【自分の英会話の録音を、久しぶりに聞いてみると・・・】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

ボイスレコーダーを数年間使い続けたことで、僕は自分の発音を客観的に聞くのにだいぶ慣れました。

音読と瞬間英作文トレーニングで英会話の力が積み上がっていくにつれて、それまで考えてもみなかった新しい挑戦がしたくなりました。

人生初の海外を経験してみたくなったのです。

せっかくなら、旅行ではなく留学したいと思いました。

僕は社会人歴が長かったので、留学だけではなく、現地の企業に入って、日本人が自分だけという環境で働いてみたいと思いました。

幸い、僕が望むすべての経験を、3ヶ月間で実現できるプランを見つけることができました。

カナダのバンクーバーにある語学学校で、2ヶ月間西洋ビジネス文化やスキルを学びながら、実際に現地企業の仕事に応募します。

企業に採用されたら、残りの1ヶ月間を、インターン生としてフルタイムで働いて過ごす、というプランです。

僕は、当時の日本での仕事(ジーンズショップの店長)を辞めて、このプランに申し込みました。

カナダでも、自分の話す英語を記録

僕はこの時、親から借りたビデオカメラを、カナダに持って行きました。
当時のビデオカメラは、今のようにSDカードにデジタル記録するタイプではなく、物理的なカセットテープを入れて、テープの帯に記録していくタイプでした。

1本のテープに記録できるのは、確か1~2時間ぐらいだった記憶があります。そのため、たくさんの予備テープを持って行きました。

ビデオカメラ本体も今売られているモデルよりずっと大きくて重く、かなりの荷物でした。

でも、このビデオカメラが、自分が現地で英語を話すシーンをたくさん記録してくれました。

もちろん、今のように「自撮り」という概念はなく、レンズの画角も狭いので、レンズを自分に向けた状態でめいっぱい手を伸ばしても、僕の顔だけがどアップで映るだけです。

そのため、現地で他の留学仲間と一緒にいるシーンは、僕は映っていません。

でも、僕の声は入っています。

彼らと英語でやりとりしているシーンの声が、ビデオカメラに入っているのです。

この録画が、僕が現地でヘコんだ時に役立ちました。

自分の英語に自信がなくなる

この話は、別のブログ記事(カナダ留学編)で詳しく書きましたが、僕は現地に着いて最初の1ヶ月間は、かなりヘコむことが多くありました。
日本人が僕一人だけで、他の留学生はヨーロッパ系や南米系など、英語と同じラテン語をルーツに持つ国からやってきた人達でした。

そのため、彼らと僕の英語力には、大きな差を感じたのです。

しかも、みんな自分の発音をあまり気にせずに、ガッツリ母国語なまりの英語を話します。

なまり×スピードの早さ

で、僕はリスニングですごく苦労しました。

さらに、話題を振られた時にも、早いペースですぐに自分の意見を言うのは負荷が高くて、焦りました。

明らかに自分だけが他のクラスメイトよりも劣っているように感じて、ヘコんだのです。

そんな時に、僕に自信を取り戻させてくれたのが、「ホストファミリーからの励まし」と、「過去にボイスレコーダーで録音した自分の英会話音声」でした。

カナダ留学編の記事の方では、ホストファミリーからの励ましの言葉を詳しく書きましたが、今回はそこでは書いていないボイスレコーダーの話をお伝えします。

僕がカナダに持って行ったノートパソコンには、僕が英会話スクールに通い始めてしばらく経った頃のレッスンを録音したデータが入っていました。

カナダでヘコんでいる時に、ノートパソコンをいじっていたら、その音声データが突然出てきたのです。

最初は何のデータか思い出せず、とりあえずクリックしてみました。

そしたら、過去の自分のつたない英会話の様子が、クリアな音声で聞こえてきたのです。

・先生に質問を振られて、たじたじになっている時の声。

・クラスメイトと楽しくおしゃべりしている中で、文法がめちゃくちゃになっている声。

・言いたいことがまったく口から出てこなくて、あきらめた時の声。

そんな過去の自分の音声を聞いていたら、「この頃に比べたら、今はだいぶ上達しているのでは?」と、冷静になることができました。

そして、その現地で撮影したビデオの中から、自分の話す英語が録音されているものを探して、聞き比べてみたのです。

そしたら、自分でも驚くほど使うボキャブラリーや文法の正確さが増していることに、客観的に気づけました。

自分の英会話シーンを録音しておくと、数年後に聞き返した時に、自分の上達を客観的に見ることができます。

それが、自分のメンタルを救ってくれることもあるのです。

ちなみに、過去の録音データは、自分が英語の先生になってからも役立ちました。

 

・・・つづく

 

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