from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※スカイツリーの中で開催されている「大昆虫展」に、3才の娘と2人で行ってきた体験談の続きです。虫嫌いの方はご注意ください。
都心の観光地にある昆虫展など、たいしたことないと思っていたら、良い意味で期待を裏切られました。
確かに、イベントスペースの面積自体は、地方の同じようなイベントよりずっと狭かったのですが、そもそも展示しているものが昆虫なので、1つ1つのサイズが小さいのです。
水族館などと違って、1つの生き物展示にスペースを割かれないので、十分な種類の昆虫を見ることができました。
イベントスペースでは主に3つのコーナーがありました。
①生きている昆虫を観察するコーナー
②珍しい昆虫の標本を見れるコーナー
③生きているカブトムシ&クワガタに触れるコーナー
です。
僕は③の「虫の標本」の展示をこれまで見たことがなかったので、正直、最初は期待していませんでした。
「死んでいる虫を見ても、感動することなんてないだろう。図鑑で見るのと変わらないんじゃない?」
と思っていたのです。
でも、実際に標本を見てみたら、そのリアルさに感動しました。
図鑑とは大違いです!
動かなくても迫力満点!
標本は昆虫を生きている時の姿のまま保存しているので、立体感があって、発色もすごくキレイでした。
しかも、生きている虫の展示と違って、とても見やすい形で展示されています。
生きた虫は、見ようとしてもケースの端っこの方にいて見づらかったり、土の中にもぐって見えなかったり、まったく動かなくてつまらなかったりします。(これは、動物園や水族館でも同じだと思います。)
でも、標本はそういうことはありません。
珍しい虫の全身を、しっかり観察することができます。
さらに、たくさんの同じ種類の虫がズラッとキレイに並べられているので、大きさや色の違いなどを、じっくり比較しながら観察することができます。
今回のイベントで、僕の中にある「標本」という言葉に対するイメージが変わりました。
カブトムシ&クワガタに触れるコーナーが面白い
最後に、カブトムシ&クワガタに触れるコーナーに行きました。
ここも正直、僕はあまり期待していませんでした。
なぜなら、来場者数に対して昆虫の数が圧倒的に足りないだろうと思ったからです。
でも、こちらも良い意味で期待を裏切られました。
ビックリするぐらい、たくさんの数のカブトムシ&クワガタが用意されていたのです!
そのコーナーは、巨大な虫かごのような四角い箱形のスペースに、カブトムシとクワガタが放し飼いにされていて、その巨大虫かごの中に人間が入っていって触る、という作りでした。
巨大虫かごは金属製のアミで囲われていて、大きさ的には、高さ2メートルぐらい、横幅5メートル×奥行き10メートル程度だと思います。
その中には、木の幹(本物かどうかは不明)が何十本も立っています。枝や葉っぱはありません。
ただ、まっすぐな木の棒が1メートル感覚でたくさん立っている感じです。
その棒に、カブトムシやクワガタが配置されています。(ちなみにクワガタは、一番人気の王道、ノコギリクワガタです)
1本の棒につき、5~10匹程度の配分で止まっています。
自然界では絶対見れない光景
こんな光景は、自然界でも見たことがありません。
林の中でカブトムシとクワガタをつかまえる時には、他の虫がたくさんいる中で、選別していく感じです。1本の木で、2匹取れたら大成功!ぐらいの感覚です。
でも、この木の棒には、カブトムシとクワガタしかいません。
しかも、手で取りやすい位置に10匹近く止まっているのです。
この不自然な状況に、僕は逆にワクワクしました。
自分が子供の頃にタイムスリップして、少年の自分に見せたら、大喜びしたと思います。
人の数も多かったですが、それ以上にカブトムシとクワガタの数が多かったので、十分すぎるほど触ることができました。
そこで僕が驚いたのが、娘の動きです。
生まれて初めて見るカブトムシ&クワガタに対する娘の行動を見て、僕は度肝を抜かれました。
・・・つづく。
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