
・英会話教室のオーナー
・達人タイプ(スパルタ)
・美人だが性格は男っぽくて、ビシバシものを言う
ユウキ君の師匠で、この英会話教室の創始者。
曲がったことが大嫌いで、いつも厳しい口調で周りの人達を見境なく叱り飛ばす。
日本にいながら英語力をネイティブ並に高めた達人タイプ。
ただ、言葉が少なく短気な性格なので、超スパルタな教育方針。
ユウキ君以外は誰もついていけないほど強烈なキャラ。
学院長のキャラをひと言で表すと、「革命者」。
圧倒的なパワーで、従来の英語学習の常識をひっくり返して粉々に破壊する。
(サブキャラ)あきらめた者:マホの生徒たち
・できる子とできない子の差が激しい
・英語がキラいな生徒が多い
・全体的にやる気なし
よくある典型的な中学生クラス。優等生の女の子はよくできるが、他のメンバーは全体的にあまりやる気がない。
難しい響きの文法用語に嫌気がさして、英語に対するモチベーションは下がっている。
マホと生徒たちの関係性をひと言で表すと、「あきらめ」。
生徒たちは「どうせ自分には英語なんて身につけられない。」と思っている。
マホは「自分の力ではこの子達の英語力を上げることなんてできない」と思ってる。
そのため、生徒と先生お互いにやる気のない形式的な授業が続いている。
以上が、もしなるのメイン登場キャラクターたちです。
「迷う者」マホが、「導く者」ユウキ君と「革命者」学院長に出会うことで、英語教育に対する考え方が代わり、生きる姿勢までも変えていくことになります。
たった一度の出会いが、マホの人生を大きく変えていくのです。
・・・つづく。
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