from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回の記事では、僕の上の娘(4才)の言動を週3回ペースでビデオ録画をしているお話をお伝えしました。
娘の日本語習得スピードは、僕ら大人の英語習得スピードに比べてかなり早いです。
とはいえ、毎日聞いている僕からすると、そのスピードはゆっくりに感じられます。
でも、録画したビデオを半年~1年程度のスパンで見返すと、大きな変化を実感できるのです。
これと同じ効果が、英語学習でも使えます。
毎日の英語学習の成果は、目に見えないほど小さなものです。
紙を1日一枚ずつ積み重ねていくような作業に近いです。
それを年単位で続けると、確実に揺るぎない高さに積み上がります。
でも、僕たちは自分の変化に気づけません。
だからこそ、自分の話す英語を記録して定期的に聞き返すことで、今の自分の英語との違いを客観的に知ることができるのです。
今回は、僕の英語学習記録の体験談をお伝えします。
英語学習を始めてすぐに、ボイスレコーダーをゲット
僕は、自分が英語学習を始めてから割と早い段階で、ボイスレコーダーを買いました。
当時通っていた英会話スクールの先生に、「自分の英語を録音して聞くと良い」と教えてもらったのがきっかけです。
その頃はスマホがまだ普及していなかったので、自分の声を録音するためには、大きなラジカセを使うか、ボイスレコーダーを使うかの二択しかありませんでした。
ラジカセは大きすぎるし、電源コードを差した範囲でしか使えないので、小型のボイスレコーダーを買うことにしました。
電器屋さんに行って実際に触ってみて、一番しっくり来るモデルを探しました。
迷った結果、パンフレットの表紙になっている最上級モデルを買いました。
音楽をやる人が、自作CDを作るのに使えるレベルの高音質で録音できるというのが、ウリでした。
非圧縮のリニアPCMという、高音質で録音できるモデルです。
さらに、本体のボタンをスライドさせると、USB端子が飛び出して、パソコンに直接差して音声データを取り込めるという、当時としては最新の仕様でした。
今振り返ると、英語の発音チェックをするだけなのに、このモデルは完全にオーバースペックです。
でも、僕はこの新しいガジェットを手に入れて、モチベーションが上がりました。
それから数年間は、「このボイスレコーダーを使いたい!」という欲求で自分の英語を録音し続けることができました。
ガジェット好きな僕としては、最初からハイエンドモデルに投資して良かったと思います。
初めて自分の英語音読を録音して聞いた時の衝撃
さっそく家に帰って電池を入れてから、試し録りしてみました。
自分が今やっている英語テキストの例文を音読して、聞いてみたのです。
ボイスレコーダーのスピーカーは小さくて音質が悪くて聞きづらかったので、パソコンに差して、さらにパソコンにスピーカーをつないで聞いてみました。
すると、確かにノイズの少ない高音質で取れていて、ビックリしました。
そしてもう1つ、自分の英語発音にビックリしました。
自分で思っているより、ずっと平坦なイントネーションに聞こえたのです。
「え?自分の英語はこんなにアップダウンがないの?お手本のネイティブ音声をマネしているつもりだったのに・・・」
僕は、自分の英語にかなりの衝撃を受けました。
そこで、実験をしてみました。
何度も録音して聞き返しながら、イントネーションをどんどん大げさにしていったのです。
「一回録音したら、すぐに聞き直しながら、お手本のネイティブ音声を聞き比べてみる。足りないと感じたら、さらに一段大げさなイントネーションで音読してみる。」
という作業を繰り返しながら、ネイティブ音声と自分の発音が同じぐらいのイントネーションに聞こえるところまで持って行きました。
その結果、自分の耳には「やり過ぎ感」がMAXになったところで、ちょうどネイティブ音声と同じぐらいに聞こえたのです。
ここまでやらないとダメなのか~!
と、気づくことができました。
高いモデルだからこそ、使い続けた
英語学習を始めてから、早い段階でこの気づきが得られたことは、僕にとっては大きなメリットでした。
もし、あのとき安いボイスレコーダーを買っていたら、ここで終わっていたかもしれません。
でも、僕はその後も「せっかく高いのを買ったんだから!」という理由で、ボイスレコーダーを使いまくりました。
その経験は、長期的に僕の英語学習モチベーションを保ち続けてくれたのです。
・・・つづく。
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